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公開中

会えない君に恋をした私が君に会う話

こころ
私がこの世のどん底にいるとき、君を思い出した。家族は弟を褒めてばかり。私だって優等生演じて頑張ってるでしょ。ねえ、褒めてよ。そう思っていたけど…。私より辛い境遇に立っている彼が頑張ってるのに私が挫けてどうする。頑張っている彼にあまりにも失礼じゃない。どんなことがあろうと頑張る君に…鬼滅の刃の時透無一郎くんに恋をした。会いたい、なのに会えない。このもどかしさ…でも画面越しでも君に会えて嬉しかった。一人で妄想して、たまに現実に戻って落ち込んで。鬼滅の刃の世界に行けたらどんなに良いだろうか。彼を守ることができたのなら…。そう思って暮らさない日はなかった。ある日私は学校が嫌になって授業中にも関わらず教室を飛び出した。逃げたい。彼に会いたい。どうやったら会える?そう思いながら走った。走り続けた。どこに行けば良いか分からないけど、こっちに行かないといけないって本能的に思った。やっと足が疲れた。顔をあげるとそこには何かの建物が倒れたような…瓦礫のようなものが散らばっていた。ここなら休める…?そう思って一歩踏み出した。踏み出した…。そこで私は記憶が飛んだ。次に目が覚めたとき、私は見知らぬ世界に居た。