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七夕にサイタ。 #3
矢鹿倉 咲斗 (やしくら さと)
・高校1年の男子
・結衣と幼馴染
弓時 結衣 (ゆみじ ゆい)
・強気な高校一年の女子
・弥刀と仲が良い
星愚 凛 (ほしぐ りん)
・ミステリアスな高校一年の女子
・咲斗と友達。
・不思議なチカラを持っている…?
古不 弥刀 (こふ みと)
・結衣と咲斗と幼馴染
・高校1年
・咲斗が凛に浮気してそうだから警戒している
・結衣と咲斗結婚しろ委員会リーダー
先生
・主の最推し
夏…終わってるっ!?
「あの…放課後ちょっと話したいんですけど…」
そう彼女__星愚凛_に言われて、
飼育倉庫の近くに来た。
ここは夕焼けが綺麗と評判で、この日を見るために飼育委員になる人も多いんだとか。
「あ…結衣達に一緒に帰れないってメールしなきゃ。」
そう言って俺はスマホを取り出した。
スマホのロック画面には、モデル体型の母さんと、隣に俺。
まだ7歳の頃だっただろうか。
「母さん〜!マス?が釣れた!」
俺は小2の夏休みに家族…と言っても離婚した母さんと俺だけで近くの釣り堀に来ていた。
母さんは、病がちでいつも家からは遠い病院に通っていた。
だから俺は近所の、結衣の家に居候していたのだ。
でも母さんは無理をして夏休みに釣りが好きな俺と一緒に遊びに来てくれたのだ。
だけどっ……俺が目を離していた時にお母さんは立ちくらみが起きて、釣り堀に落ちてしまった。
そう。水没死。
俺はその時死という感覚がなかった。
世間知らずだったからだ。酷い子。親孝行もできない。
だから。死というものを調べた。いろんな本を読んだ。
いろんな事を聞いた。
なのに……必要ない知識だけが俺の記憶を薄れさせる。
本当の目的なんて忘れてしまったかのように。
その時、「遅れてすみません!」と大声で叫んだ。
「あぁ星愚か…で?なんの用だ?」
「あ〜一応咲斗さんって医学的なものも知っていますよね?」
医学…俺には必要のない知識の一つだ。無駄。
「まっまぁ…」
「じゃあ『星異病』って知ってますか?」
「な…なんて?」
「ですから…『セイイビョウ』です」
wats…?
「いや、英語出さないでくれます?」
「主な症状は今分かってるだけで、ちょい咳が出るのと、ジャンケンが確実にに負けやすいのと…」
「なんだよ軽い症状じゃん。」
「あと、私が特別に心を許した人間が、死んでいきます。」
「wats…?」
「だから英語出さないでくれます?」
「てか、そんな症状お前の近くにいたらヤバいやん俺」
「おい、返事しろよ」
「…グスッ」
「は?泣くなよぶりっ子は帰れや。」
おいっての…会話出来んやん
「とっとりあえず協力するから!調べてみるから!」
「あ…ありがとうございます…」
マジでぶりっ子とか俺が一番嫌いなタイプなんやけど…
約束しちゃったしな…調べてみるっきゃないか…
「えっと…日曜日に集合でいいか?」
「ヒャイ…」
__ここからだ。俺「ら」の運命が変わっていったのは。
これ、二ヶ月ぐらい前に書いたんですよね…
内容が馬鹿らしすぎて…(涙)
次回は1世紀後!
デュエルスタンバイ⭐︎