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14 闇夜に巣食う巨大蜘蛛
なずな視点
なずな「くっそ・・・どこにいんだよ⁉︎」
あたしの担当はシヴァさん。コラボの時に仲良くなって連絡先も交換したんだが、一切既読がつかねえぇぇぇぇぇ!
マジでどこにいんだあいつ⁉︎
なずな「手こずらせやがってぇぇぇぇ!」
マジムカつくぅぅぅ!
・・・と思ってたら、いたわ。あっさり見つかったな・・・。
なずな「シヴァさん!」
やっぱ様子がおかしい。こりゃあ感染してんな。
あたりが暗くなって、洞窟みたいなところにあたしはいた。
シヴァ「ギュイィィィィィィ!」
どんな鳴き声だよ⁉︎しかも蜘蛛て⁉︎
なずな「ツッコミどこしかねぇじゃねえかよ⁉︎」
何こいつ⁉︎デカすぎんだろこの蜘蛛⁉︎
なずな「しゃあねぇ、やってやんよ!」
あたしの宝石の力は、ペリドット!
なずな「あたしの風の力、舐めんなよ!『パワードハリケーン』!」
行けぇ!あたしの超巨大竜巻!
蜘蛛「ギャアアアアアアアアアアアアアア!」
いよっし、ヒット!蜘蛛の巣がぶっ壊れて下に落ちてきたぞ。まだまだ畳み掛けてやるぜ!
なずな「もっと行くぞ!『ウィンディスラッシャー!』」
多分これが一番使いやすい。切り裂く風が出てくるこの攻撃、かまいたちみたいでかっこいいよな!
とか考えていたら、蜘蛛はまた糸を張って逃げやがった。くそ、切っても切ってもキリがねぇわ・・・。
なずな「おわっ⁉︎あっぶね・・・」
どんだけ避けても糸があたしを追いかけてくる。これほんとに倒せんのか?
なずな「こうなったら、この糸を利用して・・・!」
糸はあたしを追って伸びる仕組みみたいだ。なら、こうやってこうやって、ここ飛び越えて、こっちをくぐって・・・!
なずな「よっしゃぁ!いっちょ上がり!」
糸をぐるぐる巻きにして絡ませてやった。蜘蛛も動けなくなってるぞ!
なずな「これで決めてやるぜ!『タイフーンアタック』!」
さっきのパワードハリケーンよりも数倍はデカい竜巻が、蜘蛛の巣を巻き込んでブンブンと振り回す。これでも終わらなかったらマジで勝てねえぞ?
蜘蛛「ギュイイイイイイイイイイイイイイイイ!」
また変な鳴き声してやがる・・・。とりあえずこれで倒せたか?
うん、動かないし多分大丈夫だな。
なずな「さて、次の仕事にかかるか。スカイハート!シヴァの心の中を見せろ!」
すぐに目の前が輝いて、気づくとあたしは雷雨が吹き荒れる荒野?みたいな場所にいたんだ。
ここからが本番だからな。心の闇さえ解消すれば、元通りになるんだ!