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あの星が消えるまで
K-POPオタク
--- 僕は君の横顔を眺めるだけで良かった、 ---
君はいつも笑っていた。いつもクラスの真ん中にいて、人気者で。僕とはまるで違う世界にいるみたいだった
僕はそんな世界にいる君に 「恋をした」
高校の入学式、それは僕にとって史上最悪な日だ。どうせ僕なんかクラスで扱いもされないんだから
どうせどうせ、、と皮肉な考えを巡らせているうちに誰かとぶつかった。ああもうどうせ笑われるんだ。隠キャだって、クラスは何軍になるだろう。見向きもされないかな、でもそんな考えはかき消された。君と出会った瞬間、まるで世界が止まったようだった。まるで飲み込まれそうに大きい瞳、薄い唇。白い肌、筋が通った鼻。君は全てが完璧だった。僕は一目惚れ、、をしたと同時にまた僕の醜い心が湧いてきた。-ちっ背も高いし。どうせモテるんだろうな、花の高校生活を送るんだろうね、- 「大丈夫?」 そんな甘くて低い声が僕の耳にすんなりと入って心へと響き渡った。 だめだダメだこんな奴に心動かされたら。僕は安定的に高校を送るんだから。