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【東方ヤンデレ#3】こいし編
「あなたの名前」は下の名前だけ入力してください。
・著しいキャラ崩壊(こいし)
・東方二次創作
・ヤンデレ
・ちょっと怖い
・夢小説
注意事項は以上です。
どのキャラがどれ系統のヤンデレかはど偏見で決めています。
フランドールちゃんは物理で監禁しないけどとにかく2人でいたいから引き留める感じか?
妹紅さんは物理で監禁したりする感じだなぁと。
こいしちゃんはどういう系統になるのでしょうか?
#あなたの一人称#は、最近地霊殿の主、さとりさんに出会った。
人里のそのへんを歩いていたら、特徴的な見た目の少女がいたので声をかけてみた。
すると、地底に館があるということを教えてくれた。
その館までの道のりは少し過酷だけど、道がわかれば割とすぐに辿り着ける場所。
だから#あなたの一人称#は今日、地霊殿に向かっている。
初めて地霊殿に来た時は、少しばかりびっくりした。
なぜなら、こいしという少女が、信じられないほど#あなたの一人称#に興味を持ったから。
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さとりさんに聞いたことによると、どうしてか最近はこいしの様子がおかしいらしい。
夜に突然起きたと思えば、暗闇の中館をうろついて、
「#あなたの名前#…#あなたの名前#…」と呟いたりもしたらしい。
紅魔館に突撃して、大魔法図書館の中を走り回り、
「#あなたの名前#に好きになってもらう方法が書かれた本が欲しいの!!」と
パチュリーさんに叫んだこともあったらしい。
さとりさんはそれから、初めて会った時よりも気が弱くなってしまった。
喋り方も掠れたような喋り方に変わってしまった。
さとりさんと話したいので、今は地霊殿に向かっている。
洞窟を歩く。かすかな足音でもコンコンと響く。
今日は洞窟にいつもいたはずの妖怪がとても少ない。
少なくなったというより、もしかしたら「寄り付かなくなった」かもしれないけれど。
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歩き続けると地霊殿が見えてきた。
なぜか前よりもどんよりとした雰囲気になっていた。
どうしてか、カンカンと甲高く軽々しい、走っているような足音が聞こえた。
でも、どこからも人の姿は見えない。
「#あなたの名前#ーっ!!」
声が聞こえる。間違いなくこいしの声だった。
正直恐怖が勝ってしまい、洞窟の方に咄嗟に体を引き返して洞窟から逃げようとした。
すると、さっきまでの足音が突然止んだ。
こいし「そっ…か。#あなたの名前#は、私のこと、大嫌いなんだよね。」
あたりまえ…だよね。私は、嫌われ者だから」
何かとてつもなく申し訳ない気持ちが込み上げてきた。
背後からこいしの声が聞こえるのに、振り返ってもこいしの姿はない。
#あなたの名前#「う…ごめんなさい」
思わず謝ってしまった。
そして少し下の方に目をやり、目線を元に戻すと、なんと目の前にこいしが居た。
#あなたの名前#「………こいし?」
こいし「そうだよ。どうして毎日、地霊殿に来てくれないの?」
#あなたの名前#「…だって、ご、ごめん、そんな余裕もないから」
こいし「余裕がなくても来てよ…私、毎日寂しいの。お姉様に叱られたりもしたの」
#あなたの名前#「でもそれは…、こいしが変なことしちゃうから」
こいし「え?」
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こいし「私は何も悪いことも、変なこともしてないのに…?」
こいしはかなり悲しげな表情をした後、すぐに下を向いた。
#あなたの名前#「…ごめんっ」
申し訳なくなってしまった。
だけど、こいしは明らかに《《おかしい》》。初めて会った時は割と純粋だったのに、
たくさん会いに行くたびに、徐々に狂っていった。
それも、#あなたの一人称#のせいなのかもしれない。
#あなたの名前#「その、こいしは、何も悪いことなんてしてないから」
こいし「本当?」
