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ヤミノタンジョウ
…?
あれ?ここどこだ?くらい。まっくらだ。だれもいない…さみしいよ
「きゅ!」
きみ、だれ?
黒い手乗りサイズのうさぎのようなものを見つめた。つい来いと言うように後ろを振り返りながら走っていってしまった。
まって ひとりにしないで どこにいくの?
ヨタヨタと立ち上がると追いかける。その中で「あぁ、歩きかたってこうだったな」というような気持ちが入り混じる。なんで、こんな気持ちになるか分からないけど。必死で追いかけた。
やがてぴたりととまり、振り返った。
「…?」
裂け目のようなものがあり、そこから隙間風が吹いている。
「……?」
一体どこに繋がっているの?と言うようにウサギを見る。その視線に気づいたのか気づいていないのかウサギは、肩に飛び乗る。
「…?」
もう一度問いかける。どこにいくの?と。
「せかい」
不思議な声だった。意味もわからないけどなんかワクワクした。
このまっくらなとこよりはいいかも。
じっと裂け目を見つめてから意を決して飛び降りた。
ーーーーそうして世界にヤミノコドモが放たれたのであった。
読んでくれてる人っているのかな?(泣)
でも自分が描きたいから描いちゃう自己中だぜ。