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アルターエゴ
杏「私すごくない!?」
モノクマ「何がすごいの?」
奏「モノクマ…」
愛莉「別に、なんでもないわよ」
杏「というか、あんたに関係ないでしょ!?」
志歩「…私たちは、久しぶりに大きなお風呂に入ろうって話になったんだよ」
モノクマ「ほ…?」
志歩「でもお風呂は男女に分かれてなかったから、どっちが先に入るかジャンケンをした」
志歩「そこで白石さんが勝って喜んでただけだよ」
杏「そ、そうだよ!」
司「ではオレらは食堂に戻るとするか!」
瑞希「あ、ボクは体調悪いからやめとくね!」
絵名「そっか…」
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雫「みんなでお風呂、楽しかったわね〜」
遥「そうだね」
モノクマ「残念ですが、話してる時間はありませんよ」
穂波「…でしょうね…」
モノクマ「あれ??」
志歩「お風呂で話してたの、そろそろ何か仕掛けてくるんじゃないかって」
モノクマ「う…なんだか酷い言われよう…せっかくプレゼントを持ってきたのに…」
奏「プレゼント…?」
モノクマ「気になる?気になるっ?じゃあ体育館に来てね!」
瑞希「……まただね」
瑞希「例の動機…」
杏「ま、また…?」
一歌「もう行きたくない…」
瑞希「大丈夫、ボク達にはアルターエゴがある」
瑞希「きっと手掛かりを見つけてくれるはず…何があっても耐えよう…!」
奏「…そうだね」
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えむ「あ!奏ちゃん来たー!」
奏「あれ…?今はジェノサイダー翔じゃないんだ…?」
類「とにかく、これで全員揃ったね」
瑞希「そろそろだね…」
モノクマ「オマエラ、揃ったね!じゃあ早速始めようか!」
遥「もう何があっても、殺し合いなんかしないよ」
みのり「そうだよ…!絶対負けないから!」
モノクマ「そっか…でも今回は趣向を変えてみたんだよね!」
モノクマ「ボクが今回集めたのは…」
モノクマ「じゃーーん!ひゃっくおっくえーん!」
モノクマ「もし卒業生が出た時のプレゼント!」
モノクマ「どう?100億円!!」
奏「お金を動機に…」
奏「100億円って……桁が…」
志歩「………」
穂波「お金…確かに動機としては…定番ですね…」
愛莉「で、でも!お金なんかのために人を殺したりしないわ!」
みのり「そ、それに…100億円なんて実感湧かないし…」
奏「モノクマが何をしようと、私たちは殺し合いなんかしない…!」
モノクマ「お決まりの強がりはもういいよ」
モノクマ「まぁ、無理だろうけどがんばれよー!」
一歌「だ、大丈夫…ですよね?」
一歌「お金のためなんかに…人を殺したり…しないですよね?」
えむ「お金に困ってる人がいたり…」
遥「もうやめよう…お金のために疑心暗鬼になるなんて…嫌だよ…」
えむ「そ、そうだよね!ごめんね…」
キーンコーンカーンコーン…
奏「…夜時間だね」
瑞希「解散する前にもう一回言っておくけど…」
瑞希「今晩からボクの部屋は開けっぱなしにするからね、アルターエゴに何かあったときの為に」
瑞希「だけど、ボクの部屋が開いてるからって近づかない方がいいよ」
瑞希「返り討ちにあうかもだからね!」
瑞希「冗談なんかじゃないよ!」
杏「とにかく…今日は解散にしよう…」
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奏「お金なんかの為に…殺人なんて起こらないよね…」
奏「………大丈夫、だよね…」
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キーンコーンカーンコーン…
奏「……朝か…食堂行かないと…」
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雫「今日集まったのは…昨日と同じね…」
志歩「暁山さん、昨日は大丈夫だったの?」
瑞希「うん、大丈夫だったよ」
瑞希「ノートパソコンにも異常はなかったし…だけど…」
瑞希「………アルターエゴを勝手に使うのはダメだからね」
瑞希「頻繁に脱衣所に出入りしてると黒幕に気づかれるかもだからね」
絵名「?そんなの分かってるけど…」
司「当然だよな?」
瑞希「…なんでだろうね?……一歌ちゃん」
一歌「えっ?あ、そうですね…」
穂波「…?」
杏「とりあえず…!早く朝ごはん食べようよ!」
冬弥「急にどうしたんだ…?」
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ピンポーン…
奏「ん…あれ、白石さん?」
杏「……」
杏「その…アルターエゴのところに行きたくて…」
奏「え、?で、でもさっき瑞希がダメって…」
杏「…ど、どうしても話したくて…」
杏「お願いします…!」
奏「う…わ、わかった…」
杏「ありがとう!」
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杏「ごめんね…どうしても話したくて…」
奏「うん…内緒にしてね?」
杏「勿論!」
カチッ
--- こはねを恨んでる…? ---
--- 自分の秘密のこと…草薙さんに話したこはねを恨んでる? ---
寧々「……責任を感じてるんだね」
寧々「ねぇ、これを打ってるのって白石さんだよね?」
杏「…!」
寧々「私が…あっちの私が小豆沢さんを殺したんだよね」
寧々「ただ自分の為だけに殺したんだよね」
寧々「小豆沢さんは何も悪くない…悪いのは自分だから…」
寧々「それでも白石さんは責任を感じてるんだね…」
こはね「それで…その責任の重さに潰されかけてる?」
杏「え…!?」
こはね「杏ちゃんは何も悪くない、責任なんか感じなくていい」
こはね「私は夢を叶えられなかったけど、杏ちゃんなら叶えれる…」
こはね「だから生きてここから出て、伝説を超えてほしい」
杏「…………」
寧々「びっくりさせてたらごめん、私なりにシュミレーションしてみたんだけど…」
こはね「杏ちゃんなら立ち直れる、杏ちゃんなら生きてここから出れる」
こはね「すごく時間がかかるかもしれないけど、きっと大丈夫、私は信じてるよ」
寧々「とか言っちゃったりして…」
杏「……あは…は…」
杏「…………」
杏「……ありがとう、奏」
奏「あぇ…?し、白石さん…?ちょっと待って…」
瑞希「……何してるの?」
奏「あ…み、瑞希…」
瑞希「もう…使うなら一言言ってくれれば使わせてあげるのに…」
奏「う…ご、ごめん…」
瑞希「とりあえず、ここから出て行ってくれる?」
奏「ん…わかった…」
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奏「…白石さん…すぐ元気になってたな…」
奏「大丈夫だよね…」
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愛莉「あ、宵崎さん…おはよう」
奏「あれ…?今日少ないね…」
穂波「他のみんなは先に行ってますよ」
雫「お風呂に入ろうって話になったのよ〜」
奏「…あ…なるほど…」