公開中
証拠
奏「ここは…図書室?」
類「うん、ここにジェノサイダー翔についてのファイルが…」
奏「(すごい量だな…どこからこんな沢山…)」
類「あ、そのファイルは…」
類「大統領殺人事件とか、国の国文書図書館に保管されてる物だよ」
奏「…え、?」
類「本来なら30年後にようやく公開される物なんだけどね」
奏「……(戻しとこう…)」
奏「ここは…資料室、?で…これは何かの資料?」
類「あぁ、その資料は危険だよ」
類「世界を動かす連中の詳細資料が載ってるんだ」
奏「…議員の資料、とか?」
類「その連中を裏で操ってる真の支配者層についての資料だよ」
奏「え…?冗談、だよね、?」
類「…………」
奏「(なんか言ってよ…)」
奏「これは…?」
類「事件の現場写真が沢山あるよ」
奏「…?どういう…」
類「そのファイルの中の事件はすべて、未解決事件の捜査報告書なんだよ」
類「本来なら外部に漏れることのない非公開の警察内部資料…」
奏「なんでそんなものがここに…?」
類「………」
奏「(なんで黙るの…?)」
奏「この電気スタンド…神代さんが図書室で使ってたやつ…」
類「あぁ、それは図書室に持って行って使ってるだけだよ」
奏「そうなんだ…」
奏「木箱の中は…空だね」
奏「埃の後からして…何か入ってたのかな…」
類「そこには延長コードが入ってたよ、僕も使ったからね」
類「どうだい?ここには政府の非公開文書や警察内部資料が沢山あるだろう?」
類「なかなか面白いね」
奏「そ、そうですね…」
類「それに、ここの資料は僕が何度も見てるから本物で間違いないよ」
奏「本物…なんだ…」
類「ジェノサイダー翔の事件ファイルもここにあるよ」
奏「うわ…ほんとだ…」
類「ジェノサイダー翔事件には2つの特徴があってね」
類「1つが、現場に必ず『チミドロフィーバー』という血文字を残すこと」
類「被害者の血を使ってね」
類「もう1つは、被害者は必ずハリツケにされて殺される」
奏「あ……一致してる…」
類「これを知ってるのは警察内部の……上層部の人間だけらしいよ」
奏「え…?」
類「そこで小豆沢さんは…ハリツケにされてたよね?」
奏「犯人がハリツケってことを知ってるのは…」
奏「ジェノサイダー翔本人だから…?」
類「…宵崎さんも、この資料をよく見たほうがいいよ」
奏「わ、わかった…」
奏「……全員同じ方法で殺されてる…」
奏「ハリツケにされてて…チミドロフィーバーって書かれてて…」
類「次のページも見てごらん?」
奏「えっと…プロファイリング結果?」
奏「一連の犯行は平日の深夜…または休日の昼間から夜にかけて発生…」
奏「以下のことから…犯人は学生だと推測される…」
奏「そして犯人は、『解離性同一性障害』だと思われる?」
類「つまり、犯人は多重人格者だと思われるってことだね」
奏「なるほど……」
類「では、そろそろ戻ろうか」
奏「え、あ…ま、まって…」
類「では宵崎さん、ここから頑張ってね」
奏「う、うん…わかった」
奏「ジェノサイダー翔…」
奏「……とりあえず更衣室に行こう…」
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絵名「あ、奏!ちょっといい?」
奏「絵名?どうしたの?」
絵名「証拠を見つけたの!」
奏「証拠…?どんな、?」
絵名「それはまだ言えないんだけど…」
絵名「でも、確実に犯人を見つけれる証拠!」
奏「そうなんだ…」
絵名「あ、穂波ちゃんも何か見つけたって言ってたよ」
奏「そうなんだ…望月さんに聞いてくる、どこにいるか知ってる?」
絵名「たしか…寄宿舎の倉庫かな」
奏「わかった、ありがとう」
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瑞希「奏!捜査順調?」
奏「うん、瑞希は?」
瑞希「ボクも大体進んでるよ〜」
