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一ツ眼リッパー殺人事件 ( 曲パロ )
るあ
・ あお 、つむぎ 、未菜 、レレン君が出てくるよ !
( レレン君はルーレットで決めました 。嫌だったら言ってね ‼️ )
・ レレン君 → あおちゃん の描写があるよ !
・ レレン君の口調があやふやだよ !
・ つむぎ君がシスコン気味だよ !
・普通に人が死ぬよ !
・ 1部歌詞と違うところがあるよ !
それでもいい方はどうぞ !!
先に曲を聴くとあんまり楽しめないかも … ? 最後に本家のリンクを貼っておきます !
もう秋が終わるんだなぁ ……
なんだかいつもよりも空気が肌寒い感じがする 。
あお「 うぅ … 寒いね … 」
レレン 「 それな … 」
未菜「 レレンは寒くないでしょ ? 雪男だし 」
あお 「 え 、嘘 … そうなの ? 」
レレン「 な訳あるか !! 」
フツーに寒いし雪男じゃないわっ !!!
レレン君の声が通学路に響き渡る 。
未菜 「 あははっ ! 冗談だよ 」
あお「 な ー んだ …… びっくりしたぁ 」
レレン「 あおも信じるなよ … 」
帰りの時間 。私はこの3人で笑い 、ふざけ合いながら下校するのが大好きだった 。
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未菜 「 あたしこっちだから 。じゃあね 」
レレン 「 じゃあな 〜 」
あお 「 うん ! また明日ね 〜 ! 」
3人とも帰る方向が別なのは少し寂しいなぁ …… そんなことを思いながら歩いていたら
私は見てしまったのだ 。
あお 「 っ …… え … ? 」
「「 一ツ眼の殺人鬼を 。」」
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─ ここは何処なんだろう 。見たことの無い部屋 、白い壁 …
あ 、ここ病院なのか …… うっ 、なんだか全身が痛い …
?? 「 ─おッ !! 」
未菜 「 あおっ …… !!! 」
レレン 「 大丈夫か !あお !! あっ 、ナースコール押さないと … ! 」
あお 「 … 未菜 、レレン君 … 」
目が覚めた瞬間 、すぐに2人が駆け寄ってきてくれた 。
未菜 「 目が覚めてよかった … 」
ほっとしたように未菜の顔に笑顔が戻った
そんなに心配してくれてたんだ ……
レレン 「 あおと同じように切り裂かれて死んだ人がもう2人もいるんだよ … ッ !! 」
あお 「 えっ …… そ 、そうなの … ? 」
初めて聞いた話だ 。学校でもそんな話は聞いたことがない 。
未菜 「 … ねぇ 、こんなこと聞くのもあれなんだけどさ … 、犯人について 、なにか覚えてるとこはある ? 」
あお 「 …、思い出せない … 思い出そうとすると頭が痛くなって … あ 、でも 」
そうだ … 覚えてるのは1つ
あお 「 あぁ 、 … 一ツ眼リッパー ? 」
レレン 「 一ツ眼 … 」
未菜 「 リッパー … ? 」
あお 「 うん 。…… 少しだけ 、脳裏に浮かぶの … " あの子 " の笑顔が … 」
未菜 「 え … それって ? 」
あお 「 うん … つむぎなんだけど 、少し前からおかしくなっちゃったの 。ほら 、あの時とか … 」
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つむぎ 「 姉さん 、今日帰り遅れるってどういうこと ? 夕飯もいらないって … 」
あお 「 えっ ? あぁ 、ちょっと友達とファミレスに行って話さないといけないことがあるの 」
つむぎ 「 それって 、ファミレスじゃないとできない話なの ? メッセージでいいじゃないか 。」
あお 「 でも私 、約束してるから … 」
未菜 「 あお 〜 !待たせてごめん ! さ 、ファミレス行こ ! 」
あお 「 未菜 ! 」
つむぎ 「 すみません 、…… 僕 、姉さんと一緒に帰るので 。 」
あお 「 へっ …… !? 」
未菜 「 えっと …… つむぎ君? あおは今年の狐渡し祭りの叶の巫女になったんだ 。その事につい色々話さないといけなくて … 」
つむぎ 「 そんなのメッセージでいいじゃないですか 。とにかく 、僕は姉さんと帰るので 」
あお 「 ひゃぁっ !? つ 、つむぎ …… !待っ …… !! 」
つむぎに腕を掴まれてずりずりと引きずられていく
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あお 「 つ 、つむぎ …… ? 」
なんだか様子がおかしい気がする
つむぎ 「 …… 姉さんは僕だけのものなんだ … 」
小さな声で 、つむぎは何かを呟いた 。
でも私には何も聞こえなかった
