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昼休みのランチ時、私はみんなの誘いを断って一人で食べる。あんまり構われたりしたくないのであまり人がいないところで弁当を食べる。今日は依子ちゃんのパンで作ったフルーツサンド。あんまり食べれるものが少ないから自然と絞られていく。
「なんか、可哀想な子に見えてきた、、、、w」
一人食堂の死角で一人細々と食べてる自身にそんなことを思い始めている一花。
「あれぇ?一花ちゃんサンドイッチ2切れで大丈夫なのぉ?」
一人食べていたかったが1-A女子軍団に話しかけられてしまった。
「あ、私逆にアレルギー多いからこれくらいしか食べれないの、、、」
「アレルギー多いのに小麦は食べれるのね」
蛙みたいな子、、、、蛙吹さんが聞いてくる。
「これ、ママの友達が作ったパンで小麦を使わないで作ったんだって」
嘘だけど。
「へー」
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ランチ中にダル絡みされたとは言え一緒に食べることもなくランチ時は大人しく過ごすことができた。教室に戻り、自分の席に向かう。今日の夜中に「仕事」がある。今、彼女がしているのは人に害を為す喰種の退治だ。やっぱり手には目を歯には歯をの精神で行けばそうなった。強い奴もいるがクインクスのみんなが同行してくれるので助かっている。
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学校が終わり、家に帰る。家とはいっても習が貸してくれているマンションの一部屋だ。
「ただいまー」
「あ、おかえり」
ここにはパパと住んでいる。ママは弟の世話で東京にいなきゃいけないからいまは別居状態になっている。私のためにとは言えすこし申し訳ない感じがする。
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「いやー今日ねすごいクセの強い子がいたんだよ!」
「えー?そうなの?」
晩飯のときにあの萌黄るなの話をした。
「萌黄るなって子でね、すっっごい裏表が激しくってね」
「みんなと話しているとなんか可愛い子なんだけどね私と話しているとなんかいやーな感じするんだよね」
「、、、女の子って怖いね」
パパが苦笑する。
「私にもよくわからないや」