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r<Wt_%++;L 悪夢はまだ終わらない
奏者ボカロファン
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―詐欺師視点―
いてててて······。
毎度毎度、なんでこんなにも雑に転移させるんだろうか。
自分のキャラも、人様のキャラも、こんな雑に扱っていいんだろうか、いいや、よくない(何この漢文古文みたいな構文)。
おまけに、何この廃病院。
明らかにオバケとか出そうなんですけど···(泣)。
賭博師「兄さん。震えてるぞ?」
詐欺師「ふ、ふるるる、ふる、震えて、な、ななないよ!?う、うん!!」
呆れた様な、蔑む様な目で見られた。
弟よ、頼むからそんな目で見ないでおくれ。
---
―賭博師視点―
情けないくらいに怯えてる兄さんの事はほっといて、辺りを見回す。
今いるのは、魔宴メンバーと八色星団メンバーの計16人。
しかし何故、本来元の世界線に帰るはずの我々がここにいる?
まさか、ゲームはここからが本番、とかじゃあないよな。
もしそうだったら、命を賭けてでも生き残ってやる。
すると···。
__???「「「どわぁぁぁぁ!!」」」__
何処かから複数人の悲鳴が聞こえてきた。
少しして、虚空に黒い穴が現れる。
そしてそこからまた人が数人降ってきた。
相変わらずざっついな。
???「ってぇ······何処ここ····。」
???「びっくり したぁ···。 みんな 大丈夫? 怪我無い?」
???「ウワァァァァ!!に、ニンゲンだァァァァァ!!」
???「|折角休めりといふに。《折角休んでいたというのに》············。あなあさまし。」
カタコトだったり、ニンゲンに怯えてたり、めっちゃ平安京な人いたり···。
奏者「え、ちょっと待って。誰?」
ボカロファンが困惑しながら問い掛ける。
すると、病院の中から2人の人影が現れた。
その人物は······。
―からくると本体だった。
---
―クロウ視点―
いきなり変な穴に落ちたと思ったら、全く知らない人達がいる廃病院に辿り着いた。
おまけに、病院の中からも知らない人が2人出てくる。
もうわけが分からない。
すると、2人のうちの片方、白衣を着た女性が口を開いた。
本体「やぁ、さっきぶり!!魔軍のみんなは···始めましてだね。私は片翼の奏咫者···奏者ボカロファンの本体だよ!!」
本体と名乗る人物が笑顔で自己紹介すると、首輪を着けた男性が「知ってるんだけど···」と呟いた。
いや、あの人身長たっか。
本体はその人の呟きもお構い無しに続ける。
本体「とりあえず······みんな自己紹介くらいしたら?」
その言葉を始めに、次々と自己紹介をしだす。
魔軍奏者「えっと 私は ユーザー名 "奏者ボカロファン"って いいます! よろしく おねがい します!」
奏者さんが頭をペコリとさげる。
すると、向こうにいた、ヘッドフォンをつけた緑と黄緑のオッドアイの少女が驚いた声をあげる。
魔宴奏者「貴方も奏者ボカロファンなの?実はね、私も!本名は違うけど。」
魔軍奏者「本当? 不思議! 私も 貴方も 奏者! 不思議! 不思議!」
成る程。
"奏者の本体"がいるからには、様々な世界線に"奏者ボカロファン"がいる、というわけか。
なんか不思議だな。
てふてふ「僕はユーザー名てふてふ。んで、こっちは妹の|永遠《エンダー》。よろしくね。」
てふてふさんが自己紹介をすると、|永遠《エンダー》さんもお辞儀をした。
???「あの、1つ気になったんだけど······。」
赤いドラゴンとのハーフっぽい少年が手をあげる。
???「あの、さっきからユーザー名って···どういう事?」
あ、そっか。
僕達がいる世界はちょっと特殊だから、他のみんなはユーザー名じゃなくて本名を名乗ってるんだ。
てふてふ「僕達がいる世界···#コンパスは、本名ではなくユーザー名を名乗って生活する世界なんだ。だから、本名は名乗らないというか、なんて言うか。」
てふてふさんがみんなに説明をすると、彼らは頷いた。
そして、自己紹介が再開する。
シュオン「私はユーザー名シュオンです。よろしくお願いします。」
いつもの様に、畏まった感じの敬語口調で言うシュオンさん。
そしてその横には。
ラット「俺はユーザー名ラット。これでも一応薬品作成が得意なんだ。」
リオセスリ「リオセスリだ☆こう見えて元若き魔王!!」
え、ちょっと待ってね。
なんで本編にも登場してない2人が先にこっちに来てるんだろう。
しかもフィアリーさんセトさんもしれっといるよね。
なんで??????
