公開中
SECRET 弍話
吹き付ける風は、弱くならない
ただクロスとアニーの体を押すだけ
2人は、街の中心部に来ていた
『rebellion』の拠点があるのは街の西の方である
本来であれば、中心部を通らずに西部の突っ切って行っただろう
ただ、二人は「足りていないもの」があると気づいた
それはこの街に誰がいるのか、何があるのかをまともに調べていないことだ
任務にあたる際、その前の仕事に集中しすぎていて、すっかり調査を忘れていたのだ
2人は最初焦っていた
すると、ネーシェから連絡が入った
『もし、街の情報に困っているのなら、中心部に行くといい。そこには凄腕の情報屋がある。『peace』も、よく世話になっているところだよ。状況を説明すれば、なんらかの情報は提供してくれるだろうね』
と、いうことで、2人は今中心部に来ているのだ
場所は黒い2階建ての建物
ネーシェはそう言っていた
ちょうど中心部の駅の近くにそれらしき建物があった
2人はそこへ向かっていくのだった
建物の前につき、2人は扉を押した
中は暗く、そして静かだ
ネーシェの話によると、情報屋は地下にいるらしい
カプセル型のエレベーターに乗って、2人は地下に向かった
10を超えるほどのコンピューター
その周りには数えきれないほどの機械
地下の光景は、そんな感じだ
そして椅子に誰かが座っている
『ディック』、彼が、凄腕の情報屋である
クロスはディックに
「『peace』の諜報員のクロスだ。お前がディックで間違いないか?」
と言った
するとディックは
「あってる」
と、短く言った
片目は前髪で隠れているので、表情が読み取りにくい
数秒間の沈黙が続いた
ディックが口を開き、
「この街のマフィアについてか?」
と言った
クロスは首を縦に振った
ディックは「わかった」とだけ言って、クロスたちに背を向けた
20秒後
ディックは振り返り、二人をみた
「このマフィア『rebellion』は、ざっと3年前にできた組織だ。ボスの名前は『ジャクス』。知っているだろうエルフだ。そしてその側近が『キャサリン』という少女だ。こちらは人間だが、能力がもはや怪物レベルらしい。あとはそこそこ強い構成員がいる。今調べたのはこれで以上だ」
クロスは唖然としていた
たった20秒で、クロスたちが知らなかった情報を調べ上げた
さすがは凄腕の情報屋、クロスはそう思った
「助かった。情報ありがとう」
クロスはそっけなく言った
ディックは「役に立てたならよかった」といい、再び別の仕事に取り掛かった
ディックの住処を離れたクロスたちは、街の北部に向かった
ディックの情報から考えると、今戦っても勝ち目がない
だから、戦闘技術を向上させ、武器を強化することにした
そのために2人は、北部にある『peace』の本部に戻っていたのだった
こんにちは
昨日ぶりですかね
結構早めに弍話を出しました
今回も新キャラ登場しましたね
情報屋という設定は個人的に好きです
さぁこれからどう動くのでしょうか
参話もお楽しみに