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あお 「 ──ってことがあって … 」
未菜 「 あったね ー … 」
レレン 「 …… シスコンだな … 」
あお 「 … ッ 、」
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つむぎは臆病だけど優しい子だった 。
でも何故か私以外には心を開いてくれなくて
最近は … なんというか 、私に執着しすぎている
背後から気配がする時もあるし 、多分それもつむぎだ 。
はっきり言って異常だと思う 。
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─ 事件について少し調べてみると 、この事件の被害者はみんな 、私の知り合いの男の子だということが分かった 。
あお 「 つむぎは必ず … 私を殺すよ 」
未菜 「 ッ … そんな 、」
レレン 「 それならずっと 、俺が傍に居るよ … ! 」
未菜 「 うん 、レレンがそばにいてくれるなら安心だね … 」
レレン君だって怖いはずなのに 、私の手をぎゅっと握ってくれた 。
なんだか心強いな … 感謝しなきゃ
レレン 「 ……俺が守ってみせる 」
あお 「 ? 」
レレン 「 ──あぁ 、なんでもない 」
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?? 「 … どういうつもり ?」
??? 「 どういうつもりって ? 」
?? 「 とぼけないで … あの子に手を出したら許さないから 」
??? 「 それはこっちのセリフだ 。」
?? 「 …… 」
??? 「 あの子はお前のものじゃない 、あの子は俺のものだ 。誰にも渡さない 」
?? 「 あの子は ███ が守ってみせる 」
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でも 、本当につむぎが犯人なら 、あの子は私が正してあげないと …
そんなことを思いながら 、私は姉弟2人で路地裏を歩いていた 。
つむぎ 「 ッ 姉さん … これって … 」
あお 「 え 、なに …… ? 」
ぼーっとして前を向いていなかった … 私がゆっくりと顔をあげると ─
あお 「 えっ …… み 、未菜 … ? 」
─ そこにはひとつの血溜まりと死体が転がっていた 。何度も刺された跡があるがソレは確かに未菜だった 。
でもおかしい事がある 。つむぎはさっきからずっと私と二人でいた 。ということは … 犯人はつむぎじゃなかったの …… ?!
─ 目の前に一ツ眼の狐の面を被った男が現れる 。
あの時見た殺人鬼と とてもよく似ている 気がした
でも … じゃあ 、 " 本当の犯人は ? "
レレン 「 なぁ 、だから言っただろ ? " 傍にいる " って 」
あお 「 えッ …… レレン … 君 … ? 」
嘘だ …… 信じられない 。信じたくない
ずっと友達だと思っていたのに 、未菜を 、みんなを殺したのって … レレン君だったんだ
レレン 「 仕方ないだろ ? 傍にいるなら他のやつは殺さないとまた寄ってくるんだから 。」
レレン君が私に刃を向ける 。 危険だ … 危険人物だ 。頭ではわかっているけど恐怖で動けない …… 私 、殺されるの ?咄嗟に私は目を瞑った 。これしか出来ることがなかった 。
つむぎ 「 ッ姉さん !!! 危ないッ !!! 」
── ザシュッ !
痛くない … どうして ? 確かに人を刺した音がしたのに …
……もしかして … ッッ !!!
嫌な予感がした 。予感だけで終わってくれていたら良かったのに
── 現実とは時に無情なものである
あお 「 つむぎッ …… !! 」
私を庇うようにしてつむぎが倒れていた 。
あお 「 お願い … ! 起きて ! つむぎっ …… つむぎっ !! 」
私は泣き叫んだ
あぁ 、私はどうしてつむぎの事を一瞬でも疑ってしまっていたのだろうか … なんてダメなお姉ちゃんなんだろうか …… 本来は私がつむぎを守らないといけなかったのに … !!!
レレン君は静かに私達を見下ろしていた 。
そして静かに口を開いた ……
レレン 「 これからはずっと二人でいられるな ? 」
─ それは誰のハッピーエンドなのだろうか 、私は知らないし 、知る由もない …… ─
初曲パロ小説だぁ … !!疲れたけど楽しかった!!
狐渡し祭りとかはゲームのくだりです
ゲームはほぼ最初しかやった事ないけど …
??と???の会話のところは本家様のMVの再現です !
どうでしたか ? また曲パロやってみたいな 〜 … !
本家様の曲も是非聞いてみてね♪↓
https://www.youtube.com/watch?v=HlEGvsf6u2g&list=RDHlEGvsf6u2g&start_radio=1