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オリジナルの取り合い合戦!?
オリジナルの愛されです!
苦手な方は見ない様に。
というか愛されが出来てるか分からないのでとりあえず困ったら自衛して下さい。
まあ大体コメディなのでそんな気にせず見れるかもですね。
・・・最後に何か注意を書こうとしたのに忘れました()
オリジナル「ふぅ・・・たまにはあいつの所にでも遊びに行く事にするか。」
???「ねえ今僕の事呼んだ!?」
オリジナル「おっと、オイラが呼ぶ前に来たか、インク。」
地面に塗られたインクからスッと出て来たのは、AUの守護者、インクサンズだった。
インク「何か呼ぶ流れかなって思ってさ!」
オリジナル「どういう事だ?」
インク「あ、気にしないで!それよりも早く行こうよ〜!」
オリジナル「へへ、じゃあそうするか。」
インク「それじゃあポータル出すね。」
インクはいつもの様に背負った筆を使い、地面にベチャッとインクを塗り付ける。
インク「よし、行こう!」
インクが先に入るのを少し待っていると、無理矢理オリジナルの手を掴んで、いわゆる手繋ぎ状態になる。
オリジナル「!?」
インク「え、どうしたの?ほら、行こ!」
そのままインクの中に引き込み、そこには誰もいなくなった。
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インク「ドリーム!連れて来たよ!」
オリジナル「よう。」
ドリーム「インク!お帰り。オリジナルも、こんにちは!」
オリジナル「丁度行こうと思ってた所だからこっちも助かった。連絡も取れないからな。」
ドリーム「それなら良かった!・・・それで、どうして手を繋いでるの?」
オリジナル「あ・・・。」
完全に意識外だったらしく、オリジナルはインクの手を振り払おうとする。
インク「いやぁ、何でだっけ?忘れちゃった!」
インクはお得意の忘れっぽさで逃れられると思ったのか、謝る事も無くけろっとしている。
ドリーム「へ~?そっかぁ。(^^)」
オリジナル「(いや何か怖いな・・・。)」
ドリームは笑顔ではあったが、何となく感じられるオーラが少しネガティブになっていた。
オリジナル「あー、この手はいつ離してくれるんだ?」
ドリーム「インク、オリジナルも嫌がってるし離してあげなよ?」
インク「えぇ・・・分かったよ、離す。」
割とサラリと聞いてくれたインクに安心しつつも、まだ別の嫌な予感がしていたのだった。
???「あ!オリジナルなんだぞ!」
オリジナル「ベリーか。よう。」
ベリー「久しぶりなんだぞ!」
オリジナル「ああ、そうだな。最近はここに来れてなかったからな・・・。」
ベリー「会えて嬉しいんだぞ~!」
喜びまくるベリーを少し落ち着かせようとするオリジナルだった。
インク「__いくらベリーとてあれは許せん・・・。__」
ドリーム「__オリジナル・・・大丈夫かな。__」
何故か二人はネガティブを出しているようで。
オリジナル「おいお二人さん?そんなネガティブになっちゃいけないぞ?」
そんなオリジナルの言葉を遮る様に、あのタk・・・彼がやって来てしまった。
?????「悪いが、|こいつ《オリジナル》はもらって行くぜ?」
インク「あーっ!ナイトメア!」
ドリーム「兄弟!オリジナルはダメだよ!」
タk・・・ナイトメアは触手でオリジナルを持ち上げた。
ナイトメア「そんな事を言われても、俺の部下達もご所望でな。」
インク「達も、って事はナイトメアもご所望なんでしょ?闇の帝王がそれで良いの!?」
中々に精神の痛い所を打つインク。だが、それに傷付く素振りも無く、
ナイトメア「それじゃあ俺は失礼する。オリジナルは渡さないからな。」
ナイトメアは出てきた沼(?)に飲み込まれる様に戻って行った。勿論、触手に捕まれていたオリジナルも道連れに。
インク「待ってよ!オリジナルは僕らのだって!」
オリジナル「オイラ誰のものでも無いんだが。」
