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主人公は今日も今日とて馬鹿にするーテスト編ー
第二話、テスト編です。
中学生を苦しめる存在……
それはテスト…そう。定期テスト…
神は残酷だった…ついにミキ達に中間テストがやってきたのだ…
(なーんて、偉い人っぽく言ってみたけど)
ミキは勉強がかなりできる天才型なので、重要視はしているが、そこまで苦ではない。
(うっし、まぁサクッとやっちゃいますか)
「それではテストを始めてください。」
合図があってからすぐにミキはペンを手に取る。ちなみに今回の教科は
科学である。
しかもミキの十八番教科なので、サクサク進む。
(よし。)
コト…とペンを置き、見直しに入る。
そして…回答用紙をス……と机の端に移動させた。先生にバレないように、こっそりと。
(ここの学校、カンニング対策ゆるいんだよな)
ある意味クソな学校であるが、今のミキにとっては好機である。
……そう。カンニングだ。
(私がカンニングをするんじゃなくて…)
カンニングを「してもらう」のだ。
テスト体形のミキのとなりはちょうどあのいじめっ子。
あ、ちなみにいじめっ子の名前はユキナね。
……それで、カンニングさせてあげるってわけ。
答えは、もちろん何一つ合ってない。
ユキナは科学が苦手〜とか言ってたので丁度よかった。
( じゃんじゃんうつしてくれよ)
人の自滅は面白いので、早くみたいものである。
(あー、楽しみ。)
最後に高速で回答を書き直し、テストは終わった。
えげつない事するねって思った?
いや、カンニングしてきたのはあっちだしぃ?
もう、テストの点数が楽しみ過ぎて寝れないかも〜!
主人公えぐいですねえ