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血の幻想#2
--- **第二話 正体** ---
???「はい。治ったわよ。あとは安静にしていれば大丈夫だわ」
霊夢「ありがとうパチュリー」
パチュ「で?そこの人は?」
ルナ「あ、えっと、後で説明します」
パチュ「そう」
霊夢「で、レミリアはまだなの?」
??「今連れてきたわ」
???「私もいるよ〜」
レミ「で、霊夢、なんのようかしら?」
霊夢「私じゃなくて、こっちよこっち。どーも半端ない能力持ち合わせているのよね」
ルナ「あ、どうも」
???「だぁれ〜?」
ルナ「まず……自己紹介から。ボクはルナ・ソリチュードといいます。後で紹介するリノの義理の姉だよ。えっと……じゃあ、今度はリノのばん」
霊夢「そいういえばそのリノって人は何処にいるの?」
その時、ルナの周りに浮いていた霊魂の一つが動いた。
??『ここだよ』
全員「………はぁ!?!?!?」
レミ「え、ちょっとまって、本当に人間なのよね……?」
ルナ「うん。これについても後で説明するつもりだから聞いて」
??『ちょっとは静かにしてもらえる?』
レミ「すみませんでしたね」
??『改めて……私はリノ・スカーレット。見ての通り霊魂だけど……よっと』
リノ「こんなふうに姉ちゃんの肉体を使うこともできる。さっき霊夢と戦ったときみたいにね」
ルナ『それでボクが霊魂になるという仕組みなわけ。はいしゅーりょー』
リノ『あ、ちょっとひどい!!』
ルナ「肉体貸してるとリノがなにしでかすかわからないんだもん」
リノ『うっ……一応、他の人の体に乗り移ることもできるよ』
レミ「じゃあ今度は私達ね。私はレミリア・スカーレットよ。ここ、紅魔館の主でもあるわ」
???「私は〜フランドール・スカーレット!!!レミリアお姉様の妹だよ〜!!」
??「わたくしは咲夜と申します。紅魔館のメイドをしています故、知っておいてください」
パチェ「私はパチュリー・ノーレッジよ。一応魔法使いね」
ルナ「よろしくお願いします!!」
霊夢「で、話してもらいましょうか。さっきの能力とか諸々」
ルナ「えっと……まず前提に、ありえないことでもボクを人間だと思っておいてほしい。というかふつーに人間だからね?………ボクの能力は『3つの魂を宿す』程度の能力。まあ、これはふつーなんだよね。で、リノが……」
リノ『私は【すべての能力を操る】程度の能力だよ』
ルナ「で、ボクはリノの能力を借りることができる。つまりはリノの能力も使えるということ」
霊夢「なるほどね……すべてがつながったわ。そりゃ諏訪子のスペカも使えるわけで………あれ?でもその能力の霊魂、1つ目がルナで、2つ目がリノってことはわかったけど…3つ目の魂は?」
ルナ「…………」
レミ「ルナ?どうしたのかしら?」
ルナ「数年前からずっと居ないんだよね〜」
フラン「ということは〜今は2つの魂を宿す程度の能力と化してるんだね〜」
リノ『まあ、そういうことかな』
パチェ「ちなみに3つ目の霊魂の名前なんという名前なの?」
ルナ「えっと確か……レオだっけな?苗字は覚えてないや。もう何年も前のことだから忘れそうになっちゃうんだよね」
レミ「レオですって!?!?!?」
ルナ「え?なになになになになに????」
フラン「レオって私達のお兄様の名前だよ〜?」
レミ「それに、今気づけば、私達吸血鬼にしかない性のスカーレットもおかしいわ。どうしてスカーレットなの?リノ」
リノ『え、どうしてって言われてもパパとママがそうだったからだよ』
???「全く、起きて来てみりゃなんの騒ぎなんだぜ?」
霊夢「あ、魔理沙起きたのね」
魔理沙「おう…ってあぁぁ!!!!さっきの!!!」
リノ『どもども。さっきので〜す』
レミ「ちょっと待って、情報が多すぎて理解ができないわ」
魔理沙「あ、ごめんごめん」
ルナ「まー説明すると、ボクとリノは義姉妹で、レオはボクらの友達。そしてレミリアさん達はレオとボクたちの関係とリノの苗字に困惑してるってことかな」
パチェ「あなた達が生まれた時代は?それによって、スカーレット家の歴史が関わってくるわ」
ルナ「んーと……向こうの世界に居たのは六、七年だから……こっちではざっと…………数千年は経ってるかな〜」
霊夢「つまりルナは人間じゃなくて長寿の妖怪……」
ルナ「だから妖怪じゃないってば!!!向こうの世界とこっちの時間の流れが違うから!!」
レミ「どうしてそれを知ってるの?」
ルナ「いや〜紅魔館ってボクらが昔住んでた館とすごい似ててさ〜。それに、こっちに来てからそういえばこんな感じの世界に元々いたな〜って……」
パチェ「まさか……もしかして!!」
フラン「え、なになに〜?」
パチェ「ルナは…あなた達姉妹の祖先かもしれないわ」
レミ「ええええええええ!!!!!!!!!!」
2025/05/17 記述 2045字 一言・・・今回は短い……?