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#7
琉河「凛?」
凛「あっごめん。図書室だよね?」
はっと私は我にかえった。
やばいやばいやばい!完全にみんなに見られてる!
凛「あそこが図書室。わかった?」
琉河「わかった。ありがと」
琉河くんはそっけなく答えた。
冷たっ。みんなにはもっと冷たいんでしょ?さすがに塩対応すぎない?
そして放課後、琉河くんが葵さんに告白されていた。
なんで?私の鼓動が早い。
恋なんてしてないはずなのに、なのに、鼓動が落ち着かない。
葵「付き合ってください!」
葵さんの声が、私の思いを遮った。
琉河「ごめん」
すると、
葵さんははしって教室に行った。
琉河「で、お前は何見てんだよ、凛」
凛「ひゃっ」
琉河「ひゃっじゃねえよ」
そう言って、琉河くんは笑った。
この人笑うんだ。
琉河くんの笑ってるところ、初めて見た...
琉河「まぁいいや、帰るぞ!」
凛「うん...て、一緒に帰るの!?」
琉河「だって家近いし」
そんなところ見られたら学校行けなくなっちゃうよ〜(泣)
その次の日から、私たちの、波乱の学校生活が始まった。