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3日目 昼 別行動の2人
💻「投票結果、追放者藤原由紀子。襲撃先、中田愛。ミニゲームを開始する。」
適応力が高いのか、わたしはもう慣れてしまった。見慣れた顔並びである。
🧵「騎士…生きてるよね?」
💙「襲撃先の確率が高くなっている…。」
👻「愛…いいやつだった…。」
🌸「…次はわたし、なのかな…?」
🍀「人狼は、まだ生きとるんか?」
🐱「こわ…。」
わたし含め6人が、不安げな顔を見せる。
まだ、人狼が全て生きていてもおかしくはない。
由紀子は、人狼だった可能性が高い。霊媒師に頼るしかなさそうだ。
愛は、市民だったのだろうか?それとも、|CO《カミングアウト》していない騎士?
したくない想像が張り巡らされて、息が詰まりそうだ。
👻「由紀子は人狼だったよ。岬とか、怪しいのかもしれない。」
🌸「違うよ、普通の市民!だって、いきなり人狼白って言えないでしょ!」
どうしよう。まずい。すごく、まずい。
🐱「…ねえ、占い師がいなくて、どうするの?」
💙「ひとまず解散じゃない?」
🧵「それもそうかもね。」
わたしは個室にこもった。
たたみに寝転がる。どうすれば、勝てるんだろう?
なんとか、ミニゲームで…
🧵「なまむぎなまごめなまちゃまぎょ!」
💙「やっぱ噛んじゃう?」
🧵「隣の客はよきゅきゃききゅうきゃくだ!」
💙「笑笑。」
あんま笑笑を言う人いないと思うけど…
相変わらず、葵と高音が怪しい。
由紀子は人狼確定だから、アイツらが人狼と狂人か?
よつばはふわふわパンを食べている。
萌と、真綾といっしょにお茶会。
わたしだけが、怪しまれているんだ…
なんとかしなきゃ。
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💙「今日のミニゲーム、予想してみない?」
🌸「いい、ね。」
怪しまれないよう、共感した。
🍀「大人数で楽しめるような…隠れんぼ?」
🐱「じゃ、わたしは鬼ごっこ!」
👻「いやいや、絶対お化け屋敷。」
🌸「そ、こは絵描き歌。」
🧵「わたしは誰でしょうかな、あの当てるやつ。」
💙「じゃ箱の中身はなんだろなに一票。」
もしかしたら、わたしは退場してしまうのかもしれない。
不安だ。
💻「今日のミニゲームは、ワタシは誰でしょう。ヒトリずつ、質問していく。はいかいいえで答えられるモノだ。誤ったことを教えたら強制退場。」
わたしはカードを頭の上へと持つ。
15回の質問結果、リンゴだった。
🐱「サッカー!?16回もかかるわけだあ。」
🍀「アメリカって、ありなんか!25回は上等な方やろ。」
💙「エンピツ…12回でいけたら、いいかな。」
🧵「花…13回、惜しい!」
👻「げ、ゲーム!持ってないよぉ、24回もかかっちゃった。」
葵に投票権が追加された。
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👻🍀「「岬。」」
真綾とよつばである。
👻「わたしたち、睨んだんだよ。葵と高音が怪しいって。」
共感した。思っていたところだ。
🍀「やから、葵に票を固めようと思うんさ。やる?」
🌸「うん。」
わたしはうなずいた。
葵に一票入れる。
わたしは、そう決めた。
それなのに…
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夕方、わたしたちは投票のために集まった。
そして、怪しんでいた葵が口を開いた。
どうせ、泣き言だろう。わたしはそう思っても、聞いてあげた。
💙「|CO《カミングアウト》します。わたしは、《《人狼》》です。」
いよいよ終盤です。