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と め な い で
( そろそろ 飛び降り よう )
そんなこと を 考え ながら 、
脱いだ コ ー ト の 隣 に |遺言書《メッセージ》 を 静か に 置き 、
心 を 落ち着かせる 。
そして 、
俺 は 勢い よく 暗くて 冷たい 地面 へと ダイブ しよう とした 。
____ 突然 、 誰か に 強い力 で 腕 を 掴まれた の だ 。
vau 「 っ はぁ っ 、 はぁ っ 」
「 なん ッ で 、 」
vau 「 や っ 、 と 、 見つけた ッ … 」
… っ は ?
なんで 、 なんで 此処 に vau が …
( バレない よう に 気 を つけてた のに ッ 、 )
見られた 。
死のう と した ところ を 。
どうしよう 、 また 迷惑 を かけてしまう 。
嫌だ
触るな
やめて
これ 以上 俺 に 関わるな 。
困惑 した 頭 を 必死 に 動かし 、
どうにか 会話 を 続ける 。
「 っ 、 離せ 」
vau 「 嫌 だね 」
「 なんで 」
vau 「 離したく ない から ? 」
「 … っ 、 __マジ 、 意味 わかんない 、__ 」
俺 は vau に 聞こえない くらい の 小さな 声で 、
そう 呟く 。
案の定 、 vau に 俺 の 声 は 届か なか っ た ようで 、
vau 「 んぁ ?
何か 言 っ た ? 」
と この 雰囲気 に そぐわない 、
い っ そ 軽薄 な 声音 で 聞き返して きた 。
____ 俺 、 どうすればいいんだ 、 ?
何 を すれば 、
穏便 に 済ませる こと が できる ?
考えろ 。
俺 は また 必死 に 頭 を 回転 させた 。
そしたら 、
いくつか の 選択肢 が 思い 浮かんだ 。
1、腕 を 振り払う 。
2、vau に 自分 の 思い を 伝える 。
3、vau も 巻き込んで 一緒 に 飛び降りる 。
どれ が 正解 だ ?
できれば 3 は やりたくない な 、
てことで 、 3は なし 。
だけど 、
あと 2つ 、 どちら が だれ も 不幸 に しないで 済む 方法 なんだ ?
…… だれか 、 たすけて 、