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思い出はあの日の夜の月に残されている
登場人物
小羽田 怜央(こはだれお)
この話の主人公。美木とは幼馴染 高校生
愛川 美木(あいかわみき)
怜央とは幼馴染 高校生
怜央「相変わらずすごいね...」
そう、彼女に尋ねる
美木「いいじゃん!!美味しいんだから!!」
そういい、彼女曰く最近はやっているドリンクを飲む。
毎回、学校帰りに必ずと行っていいほど毎日買っている。
信号機が赤だったから僕たちは足を止めた。
美木「まって!?明日って数学のテストあったよね...?」
怜央「そうだけど.....まさか」
美木「勉強してな〜〜い!!!!」
やっぱり....
信号が青になり、僕たちはまた歩き始める
怜央「じゃあ、明日僕の部屋で勉強しよっか」
美木「助かる!!」
そんな話をしていると、
美木「...?」
怜央「...どうs**「危ない!!!!」**
ドォォン!!!!
酷い音がなる。僕は、美木に突き飛ばされた
怜央「いてて...大丈夫!?美木______」
そこには、
血だらけの美木が横たわっていた。
怜央「はっ...?」
そこからよく覚えていない
気がついたら、病院にいた。
先生「愛川さんの様態は非常に悪く__...」
そんな話を聞いていたが、
今は、様子を見たい
どんなかんじなのか、どこを怪我したのか、
因みに、事故の原因は居眠り運転だったらしい。
そのあと、すぐ捕まったらしいけど、
---
今日、また学校に行く。
でも、いつも隣りにいた美木がいないだけで学校が嫌いになりそうだった。
授業中もいない
食事中もいない
下校中もいない
頼むから、死なないでくれ____
家にて
怜央母「怜央...!!!」
うるさいなぁ、なんだよ...折角の夏休みなのに
怜央母「美木ちゃん...目、覚ましたんだって...!!!」
怜央「!?」
そのとき、自然と足が動いて
支度をすぐ終わらせすぐに彼女のいる病院へと向かった
怜央母「でも、ちょっと様子がおかしいみたいで...」
様子...?
とにかく、急いでいった。
怜央「美木...!!!!」
美木のいる病室についた。
美木「...?」
美木「誰ですか?」
怜央「...え?」
一瞬、時間が止まった
先生「実は、当たりどころが悪く、記憶喪失になってしまったらしくてですね...」
僕は、ゆっくり美木に近づき
怜央「本当に...わからないの...?」
美木「...すみません、名前も思い出せなくって........」
あぁ、そっか....そうなのか..........
怜央「君は美木、愛川美木だよ。そして僕は小羽田怜央。幼馴染だよ。」
美木「私が美木...そして、あなたは小羽田さん?」
怜央「怜央でいいよ」
美木「じ、じゃあ...怜央さん」
なんだか、さん付けされるのはなれないけど...
無理に呼ばせるわけもいかないし
怜央「...僕に、美木の介護をさせてくれませんか?」
怜央母「怜央!?」
怜央「僕が彼女のことを一番知っているから...なんとかならないかなって...それに.....
彼女に守られたんだ。今度は僕の番なんだ...!!」
そう言い、拳を強く握りしめる。
先生「...わかりました、」
先生は、僕の覚悟を受け止めてくれたかのように言ってくれた。
そして、その日から美木の介護を始めた。
今日は、アルバムを見せた。
怜央「これは、僕たちが幼稚園生の頃の写真で...」
美木「わ...かわいい!」
怜央「こっちの女の子が美木だよ」
美木「えっ...!?うそ...」
でも、彼女は思い出さなかった。
ある日は、彼女が好きだったドリンクを上げた。
怜央「これ、学校帰り絶対に飲んでたんだよ?笑」
美木「...!!美味しいですコレ!!たしかに買っちゃう理由わかるかも...笑」
そう言うけど、思い出さなかった。
夏休みの宿題をいつもは最後らへんで終わらせるけど、
本気で頑張って一週間ですべて終わらせた。これも全ては彼女のため。
初日から、ずっと頑張ったけど
___最終日
なにも、進展がなかった。
あぁ、また退屈な学校生活が始まってしまう...
嫌だなぁ、
どうして、
こんどは、僕が守るって、..........
もう外は真っ暗。
月が見える。
怜央「__月...?」
昔を思い出す
美木「...あ、怜央さん、どうされたんですか?」
怜央「ちょっと、外行こうか」
昔、美木が公園で言ってくれた言葉を思い出す
美木「え?でももうよる...」
怜央「大丈夫。近くの公園に行くだけだから。」
そういい、昔美木とたくさん遊んだ公園に行った。そして、ベンチに座った。
美木「...いったい、何を?」
その時、昔の記憶が一気に蘇る。
それと同時に口が開く
---
---
~数年前の公園にて~
怜央「よるのこうえん、ちょっとこわいかも...」
美木「だいじょうぶだよ!!ほら、ついてきて!!」
美木について行き、ベンチに座る。
美木「うえをみて!!」
怜央「うえ...?.............わぁ...!!」
そこには、きれいに輝く満月があった。
美木「くらくても、どこまでもくらくても、
たいようにまけないくらいつよくひかってるんだよ!なんでだとおもう?」
突然の問いかけに僕は
怜央「え!?えっえっと...わかんない......」
美木「ふふっ!!...それはね、」
--- 「わたしたちをてらすためなの!!!!」 ---
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怜央「...夜の公園、怖い?」
美木「...すこし、」
怜央「上を見てごらん」
美木「上....わぁ...!!きれいな月____」
美木(あれ...?なにか既視感があるような...)
怜央「月はね、どんなに周りが暗くてもずっと照らし続けてくれるんだ。
太陽に負けないくらいにね...なんでだと思う?」
突然の問いかけに美木は...
美木「そっそんないきなり言われても...」
怜央「あははっごめんごめん!!」
今度は僕が、
怜央「それはね...」
美木を__
僕は立ち上がり
怜央「|僕たちを照らすようにするためだよ《わたしたちをてらすためなの!!!!》」
そう、美木に伝えた
美木side_______
怜央さんの頭の上には満月があった
そして、怜央さんがその言葉を放った時、
別の声が聞こえた。
その声は、小さな子供の声。
どこかの元気な女の子の声が__...
...いや、違う
この声は_______
美木「__月が、綺麗ですね。」
怜央「......!!!」
怜央「...はぁ、どれだけ心配したと...」
美木「ごめんって...!!さ、病院に戻ろう、《《怜央》》!!!」
私は元気よく怜央に伝える。
怜央「....うん、」
美木は、走って病院に戻るのに対して...僕は歩いている。
--- 「月はずっと綺麗でしたよ」 ---
意味がわからない人は調べてみてね☆