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「紅いナイフと悲涙の少年」第二話『信じたくない事実』
--- 自宅 寝室 8:00AM ---
⛄️?「`良い目覚めだな`」
さてと、《《あいつら》》の状態でも見に行くとするか、
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--- 自宅 地下室 8:15AM ---
⛄️?「`やぁ、久しぶり`」
縛られた手足、
口につけられたガムテープ、
怯えているその目、
全てが素晴らしい
⛄️?「`ふふっ、今日の僕は機嫌が良いから特別に喋らせてあげる`」
僕は1人目の口に貼られたガムテープを剥がした
🦍「はぁ、、はぁ、、なん、で…おらふ…くん、」
1週間ぶりに聞いたその声はとても掠れていた
⛄️?「`あははっ!ドズルさーん?なんでって、聞かなくても分かるでしょ?`」
🦍「…おま、えは、、だれ、だ…っ、」
⛄️?「`おらふくんだよ?`」
🦍「嘘、、つくな…っ、」
⛄️?「`ふーん、やっぱり気づいちゃうか`」
⛄️?「`君も喋りたいよね?許してあげる♪`」
僕は2人目の口に貼られたガムテープを剥がした
🍆「いい、加減にしろ…っ、おらふくんを、、かえせ、ッ」
⛄️?「`何でバレるのかな…w`」
⛄️?「`ぼんさーん?返せって言っても、あいつが出てくる訳じゃないんですよ?`」
ほんといい顔するなぁ、
⛄️?「`もうそろそろ殺したいけど、、`」
⛄️?「`まだ2人足りないよね?`」
🦍「…おま、ッ」
⛄️?「`ふふっw`」
やっぱり勘が鋭い、、
面白いなぁ、
…死んでほしいなぁ、
⛄️?「`おんりーとMENもすぐに、、こっちに連れてくるからね♪`」
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--- ドズル社 オフィス 9:50AM ---
🍌「はぁ…またいない、、」
これで9日目か…
🐷「今日もいないの?」
MENがドアを開けて聞いてきた
🍌「うん、、やっぱりおかしいよね、、」
🐷「何かに巻き込まれてるかもしれねーな」
海外出張なんて…断ってれば良かったのに、、
そう思ってしまう俺は最低なのだろうか
🐱「2人とも〜!!仕事が追いつかない〜!!」
🐷「ネコおじさん!?」
分厚い資料を持ったネコおじさんがバタバタと走っている
雪「2人いないだけでブラック企業なるってどういうことですかぁ!?」
千代「まじで大変すぎる…疲れた、、」
眞恋「辛い…辛いよぉ…!足がいだいぃ…」
有流「ちょ、誰かああ!!この資料落とした!?!?」
優「そんなの良いから早くスケジュール調整してよ!!」
スタッフさん達も大忙しだ…
🍌「俺たちもやろう」
🐷「ああ」
俺たちはモニターと睨めっこしながら仕事に取り掛かった
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--- 自宅 地下室 12:30PM ---
⛄️?「`あははw`」
⛄️?「`痛いよね?苦しいよねぇ?w`」
🦍「ぅ…ッ」
🍆「くッ…そ、、」
無我夢中で奴らを殴り続ける
アザも少し目立ってきた
⛄️?「`…あ、w`」
良いことを思いついた
我ながら天才だ
⛄️?「`おい、出てこい。特別に許してやろうw`」
そう言って僕は中に引っ込んだ
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⛄️「…ん、っ?」
あれ?僕なんでここに…
⛄️「…え、?」
目の前には傷ついたドズルさんにぼんさん、
僕の拳は赤くなっていた
⛄️「…嘘、、だ、ッ」
信じれなかった
⛄️「何、これ…全部、僕がやったん、?」
てことは…
⛄️?『`…ドズル社を皆殺しにする目標がな、`』
⛄️「僕が皆んなを…殺そうとしてるの、?」
あの第二人格じゃなくて、、
僕が、?
…違う
僕は…違う、
⛄️「こんなことしない…!僕は違う…!!違う違う違う!!!!僕はこんなことっ!!!」
そう叫んで手のひらを見つめる
⛄️「…ほんとに、してないの、?」
⛄️「…」
🦍「おら、ふ…ッく、」
🍆「っぁ…ッ、、ぁ、、」
2人の声が耳に響く
『ドズルさんは医学部だったんですね〜!』
『社長やってるなんて凄い!!』
僕にはそんなの無い、
『え、ぼんさん俳優だったんですか!?』
『あの映画に一瞬出てただけでも凄いっすよ!』
僕にはそんな経験無い、
⛄️「…っ、」
『おんりーって元エンドラRTA日本一のあのおんりー!?』
『話し方可愛いし、歌みたの高音綺麗〜!』
僕はそんなに凄くない、、
『MENの博識やばいな、、』
『建築上手すぎでしょ!?さすMENだわぁ』
僕はそんなに優れてない、、っ
🦍『おらふくん!』
🍆『おらふくんw』
そんな人達が、
🍌『おらふくーん』
🐷『おらふくんっ!ニコッ』
僕になんで構う?
僕を嘲笑ってる、?
なんで僕は才能が無いの?
なんで僕は皆んなみたいに優れてないの?
⛄️「…あは、あはは、、、w」
僕は、僕は、僕は僕は僕は!!!!
⛄️「`あははっ!!wあははははっ!!!!あははははははははは!!!ww`」
⛄️「…」
⛄️「`皆んななんてイラナイ`」
ボクより優れてるなんて、ユルサナイ、
⛄️「`…殺して、、ヤル…ッ`」
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--- おらふくんの中 ---
🔪「`ふふっw思ったより上手くいったな…w`」
あいつの思考を操作して、悪いイメージを付けてやった
これで僕が手を汚す必要は無くなった、、
🔪「`あいつが仲間を殺す姿、、`」
🔪「`この目にしっかり、、焼き付けないとな`」
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殺すと言った、
許さないと言った、
それなのに、
どうしてこんなに、
苦しくて、
辛くて、
⛄️「`悲しいんだろう…っポロッ`」
🍌「おらふくん、?」
🐷「何…これ、、、っ」
どうして今来るのかなぁ…っ
⛄️「おんりー、、MEN、、、っ」
次回、「赤いナイフと悲涙の少年」最終回
おつなーこ!!