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拾弐
みつばの声は、あの日よりも低かった。
ないこはその声に一瞬怯み、慌てて皇賀姉妹を連れてきた。
愛「突然なんなんですかぁ?」
舞「なっ、あんた・・・!」
みつば「お久しぶりです。あんた達の大っ嫌いなみつばが帰ってきましたよ」
舞「嘘でしょ!?だって、アナタは私達が徹底的に追い詰めて追い出したはずよ!」
愛「ちょっとお姉様!?」
舞「だってそうじゃない!私は愛のために、アナタの評価を下げて愛を引き上げてきたのよ!なんでわざわざ帰ってきたの!?」
愛「お姉様!もうやめて!」
舞「どうして止めるの!?みつば!あんた、変なとこで粘るんじゃないわよ!さっさと死んでくれれば・・・!」
愛「お姉様!ないこ総統が聞いてるんだよ!?」
舞「え?・・・あっ」
こえ「どういう、ことなの・・・?」
LAN「ふざけないでよ!君たちはずっと嘘をついていたのか!?」
舞「違うわ!」
ないこ「もう言い逃れできないよ!それ相応の罰は覚悟しておけ!」
みつば「そんな事言ってられないと思うよ、ないこ総統」
ないこ「え?」
みつば「今ここにいる幹部全員に告げます。私に謝罪していただけるなら、お兄ちゃんにとりなして、戦争は無かった事にします」
その場は静まり返る。やがて皇賀姉妹が笑い始める。
愛「何言ってんの?馬鹿じゃない!?謝る訳ないでしょ!」
舞「私達に嫌われるあんたが悪いのよ!」
ないこ「2人が謝るのはまだわかる。でも、俺たちは何もしていないんだから、謝る必要なんてないだろ」
みつば「・・・そうですか。それじゃ、ぶちのめすしかありませんね」
みつばは持っていたブザーを鳴らした。
ビーーーーーー!
ガッシャーーーン!
天井が壊れ、6人が落ちてきた。
すち「あーあ。ここで謝ってたら、チャンスはあったのにね」
りうら「チャンスを棒に振ったな」
ないこ「は!?なんでお前らがここにいるんだよ!?」
こったろ「ちなみに、攻撃してるのは俺たちだけじゃない」
ないこ「!?」
パリンッ!
王座のステンドグラスが割れ、瓜の国の幹部達が入ってきた。
なろ屋「話は全部かなめさんから聞いてる」
サムライ翔「みつばはなろっちにとっちゃ、妹みたいなもんや」
そらねこ「僕の大好きなお姉ちゃんでもあったんだ!」
KAITO「大切なみつばへの所業・・・!許されることではない!」
のっき「みつばさんのためにも、絶対に許しませんよ!」
かもめ「ここまで来たら、徹底的にやってやるからな」
こーく「何があってもぶっ潰すから、覚悟しといてね〜」
ラメリィ「時の国側は28人。俺たちに勝てるかな?」
たけ「さぁ、みつばの復讐の始まりだよ!」