公開中
貴方という季節の中で
ほこり
こんにちわ、久しぶりです~
是非見てってね~
冬が来た。草花は枯れ、雪が舞う。私はこの季節が『□□□』だ。
一年前、と言ったら遡りすぎるだろうか。私には隣で笑ってくれる彼がいた。本当に、幸せだった。けど彼は、違ったのかな。いつからだろう、いや、最初からだったのかな。
私、信じてたよ。貴方のこと。なのに、なのにさ。私は一番じゃないんでしょ。どうせ、二番目。
その日は五年記念日だった。
その日にプロポーズしてくれると思ってたの。私って、ほんとばか。最初から私のことなんて、眼中になかったんだね。結局、朝まで返信は来なかった。午前零時、冷え切った私の心だけが残る。やっと来た返信は、
『バイト入った』
の、一言だけ。
私との予定はいつも後回し。なのにバイトに裂く時間はあるのね。可笑しいと思った。私は人一倍感が鋭いの。けど、いつだって私が信じたいものを信じた。そう、私は自分の違和感に嘘をついて誤魔化してた。貴方のことを信じていたかったのかもね。そんな中やっと約束を取り付けられたの。五年記念日に。もう私、26歳だよ?結婚したいの。私だって。貴方の前では完璧な私で居たいの。だから、急かさなかった。貴方に嫌われたくないの。そのために私なりに可愛く着飾った。自分磨きだって頑張ったのに。私じゃ、最初っからダメだったんだね。薄々気づいてたよ、分かってたよ。恋する乙女を舐めちゃダメ。次は嘘くらい上手につかなきゃね。
彼の...
彼の口元に、知らない影が重なっていた。待ち合わせの場所で、彼は...私じゃない誰かを見ていた。彼があの子のマフラーを直す指が、やけに優しくて、吐き気がした。私、負けちゃったんだね。予感はしてた。覚悟はしてたよ。朝から連絡はつかないし。私との予定を忘れて、私との待ち合わせ場所に居たの。あーあ、ほんと馬鹿馬鹿しい。裏切られたんだね、私は。私は彼のもとに向かい、ビンタを頬に。
『、最低。』
それだけ言って、立ち去った。立ち去ったというよりは逃げた、という方が的確かもしれない。ごめんね。可愛い女じゃなかったね。私なりに努力してたよ。好きだったよ。心から。けどダメだったんだね。私じゃ、きっと違ったんだ。
雪降るあの日 私は捨てられた。
冬が来た。草花は枯れ、雪が舞う。私はこの季節が『大嫌い』だ。貴方を思い出してしまうから。貴方の暖かさを欲してしまうから。
『やるなら墓場まで持ってってよ、ばか。』
私はこの季節が『大っ嫌い』だ。
違う系統もやってみると面白いですね。それではまた逢う日まで。