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#王女の未来
二日目の朝がきた―
脱落者
一名―崩 羽血
side 布冥
それは二日目の朝の朝礼のことだ。
夢都が言った。
「何方か、人狼らしき行動をとった方を、お見かけありませんか?」
すると、Alice.さんが言う。
「は~い!僕は幻亡霊さんが外に出ているのを発見した!」
|楽園の癒雨《ヘヴズレイニー》さん(レイさん)も言う
「僕もね幻亡霊さんが外で誰かを押し倒しているのを見たよ」
「ということは幻亡霊さんが人狼でありまして?」
先生が言う。
「違うっ!私ではないっ!でも君たちは生きなければならない!」
幻亡霊さんの叫びがロビーに広がる。その時
「でも、私は誰か倒れていた人を助けていたのを見たよ?」
私が言う。
「それはこうだよ!君たちは生きないといけない」
『投票の時間だよ~!』
昼の投票が始まる
私は投票をしなかった。非投票は良いからだ。十分な証拠もないからね。
でも、駄目だった。
『えーとね、一番票が多かった、 幻亡霊さんが処刑で~す!異議なしだよね!』
私と彼氏の夢都、幻亡霊さん以外は頷いた。
「「っ……!」」
「……。しょうがないよね……………。疑われることしたんだし、。でも最後にみんなに言うね。」
--- 「私は、`死んでたんだ、心が`」 ---
「それだけよ」
心寧さんと仲が良かった彼女。たぶん彼女に向けて言ったのだろう。秘密の約束とかあったのだろうね。
そして、投票がおわり、皆がロビーから去る。もちろん心寧さんも
彼女の見送りもせずに
「心寧!行かな、私は…ここでいいんだ。」
苦しそうだ
「あら?まだ残っていたの?ホラ、帰りなさい。私は大丈夫だから。無実だから」
ギィ。
そう言うと彼女は霧の中に消えてしまった
そして、二日目も終わる。
---
side クレアン
---
私はアール様に名をもらったあと、早速仕事に取りかかった。
「こんにちは。誰かいらっしゃいますか?」
確か、この人はゲームの参加者だ。
そして、アール様が言う。
「いらっしゃい。 外の世界に出たいかい?」
「はい……!私は王家の娘ゆえ、ここで死ぬわけにはいきませぬ。」
「宜しい。クレアン、ドアを開けろ」
「はい……!?!?|この門《現実への門》は天使の羽でしか開けられぬゆえ、私じゃ開けられません!」
「クレアンは堕天使だろうが!堕天使の羽でも開くぞ!」
バサァッ♪
私の漆黒の羽を出す
「も…。フルスイングでやるので午後の仕事免除ですからね!」
「あぁ。いいぞ」
ギギィ
|通用扉《現実への門》が開く
そこへ幻亡霊さんが飛び込む
「またのご来店お待ちしてます」
パタン
「限界っ……。」
「お疲れ様。クレアン。休んでて」
「はいっ……。」
そこで私は疲れて寝てしまった。
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「さて、ここには堕天使もいるもんだね」
|私《ワタクシ》アールは呟く。
ここは架空の世界、。現実にとってはね。
でも本当は実在するんだ。
--- |危界《キカイ》 ---
と呼ばれる世界だ。|並行世界《パラレルワールド》みたいな感じの。
ここで証明されるのは、
《《ここは》》|遊戯《ゲーム》の世界ではなく、現実なのだと。ま、異世界転移だよね。
だから、死んだらここに運ばれるのは、死体を元の世界へ戻すためなのさ。
まだ、彼女たちは知らないけれどね
三日目開始
脱落者
行方不明… 崩 羽血(市民)
現実戻り…浜名 幻子(霊媒師)
最初の脱落者ですね。霧雨フラン様のキャラです。ありがとうございました!