てふてふ「本編より先にこっちって···本体は何してんのさ···。」
|永遠《エンダー》「色んな人がしれっと。」
本体「あー···えっとぉ、これは〜···仕方なかったと言うか······。」
本体が言い訳じみた事を言い出す。
とりあえず自己紹介を全員終わらせた。
八色星団を名乗る人達の方を見て、オルフィーさんが怯えている。
オルフィー「お、お前ら、ニンゲン、だよな!?」
黄詠璃「人間は人間でも、能力持ちの人間です。」
へぇ···意外といるんだね。
能力持ちのニンゲン。
こっちだとよつじさんくらいしかいないから、凄く希少な存在だと思ってた。
世界って不思議。
本体「さて···君達を此処に呼んだ理由だけど。」
一通り落ち着いた事を確認し、本体が口を開く。
そして、言葉を発しようとした瞬間だった。
突然大きな稲妻が迸り、辺りを照らした。
稲妻に照らされ、彼女の全体がはっきりと映る。
―今まで薄暗くて見えていなかったが、彼女の身体は大量の返り血で染まっていて、手や頬に付いた血を美味しそうに舐め取っていた。
胡橙音「い······嫌っ······!!」
胡橙音さんが怯え、震えながら後退る。
その場の空気が一瞬で凍り付いたのが分かった。
本体は、我々をジットリと見つめ、そして言った。
本体「アーア······勘付かれちゃったかァ···。どうせ直ぐ話す予定だったし···いいか。アァ。見ての通り、ゲームはまだ終わらない。ここからが本番と言ってもいいくらいさ。」
さっきの口調から豹変した。
低く、生命を脅かす様な恐ろしい声色だった。
藍生「は······嘘だろ···。だって、さっきまで、あんな······。」
堕天使「どういう事なんだ?」
2人が詰め寄ると、本体は笑った。
本体「はは···。そのまんまの意味だよ。············あとは頼んだ。」
すると、何処かから「了解!」という陽気な男性の声が聞こえ、筒状の物体が降ってくる。
それは着地したのと同時に爆発し、辺りを煙で包んだ。
フィアリー「ゲホッゴホッ······なんだよ、これ!?」
魔狼「ヤバい······催眠····ガ·········ス、じゃ··········。」
その正体が催眠ガスだと気づいた頃にはもう遅かった。
段々と意識が遠のいていき、そして、暗転した。
---
―黎夜視点―
黎夜「うぅ······ここ···は······?」
目を開けると、薄暗い建物の中にいた。
確か、催眠ガスで眠らされて······。
って、あれ?
黎夜「零桜?みんな??何処にいるんだ?」
さっきまで一緒にいたはずの八色星団、魔宴、魔軍のみんなが見当たらない。
すると、胸元辺りからノイズ混じりの声(ほぼ悲鳴)が聞こえてきた。
魔宴奏者『もしもーし、マイクテスト、マイクテスト!!メーデー!!メーデー!!メーデーェェェェ!!どうしよう、能力使えないし蜘蛛がいる!!』
え、能力が使えない?
そんなわけと思い、能力を使おうとしたが···。
黎夜「あ、あれ!?超能力が使えない···!?」
どうやらこの空間に強力な魔力規制がかけられている様で、全員の能力が使用不可能になっていた。
からくる「じャア、ルールノ説明するネ!!」
なんか魔宴の方の奏者さんの悲鳴が聞こえた気がしたが、それを遮ってからくるが説明を開始した。
からくる「とッテも簡単だヨ!!こノ10階建テの病院、何処を使ってもイいかラ、ボクと本体カら逃げテね!!」
こんな簡易的な鬼ごっこなのかと思った。
だったら、さっきよりもまだマシだと。
しかしそれは大きな間違いだった。
からくる「あ、デモ、最後の1人になルマで扉は開かナいし、本体ハ"`拷問官`"とシて捕マえに来るカら、気をツけてネ!」
············は?
拷問官って、本体に捕まったら拷問される···って事か?
しかも、最後の1人になるまで扉が開かない?
