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3話 目覚め
れるは起きる。姫は白いベットに寝かせられ一定のリズムで寝息を奏でる。ただ寝て
いる居るだけなのに綺麗だった。まるで月の妖精のような美しさだ。
「ん…。」
#名前#は起きる。思いっきり伸びをしている。ベット横の机に置かれた一つの花瓶。
トリトマが咲いている。その花は美しいと思ってしまった。
「れ…、るお…、うじ…。」
震えながらだけど名前を呼ばれる。れるは手からそっとブローチを見せる。華やかな
ピンクダイヤモンドに青いリボンのブローチ。驚くような瞳を見せ
「こ…、のブロ…、ーチ…、って…?」
途切れ途切れに質問をする。
「あげるで!」
れるは笑顔で渡す。口に手を当てたまま驚いた表情で
「あ…、りが…、と、うご…、ざい…ます…。」
感謝を述べる。感謝なんて全然いいのに。
「あんまり居ってもしんどいやろうし、部屋出るな!お大事に!」
れるは#名前#の部屋を出る。れるは窓を見つめる。外には昨日は見た色とりどりの花が
咲いている。れるは一人国王様の部屋へ向かう。そっと扉をノックして
「れるです!#名前#様が目を覚ましました!」
そう言いながら部屋へ入る。整理された部屋は整っている。そのあとれるは驚く
言葉を言われた。
「すまないが…、高橋家と残りの時間を南国で過ごすことになった…。国はれる、
#名前#に託すことになった。」
国王様は目を伏せながら謝ってくる。まぁ、亡くなるまでの時間は幸せに。
「わかりました。姫にも伝えておきます。」
れる達はそうやり取りを交わす。この国で起こっていること、なにもかも。
「失礼しました」
れるはそう言い部屋を後にする。
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れる様はピンクダイヤモンドのブローチをくれた。とても綺麗だった。
「あんまり居ってもしんどいやろうし、部屋出るな!お大事に!」
私のことまで考えてくれて優しいな。でもまだ少しだけ話してたいって思ったの。
なんか初めての経験。男の人と居ると過呼吸になっちゃうのに。
「もうちょっと…、話してみたいな。」
なんか口に出ちゃった。でもこれは本心なんだよね。暇だから私は自分の誕生石、
ピンクダイヤモンドについて調べ始めた。れる様がくれたのもピンクダイヤモンド
だっけ。私はそっと本を開く。そこにあった内容は「完全無欠な愛。」私は不思議な
感情を抱いたのかも。なんか一緒に居ると安心できる居場所。これが恋ですか?
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れるは#名前#の部屋をノックする。
「入るで!」
ガチャリと扉を開ける。ブローチをベット横の机に置き本を読んでいる。こちらを
見て驚く素振りを見せた後にっこり笑って
「れ…、るさま…。ブ…、ローチ…。えっと…、」
感謝を伝えようとしているっていうことがわかった。感謝なんて要らないのに。
「そう言えば国王様が国をれる達に託すって!話はそれだけ!ごめんな!」
れるは部屋を出る。でも#名前#が「まって」って言ったことには気づけなかったんだ。
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なんでだろ?れる様といると落ち着く。お父様とは違う安心感。これってなんですか?
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