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流れ星ときみ。 3
本当に本当にありがとうございます
私もう泣いてます
まじでありがとうっ…
「誰?」
何度も何度も心の中で問う。
そのたびに「気がつけよ」しか言ってこなかった。
でも、今日は様子が違った。
「誰?」
返答がかえってこなかった。
なんで?なんで?
私は声の主との生活が習慣になっていたようで寂しく感じた。
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気がついたら、私の周りには人が集まっていた。
今まで言われなかったような言葉がたくさん言われるようになった。
「千春ちゃんすごいね!」
「千春って頭よかったんだ~!今度勉強教えてよ~!」
「中村さんって可愛いよね」
今まで散々言われたとげのような言葉がなかったかのように。
みんな先生に怒られたの?どうしたの?
しかもその日からあの声が聞こえなくなるなんて。
私はどうしちゃったんだろう。
「寂しくありませんように」
え…?
「お前そう願っただろ?」
声が聞こえた。彼の声。どこかで聞いたことがあるような、この声。
いつもより落ち着いていたけれど、すぐに分かった。
―私は、寂しくなくなったんだ
家族にもなぜか褒められるようになった。
勉強もなにもできないし努力もしていないのに。
「頭いい」だなんて。
嬉しくて、嬉しくて、涙があふれた。
あの日、言葉のナイフをたくさん刺されたとき、兄が励ましてくれた。
兄は私ばっかに手をかけてくれた。
だから、兄が事故に遭った時、兄は好かれてたから私に攻撃が飛んできたんだ…。
「お兄ちゃん…」
「早く気がつけよ。ばーか。やっぱ毒舌演じてもばれるよなぁ」
「お兄ちゃん!ねえ!お兄ちゃん!」
その日からまた声は消えた。
私の肩に被さっていたものが取れた気がした。
想像難しいですよね、ごめんなさい
こっから先はまた明日更新します。
ファンレターまってます。あとありがとうございます。