からくるは、みんなと連絡が取れる様にトランシーバーをつけておいた、魔術は使えない代わりに、逃げる為なら何をしてもいいと言ってるけど、冗談じゃない。
さっきのゲームより危険過ぎる。
多分、みんな同じ事を思っているだろう。
トランシーバー越しでも、緊張感が伝わってくる。
からくる「それジャ、ゲームスタート!!」
からくるが合図をし、それっきり、声は聞こえなくなった。
蒼羅『って事は、全員生き残れない···殆どの人が死ぬ、って事······ですよね。』
蒼羅が小さく呟く。
欠番『本当最悪なんだけど。』
黄詠璃『もうトラウマ植え付けないで欲しいです······。』
みんな、それぞれ愚痴を言う。
とりあえず俺も何か言葉を発して生存確認でもとろうと、トランシーバーに手をかけた。
黎夜「あれ?これ······何だ?」
そこで、トランシーバーに模様みたいなものがある事に気づいた。
よく見てみると、2人の人物が描かれている。
1人は角が生え、鋭い目つきをしていて、もう1人は跪き、角が生えた人物が差し伸べる手を取ろうとしているイラストだった。
あと何だろう、傍にある花······ヨルガオ?
黎夜「何だか······悪魔と契約してるみたいなイラストだな。」
俺が呟くと、他の人達も反応した。
魔狼『え、黎夜のトランシーバーにも模様あるの?私も。私は···何だろ、実験してるみたいな。』
オルフィー『お、俺のは···何だろう。爆発した跡っぽい······。』
魔宴奏者『私のモヤってしてて全然分かんないんだけど···。』
零桜『僕のは黎夜とちょっと似てるかも!なんか、角生えた人が王冠被ってて、周りに花びらが舞ってる!』
その時再び雷が鳴った。
嗚呼、この時、稲妻に照らされて一瞬出来た自分達の影をちゃんと見ておけばよかった。
まさかこの模様が、後々沢山の悲劇を生む事になるなんて、当時の俺達は思ってもいなかった。
一瞬の光で出来た俺の影は、`✞PAWSLが閲覧上限値を超過しています✞`と`✞PAWSLが閲覧上限値を超過しています✞`をしていた。
---
―魔宴奏者視点―
一瞬の光で目の前に現れた影は、思い出したくもない`✞PAWSLが閲覧上限値を超過しています✞`を表した。
成る程、トランシーバーの模様はそういう事ね。
それぞれの`✞PAWSLが閲覧上限値を超過しています✞`や`✞PAWSLが閲覧上限値を超過しています✞`を示してる、って事か。
その時、また、左目が未来を映した。
今回は珍しく長めの映像だ。
右目を瞑って見てみると、そこは血の海だった。
そして······。
あーあ、やっぱり今回も私は生き残れない。
最終的には《《犯した大罪を償うべく殺される》》。
からくる君が「魔術が使えない代わりに何をしてもいい」と言ったのは、そういう事だろう。
私はマントに隠してあるナイフをそっと撫でた。
終焉の交響曲が鳴りだした様だった。
---
―拷問官視点―
風が吹き荒れ、血に染まった白衣が揺れる。
夜空には、雷雨だというのに薄っすらと三日月が浮いていた。
暫く眺めていると、何かが風に乗って飛んできた。
それを掴み見てみる。
1枚の桜の花びらが、手の中にあった。
こんな時期に、こんな天気に桜とは、一体何処から飛んできたというのか。
少々、世界線を雑に作成してしまった様だ。
歪曲時空が起こらなければよいのだが。
花びらから手を離すと、奈落の底に堕ちていく様に、ヒラヒラと舞い降りた。
|~~本体~~《`拷問官`》「さて、と···終わりの始まりの開始といきますか···。」
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―花雨視点―
どうやら奏ちゃんが動き出したみたい。
聖水かけられない様に〜とか、`✞PAWSLが閲覧上限値を超過しています✞`の話をされない様に〜とか言ってたけど、それが起こらない事を信じよう。
シラフで暴れてたらちょっと2者面談(と言う名の拷問)しなくちゃならなくなるけどね。
予期せぬ出来事が起きた時はしょうがないしょうがない。
奏龍「お、おい···!早く離せって···なぁ!!」
奏龍が、若干震えた声で話し掛ける。
花雨「ん〜···離せって言われてもねぇ。奏龍も、みんなに"やめて"って言われてもやめなかったのと同じ事だよね?」