瑞希「でも…そろそろ行くね!やらないといけないことあるし!」
奏「やらないといけないこと、?」
瑞希「気にしないで!捜査頑張ってね〜!」
瑞希「あ…1つ教えてあげる!」
瑞希「こはねちゃんをよく調べてみて」
瑞希「あと、こはねちゃんの電子生徒手帳が無くなってる」
奏「え…なくなってる…?」
瑞希「…じゃあ、引き続き頑張ってね!」
奏「あ…う、うん…」
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奏「えっと…小豆沢さんをよく調べないと…」
奏「…両手がロープみたいなやつで縛られてる…」
奏「ん…?あ、コンセントがついてる…」
奏「それならロープじゃないのか…」
奏「致命傷は頭部の打撃…」
奏「頭を殴られて殺されたってこと…だよね」
奏「……ジェノサイダー翔の資料を見てから…何かが引っ掛かる…」
奏「手掛かりになりそうなのは…ハリツケに使われたロープらしきもの…」
奏「あと…ポスターに血痕がついてる…」
奏「殴られた時についたのかな…」
奏「…とりあえず、図書室行ってみよ…」
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奏「電気スタンド…あった」
奏「…電気つかない…あ、コンセント刺さってないのか…」
奏「……この距離だと届かない…」
奏「前はここで使ってたはず…」
奏「………あ、延長コード…」
奏「今はない…じゃあ…もしかして……」
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奏「もう1回…ジェノサイダー翔事件の資料…見ておこうかな…」
奏「たしかこの辺に…」
奏「あ、あれ?無くなってる…?」
奏「誰かが持ち出した…?」
奏「でもそんなことできるの…神代さんしか…」
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穂波「あ、宵崎さん…」
穂波「ここの倉庫はすごいですね…いろんな生活必需品が揃ってて…」
穂波「ジャージとかタオルまで…」
奏「うん…望月さんは手掛かりとか見つけた?」
穂波「…宵崎さんだけ、特別に教えてあげますね」
穂波「私…昨日の夜、ここで小豆沢さんを見たんです」
穂波「夜時間になる寸前だったんですけど…」
(回想)
穂波「…?小豆沢さん?何してるの?」
こはね「ほ、穂波ちゃん?」
穂波「トレーニングでもするの、?」
こはね「うん…ちょっとね、」
こはね「…あれ?なんで分かったの?」
穂波「バッグからはみ出てるのが見えたから…ほら、青いジャージの裾出てるよ」
こはね「わ…ほ、ほんとだ…ありがとう!」
穂波「ふふ、いえいえ」
こはね「じゃあ…急いでるから、またね!」
穂波「小豆沢さん、急いでジャージをバッグにしまってました…隠すように…」
穂波「私はてっきり、朝早くからトレーニングするのかなと思ってたんですけど…」
穂波「どうやら小豆沢さん…夜時間のルールを無視してトレーニングに行ったみたいです」
奏「そうなんだ…ありがとう、望月さん」
奏「(あれ…女子更衣室にジャージもバッグも無かった気が…)」
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奏「あ、桐谷さん…」
奏「鳳さんの様子って…」
遥「相変わらず…全然出てこないんだ…」
遥「一応放っておいてあげることにして…今は食堂で休憩中」
奏「そっか…」
遥「……こはね、よく杏のこと避けてた気がするんだよね…」
奏「それ…天馬さんも言ってたな…」
遥「なんであんなに避けてたんだろう…杏とは仲良いし…相棒なのに…」
奏「何かあったのかな…」
ぴーんぽーんぱーんぽーん…
モノクマ「待ち疲れたので…そろそろ始めますか!」
モノクマ「学級裁判を!」
奏「!…始まる…2回目の学級裁判…!」