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首領秘書との出会い
ビルの立ち並ぶオフィス街。
一つのポスターを見詰める男が居た。
蒼 「ふむ、何でも屋…。」
興味深そうに小一時間見続けた後、
ビルへの一歩を踏み出した。
【イラッシャイマセ,依頼デスカ】
ビルのエントランスで無機質な声が響く。
蒼 「いや、ポスターを見て来た。」
【左様デスカ。最上階ヘゴ案内致シマス】
エントランスの奥の扉が開きエレベーターが現れた。
一歩踏み込んでエントランスの方へ振り替えれば扉は閉じ上昇を始めた。
沈黙は長くは続かずベルの音を立てて扉が開いた。
零 『あ~…よし。』
スピーカーから声が響く。
零 『よく来たね。いらっしゃい。此処は何でも屋…Absolute Vantaだ。今から面接を始めさせて貰おうか。』
そう、通告が来た蒼はエレベーターから一歩を踏み出して辺りを警戒しながら歩いていく。
大きな扉の前、警戒しながら扉を開いて中を見る。
そこには小さな机が置いてありその横に男が立っていた。
零 「やぁ、いらっしゃい。」
男は怪しげに微笑みながら手を振る。
蒼 「貴方は…?」
零 「あぁ…。言ってなかったね。僕は此処の首領の零だよ。」
蒼 「零さんですね。俺は蒼と申します。」
零 「じゃあ、面接の説明をしようか。」
零 「僕が5秒数えるから数えきるまでに何かしてみせてよ。」
蒼 「何か…。」
零 「能力とかね。」
おもむろに準備運動を始める零。
そしてカウントを始めると同時に片手を前に出した。
蒼 「おっと…、」
糸のようなものに繋がれ蒼は自分の意思での動きを封じられる。
蒼 「零、此方を見なさい。LOOK__。」
零は蒼を見て固まった。
蒼の能力は行動支配___。
目を合わせている相手の行動や思考を支配することが出来る。
零 「っ…、ははっ…厄介だね。」
零 「でも…残念♪僕に能力は効かないよ。」
蒼 「効きづらいだけでしょう?」
零 「何で知ってるかなぁ…。」
零 「ほら、5秒経ったから。」
蒼 「首領、俺は合格でしょうか。」
零 「合格だよ。」
零 「Absolute Vantaへようこそ。僕は君を歓迎するよ。」
零は微笑んで両腕を広げた。
これが、最初のメンバー
天崎 蒼との出会いだった。