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死にたがり2
僕は昔から白雪王子と呼ばれていた。
雪のように白い肌、白雪姫と同じぐらい大きい目
小さい頃は可愛がられた。
でも小学高学年になると周りの目は変わっていった。
「男の子なのに女々しくて気持ち悪い」
「女のくせに男子トイレはいるなよ気持ち悪い」
「名前からして女だよな」
何度も何度も言われた。
中学生になると陰口から本格的ないじめになっていった。
机にはリップで「るなちゃん、偽男の子ww」「男子トイレ来んな男女www」と書かれていた
体育の時にジャージから制服に着替えようとすると制服のズボンの裾が切られていた
周りの男がニヤニヤしながら見ているのを僕は知っている
あと中学生活も半年。
でももう心は限界だった。
通りがかりに殴られたり、悪口言われたり。
つらいときはネットに逃げる
一日を思い出して泣きながらTwitterをスクロールする
布団の中で鼻をすすりながらスクロールしてると不思議な投稿を見つけた
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「一緒に死んでくれる人募集中。渋谷です。死んでくれる人はDMください。場所と時間送ります」
こんなの詐欺かもしれないとわかっていても行きたくなってしまう。
もちろんDMをした。
「場所と時間聞きたいです」
返信をしばらく待ったけど返信は来なかった。
しばらくすると勝手に眠りについていた
朝、通知を確認すると返信がかえってきていた
「渋谷マンション 222−222 時間 明日 23時 できるだけ見つからないように来てください」
明日、、今日か、、。
今日、あのいじめっ子とおさらばなら好きなだけやってやろう。
決意を固めて僕はいつもなら重い玄関の扉を開けて学校へいった