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ナイトメア「帰ってきたぞ。」
???「ボスッ!オリジナル連れて帰ってきたよね!?」
ナイトメア「落ち着けキラー・・・。連れてきたぞ。」
???「飯・・・飯・・・。」
???「ちょっとホラー先輩?クッキー無くなりますって。」
ホラー「腹減った・・・。クロスご飯・・・。」
クロス「俺はご飯じゃ無いですよ。って、オリジナルさん!?」
ホラー「オリジナルか!?」
さっきまで不貞腐れた様な顔で机に突っ伏していたホラーの顔がパァッと明るくなる。
キラー「オリジナル〜!」
オリジナル「あ、あぁ。あんまり引っ付かないでくれ。」
キラー「えぇ?ちょっとぐらい良いじゃんか!」
オリジナル「オイラが良くないんだ。」
キラーは少し嫌がりながらもオリジナルから離れた。
????「さっきから騒々しいな・・・なぁパピルス?」
???「チョコ取りニ来タら何かうルサかったンダが。」
クロス「あ、マーダー先輩にエラー先輩・・・。揃っちゃいましたね。」
マーダー「何かあったのか?」
聞かれたクロスはいえ、と濁しながらもナイトメアとオリジナルの方を指した。
マーダー「なっ・・・オリジナル!?」
エラー「オリジナルだト!?」
皆が皆驚いている謎の空間であった。
オリジナル「あー、よう?」
エラー「おイ・・・ボスが連れてキたのカ?」
ナイトメア「ああ。お前らがうるさかったのでな。」
マーダー「そうか。それじゃあ俺はもう少しここに居よう。」
エラー「俺モ。」
ホラー「俺はクロスの飯待ってるー!」
クロス「えっ。それってつまり俺が作って来るって事ですよね?」
ホラー「うん。」
クロス「・・・まあ良いですよ。待ってて下さい。」
キラー「ねーねーオリジナル?何で来てくれないのー?」
オリジナル「いや、オイラも中々忙しくてな。」
キラー「まあ良いや!」
またオリジナルに引っ付くキラーなのであった。
ナイトメア「ポジティブが大量生産されてやがる・・・。」
まあこのタコは嬉しがるわけも無いな・・・。
そんな風に個々が色んな事をしている時だった。
「バキャーン!!」
みんな「!?」
インク「オリジナル〜!!!迎えに来たよ!」
エラー「オいインク帰れヨ!!」
インク「あ、エラーだ〜!!」
ドリーム「オリジナル!大丈夫だった?」
オリジナル「あ、ああ、無事だ。でも、あんな入り方はしなくても良かったんじゃないか?」
そう、インクとドリームは窓を割って入って来たのだ。
クロス「凄い音しましたけど・・・って、また割ったのかインクゥゥ!!!」
インク「あ、クロスだ!やっほー!」
クロス「「やっほー!」じゃないんだよ!直すのは俺なんだぞ?」
ドリーム「ま、まあ落ち着いて?僕らはオリジナルを取り返しに来ただけだから。」
キラー「はぁ?オリジナルは僕らのものだし!」
ドリーム「いやものじゃないでしょ!」
オリジナル「カオスだな・・・。」
それぞれがいがみ合い、部屋の中はとてつもなくうるさくなった。
オリジナル「(これは今抜け出せるんじゃないか?)」
そう、バレない様に気を付けつつ部屋を出ようとすると、
マーダー「おいオリジナル・・・どこに行くんだ?」
オリジナル「っ、マーダー・・・。」
マーダー「俺は逃がす気なんて無いぜ?」
行く先を阻む様にマーダーが立つ。
オリジナル「そうか。それじゃあ少しだけ強行突破させてもらう。」
両方が戦闘態勢になり、戦いが始まろうとした。
だが・・・。
インク「あーもうめんど!オリジナルは貰ってくから!」
戦い言い合いしていたインクは抜け出し、オリジナルをスッと持ち上げる。
クロス「おい待てインク!」
インクは退散しようとしていたが、クロスに服を掴まれ、止められてしまっていた。
キラー「ナイス異物くん!」
クロス「あぁ・・・絶対連れて行かせないからな。」
インク「ダメだよ。僕らが持ち帰るんだから。」
持ち帰るとか物騒な言葉が飛び交ったりしてますが()
その時!ドアがガチャッと開いたのだ!
