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2話 公園にいた、男の子
きらです!
2話目ですね〜
初兎ちゃんがどこかに行くところからです
初兎side
し「行ってきます…」
どこ行こう‥あまり人がおらんところ…
公園…なら、あまり遊具のない、□□公園に行こうかな‥
□□公園は子供もあまり来ないし…街灯もないから夏は天体観測とかする人もおるけど、普段は人がいないからここで過ごそうかな…
□□公園
着いた…思った通り、人が誰もいな…
ピタッ(立ち止まる)
え…誰かおる…?
そこには、俺と同じくらいの、水色と紫のグラデの髪の毛をした男の子がいた
何しているんやろ…
やっぱりここの公園辞めとこうかな…
でも、あの子…と話してみたい…
こんな時間に…家出とか…したんかな…?
し「ぁ…あの…」
ちょっと怖いけど話しかけることにした
?「…?どうしました‥?」
し「…もし、良ければ…一緒にお話しませんか…?」
急に話しかけたからびっくりしたかな…変な人って思われそう…
?「いいけど…」
し「…?」
やっぱり引かれたかな…
?「…君、怪我してるよ…?大丈夫?」
し「あ…これは、大丈夫です…」
?「何か…あったの?」
自分がこの子に話を聞こうと思ってたのに、逆に聞かれてしまった‥
し「え…あ、」
?「ごめん、急に‥ちょっと気になったから‥」
し「こっちで話しませんか…?」
?「いいよ」
ブランコに座る
し「さっきの話ですけど…」
?「うん」
し「…僕…」
初対面の人に話したくないけど…何故か話す気になっていた
し「兄から…暴力‥振るわれていて…」
?「…!」
し「‥それが辛くて…兄がいないうちに家を出て夜を過ごそうかって思ってここに来たんです」
?「親とか…いないの…?」
し「おるけど、仕事が忙しいみたいで…いつも夜遅く帰ってくるか、会社の方に居るかで…」
?「このこと…知らないの…?」
し「知らんと思う…言おうとしても兄に脅されたりしたら怖いので‥」
し「このことを話せる友達もいないから…ポロポロ」
急に泣いたら困るだろうけど…今までの辛さが蘇っちゃうから…
?「大丈夫‥?ヨシヨシ」
し「ありがとう、ございます…ポロポロ」
し「ごめんなさい‥急に泣いて…」
?「全然大丈夫だよ…僕が聞いたから思い出させてしまったんだし…辛かったんだね…思い出させちゃってごめんね…」
し「気にしないでください‥初対面なのにこんなに聞いてもらえてうれしかったです」
?「もし、君がまたここに来れるなら…だけど…」
?「辛いことがあったら…僕、話聞くよ」
し「…!ぇ…いいんですか…?」
?「うん!もちろん!」
し「ありがとうございます…」
?「全然…あ、君、名前教えてくれる?」
し「有栖初兎です」
?「そっか〜!しょうちゃんって呼んでいい?」
し「いいですよ」
ほ「僕ね、稲荷ほとけって言うよ〜大体の人はいむくんって呼ぶかな…」
し「そっか…!いむくんよろしくお願いします…!」
ほ「敬語外していいよ〜!よろしくね」
し「はi…うん」
仲良くなれた…のかな…?
ほ「あ…もう朝だ」
し「早いなぁ…」
し「俺、帰らんと…学校や…」
し「いむくんは…学校とか行ってるん…?」
ほ「行ってないよ〜しょうちゃん帰るなら僕も帰ろうかな」
し「ごめん…夜来れたら来るね」
ほ「うん!僕も来るね!」
し ほ「ばいば〜い」
2話終わりです
おつきら〜