うるっとした目を見せながらこいしはこちらを見上げた。
その顔は充血していたがとても可愛らしかった。
#あなたの名前#「うん、本当だよ。だけど、さとりさんを困らせることはしないでね」
こいし「……わかった」
そう言い残して、#あなたの一人称#は今度こそ洞窟の方に向かい、帰ろうとした。
その瞬間、腕に冷たい手に触れられた感覚が走る。
こいし「待って。行っちゃうの?」
#あなたの名前#「……」
#あなたの一人称#は、地霊殿に入ると《《何か》》があると確信して、
今日地霊殿に入るのは危険だと思ったので、引き返そうとしたのだ。
だけど、こいしに引き留められてしまった。
#あなたの名前#「ごめんね、#あなたの一人称#、やることがあるから」
こいし「いやだ、嫌だ!!行か、行かないでーっ、#あなたの名前#!!!」
こいしは#あなたの一人称#の背中に抱きついて泣きじゃくった。
こいし「やだよぉっやだよぉ!!行っちゃいやーっ!!」
抱きついていたため、その声は少しくもっていた。
さらに背中に抱きつく、こいしの手の力が強まる。流石に少し苦しくなった。
#あなたの名前#「……地霊殿に入ったら、許して、くれる?」
こいし「ぅ…うんっ」
こいしはにっこりと微笑んだ。その笑顔はとても可愛らしかった。
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地霊殿に入ると、中は少し暗かった。
奥の方にはひとつ、火が灯っていて、なかなか雰囲気があった。
火の灯りが見えなくなったと思ったら、火の前にさとりさんが立っていた。
さとりさんはこちらを見て、急に走ってきた。
#あなたの名前#「!?」
こいし「お姉様…!?」
さとりさんは息を切らしながら、こいしの肩に手を置いた。
さとり「こいし、あなた、#あなたの名前#さんに何もしてないわよね!?」
こいし「何もしてないよ…?お姉様、疑いすぎだよ、やっぱり酷いね?」
さとり「……これ以上#あなたの名前#さんに迷惑をかけてはいけないわ!!
もちろん、#あなたの名前#さん以外にもよ!」
さとりさんから、聞いたこともないような力強い声が出てきた。
諭すような声だった。
こいし「分かってる。でも、これが普通でしょう」
こいしは笑ったような声色で、静かにそう言った。
さとり「………」
さとり「とにかく、迷惑だけは絶対にかけちゃだめよ」
こいし「だから、分かってるよ。ね?」
さとり「分かったなら、いいわ…。」
さとりさんは自室に戻った。
相当こいしが狂ったことを実感していたのだろうか。
さとりさんは、こいしを最悪な奴だと思っているような感じだった。
#あなたの一人称#はこいしに同情した。
#あなたの名前#「ねえ、やっぱり#あなたの一人称#…帰った方がいいかも」
こいし「!!」
こいしはまた驚いた表情をした。
#あなたの名前#「ぁ…やっぱり、何でもない」
こいし「…だよね。じゃあ、一緒に遊びましょう?」
#あなたの名前#「いいよ。どんな遊びする?」
こいし「お人形さん!!」
#あなたの名前#「じゃあ、あっち行こうか」
こいしは少し健気に戻ったように見えた。
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遊んだ。遊び疲れた。
喉を乾かしながら、おままごとや人形遊び、読み聞かせなどをした。
こいし「今日は楽しかったよ!それじゃあ、またね」
#あなたの名前#「ありがとう。またね」
重々しい扉を閉めて、#あなたの一人称#は洞窟の方に向かった。
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こいし「うふふ…。あれから、お姉さまもずいぶん安心したようだったけど
無意識のことを忘れたのかしら?」
こいし「今もこうして、#あなたの名前#のことが見えてる。
どうして、気づけないのかしらね。」
こいし「さあ、これからも、ずぅーっ……と、見ていてあげるわ、#あなたの名前#!!」
こいしちゃんは監視系でしたね。相変わらずビミョいです。
実は主人公がこいしに同情したところから「無意識に」こいしに心を奪われていましたね。
無意識強すぎ。
次回は霊夢編です。お楽しみに!