???「ケチャ!?無事か!?!?」
入って来たのはマスタードことフェルだった。部屋の空気が一瞬止まる。ここでどこで何がどうなっているかを解説しておこう。
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まず、インク対クロス。インクが窓を壊したその怒りをぶつけつつもオリジナルを賭けて戦っている。オリジナルはインクに抱えられている状態。
そしてドリーム対キラー。この二人が一番部屋の損傷が激しい。主にキラーのナイフの多用が酷い。
ナイトメア、エラー、ホラーは何をしていたかと言うと、それぞれ違った感じでのほほんと四人を見守っている。
そしてそこに割って入ったのがフェルだったという訳だ。
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オリジナル「あー、よう、マス。」
部屋の静寂を破ったのはオリジナルだった。
ナイトメア「何をしに来たんだ?」
フェル「さっきベリーに会ったらケチャがどーたらこーたらみたいな事言っててよ、それが気になって来たわけだ。__後ついでに連れて帰りたい。__」
エラー「最後何か言ッたカ?」
フェル「いや何も言ってねぇぞ。」
最後の言葉は小声だったから周りには聞こえていなかったようだが、ただ一人、タk((( ナイトメアだけは心を読んで理解した様だ。
ナイトメア「へぇ・・・まあお前には分からないだろうから出て行け。」
フェル「っは!?来たばっかなのに帰るわけねーだろが!」
と、何やかんやでカオスが帰って来た様だ。他の奴らも喧嘩を再開した。
オリジナル「(あー、これはどうするのが正解なんだ?)」
フェル「というかまずケチャの話は聞いたのかよ!?」
ナイトメア「何を言っている、あいつに拒否権は無いぞ。」
フェル「どーいう扱いなんだよ!!」
それはそう。
インク「うーん、いい加減帰らせてくれない?」
クロス「無理だな。窓直してオリジナル置いてけ。そうしたら帰してやる。」
インク「あいにく、僕もそれを許すほど優しくないからね!」
オリジナル「さっきマスも言ってたが、オイラの気持ちは無視なんだな・・・。」
オリジナルが言った言葉は戦いの音で掻き消され、結局戦いという名の喧嘩は終わらなかった。
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どれほどこの喧嘩が続いたのだろうか。もう両者疲弊し、喧嘩の熱が冷めつつあった。
実際、インクが一回ソウルレス状態にもなったのだが・・・何とかドリームがインクを飲ませ、喧嘩は続いていた。
オリジナル「おい、流石にもう終わりにしないか?外も暗くなって来たしな。」
インク「そうだよね!オリジナルも帰りたいって!」
クロス「お前がさっさと置いて帰れば良いんだよ!!」
オリジナル「はあ・・・いい加減終わりにしてくれ。」
少し感じの違った言葉で、みんなは少し凍り付いた様に止まる。オリジナルを抱えていたインクも、一度落ち着きオリジナルを降ろした。
オリジナル「オイラはもう疲れた。家に帰る事にする。」
オリジナルはその場を後にし、扉から出て行った。
その後他の奴らも冷静になったらしく、部屋の修繕やら何やらでその日は帰れなかったそう。
オリジナルって凄い覇気あるんだなぁ()
4364文字。
今までで最長です!!!
そもそも最近文字数多い・・・。
リクエストでした!オリジナルの愛されとか中々見ないし書いた事も無いので苦戦しましたがかなり楽しく書けたので良かったと思ってます!
コメディ強めで長々と書いてしまいましたが楽しんでいただけたのなら良かったと思います!