言い返すと、奏龍は恨めしそうにこっちを睨んできた。
なんでそんな顔するのかなぁ。
もうちょっと"`お仕置き`"が必要みたい。
奏ちゃんにも好き放題やっていいって言われてるし。
それにしても、からくる君の特異体質は凄く便利。
こんなに強く威圧感のあった奏龍でさえ、人同然になれるのだから。
花雨「ゲーム終わるまで多分ずっとこうだし、`もうちょっとだけ斬り刻んでみよっか♪`」
奏龍「は、や、やめ」
彼女の言葉も待たずにナイフを一振りする。
結構深くやり過ぎたみたいで、片腕の付け根辺りがパックリと割れ、そこから大量の血が流れ出した。
何なら、骨まで見えていた。
奏龍「あ"っ·····!?」
うーん······あんまり叫んでくれないな。
もっともっと痛めつければいいかな。
花雨「そういや···奏龍、蒼羅の事お腹裂いて内臓掻き回したんだってね?」
そう言って、奏龍に一歩近づく。
彼女は何かを察した様で、ガタガタと震えだした。
花雨「あれ、もしかして気付いた?じゃあもう言っちゃうね。奏龍が八色星団のみんなにした事と全く同じ事返したらどうなるかな〜って!」
そして、奏龍が言葉を発するよりも早くナイフでお腹を裂く。
直ぐに斬り口に手を突っ込み、そこから腸を引き摺り出した。
奏龍「ゔぁ····っ···あ"あ"ァ"·····ッ!!」
流石の創破神もこの痛みには耐えられなかった様で、苦しそうな声で叫んだ。
このまま腸を持ってるワケにもいかないので、そこら辺にポイッと投げ棄てる。
地面に落ちると、ピチャッという小さな水音をたて、腸に付着した血が辺りに飛び散った。
奏龍「フーッ··········フーッ················」
奏龍は荒い呼吸をして、この激痛に耐えている。
彼女の脇腹からは一部だけ引き摺り出された腸が垂れ下がっていて、周りの床や服は血で真っ赤に染まっていた。
次は何をしようか考えていると、いきなり扉が開き、鉄錆の様な匂いが立ち込めるこの部屋に、1人の人物が息を切らしながら入って来た。
花雨「あれ!?雨調!?どうしたの!?」
その正体は雨調だった。
雨調「ご主人、様······っ···た、大変·······な···事が·········っ!!」
一回落ち着いてと言おうとすると、後ろから楝牢も慌てて入って来る。
楝牢「花雨様、大変です!!あちらの世界線に、重大な`Error`が······!!」
そう言って見せてきた書類に書かれていたのは。
花雨「え、嘘でしょ······?」
他でもない、一番恐れていた歪曲時空発生の報告だった。
歪曲時空······それは、世界線を作成した時に極稀に起こるErrorから発生する、過去や現在が入り乱れたり、今の`✞PAWSLが閲覧上限値を超過しています✞`と`✞PAWSLが閲覧上限値を超過しています✞`が混合したりしてしまう時空間異常の1種だと、奏ちゃんが言っていた。
そして、この時空間異常は特に苦手で、自分の制御が効かなくなるから起きたら最悪だ、とも。
歪曲時空が起こった事に気付いたらきっと、奏ちゃんは取り乱して暴走するだろう。
花雨「歪曲時空····だと、破壊が難しいのか···。」
一番厄介なのは、この時空間異常は「貴方ダイヤモンドですか?」ってくらい硬く、歪曲時空の元となる"ユガミ"が収まらないと何も出来ないという事。
花雨「ヤバい事になった······。とりあえず、2人は続けて監視してて。」
2人はお辞儀をして、部屋を出て行った。
花雨「やれやれ······大変な事になったなぁ。奏ちゃんが無事だといいんだけど···。」
---
―拷問官視点―
拷問官「······っ!?何だ、また、これ······。」
頭が一瞬痛み、そして、《《全く知らない映像が流れた》》。
何だ。
一体何が言いたいんだ。
私はこんな記憶を持ち合わせてもいないし、今が自由であればそれでいい。
ドクン、と、心臓が一瞬大きく脈打つと、その映像は消え去った。
嗚呼、そうだ。
それでいい。
本当に、それでいいんだ。
拷問官「何が何だかは分からないが···歪曲時空だけは、絶対に起こるなよ···?」
to be continued···
初めからやりすぎちゃった☆