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呪術俳優
フィリー
『プレバト!!:呪術俳優 才能査定スペシャル』
スタジオには緊張感が漂う。司会の浜田雅功が「今日のゲストは癖が強いなぁ!」と苦笑いする中、最強の「特級俳優」から「京都の御曹司」までが揃い踏みした。
1. 俳句査定:乙骨憂太の「純愛」の一句
お題:「冬の駅のホーム」
乙骨が披露したのは、一見すると美しいが、読み込むと背筋が凍るような句だった。
「雪の駅 繋いだ指が 解けない」
夏井先生の講評:
「……あんた、これ実体験なの? 普通は『解きたくない』と書くところを『解けない』としたことで、もはやこの世の理を超えた執着が滲み出ている。恐ろしい才能よ」
と絶賛。一発で「才能アリ(72点)」。
スタジオの反応:
乙骨が「里香ちゃんとの思い出を詠みました」と微笑むと、スタジオの室温が5度下がったような静寂が訪れる。隣の禪院直哉が「……自分、本気でヤバい奴やな。近づかんとこ」と椅子を露骨に遠ざけ、浜田に「お前が言うな!」と頭を叩かれる。
2. 消しゴムはんこ査定:禪院直哉の「傲慢なる美」
ネタ:
「ウチの家系は美学がすべてや」と豪語する直哉。彫り上げたのは、複雑な家紋の中に自分自身の端正な顔が浮き上がるという、超絶技巧のデザイン。
査定:
先生からは「彫りの技術はプロ並み」と認められつつも、「凡人(55点)」。
理由:
「技術はあるけど、『俺を見ろ』という自意識がうるさすぎて、肝心のはんこの機能(押しやすさ)を無視している。 押し付けがましいのよ!」と一喝される。
直哉の反論:
「はぁ!? センスないわぁ。先生、女のくせに口出しせんといて。甚爾くんやったら『直哉、ええやん』って絶対言うてくれるのに!」と荒ぶる直哉。放送では「※個人の見解です」のテロップと共に、浜田に「やかましいわ!」とツッコまれて終了。
3. 消しゴムはんこ査定:釘崎野薔薇の「ファッショナブル・バイオレンス」
展開:
「はんこなんて、センスがなきゃただの消しゴムの死体よ」と言い放つ釘崎。作品は「ハイヒールで藁人形を突き刺す」という、前衛的なファッション雑誌の表紙のようなデザイン。
結果:
「才能アリ(70点)」。
先生の評価:
「色の使い方がモダン。自分のスタイルを絶対に曲げない、役者としての意志の強さを感じるわ」
釘崎は「当然よ。私が美しいんだから、私の作るものも美しいに決まってるでしょ」と、カメラに向かって完璧なウィンクを決め、視聴者の心を鷲掴みに。
4. 消しゴムはんこ査定:西宮桃の「映え」への挫折
内容:
可愛い猫と魔法のステッキをあしらった、パステルカラーの可愛い作品。
結果:
「才能ナシ(30点)」。
理由:
「可愛いだけで中身がスカスカ! 自分の可愛さに甘えて、素材と向き合ってない証拠よ!」と先生の激が飛ぶ。
オチ:
西宮は「もー! 加茂くんなら絶対に『西宮殿、素晴らしいです』って言ってくれるのに! 先生、古いんだよ!」とホウキに跨り、スタジオを飛び回ってADに止められる。
【番組終了後の業界ニュース】
乙骨憂太の俳句: 放送後、SNSで「怖すぎるのに美しい」と話題になり、文芸誌から連載のオファーが届く。
直哉の炎上: 「禪院直哉、プレバトで先生に暴言」とネットニュースになるが、一部のファンからは「あの性格の悪さが直哉くんの良さ」と謎の支持を受ける。
野薔薇のブランド化: 釘崎が番組で着ていた私服と、はんこのデザインがコラボ商品が!
『プレバト!!』生け花査定:禪院真希の「野性味」
特待生の妹・真依が見守る中、ついに姉の禪院真希が参戦。
作品タイトル:『不屈』
真希が選んだのは、繊細な花ではなく、太い「枯れ木」と真っ赤な「ダリア」。剣山を使わず、力技で枝を組み合わせて自立させるという、前代未聞のダイナミックな手法。
査定結果:才能アリ(1位)
「生け花界の重鎮」も驚愕。「普通なら折れるような枝を、役者の意志でねじ伏せている。荒削りだが、生命力が凄まじい!」と大絶賛。
姉妹の絡み:
真依が「……あんなのただの暴力じゃない」と毒づきつつも、こっそりスマホで写真を撮り、京都校のグループLINEに「うちの姉がすみません」と(自慢げに)投稿する姿がカメラに抜かれる。
2. 俳句タイトル戦『高専杯』:五条悟 vs 夏油傑
番組史上最高の視聴率を記録した、講師二人の直接対決。お題は「更待月(ふけまちづき)」。
夏油傑:名人への階段
「欠けた月 飲み込み咀嚼 秋の空」
夏井先生の評価: 「『飲み込み咀嚼』という言葉の選び方に、役者としての業(呪霊操術の役作り)が深く投影されている。自分の血肉にしていく覚悟を感じる、実に見事な一句!」
夏油のコメント: 「……私にとって、役を演じることは常に何かを自分に取り込むことですから。それが伝わって光栄だよ」と、爽やかに、かつ少しミステリアスに微笑む。
五条悟:特級の閃き
「六眼に 映らぬ闇の 深さかな」
夏井先生の評価: 「……この男、ムカつくけど天才だわ! 完璧すぎて何も見えないという逆説的な孤独。あんた、普段ふざけてるけど、本当はどれだけ孤独なのよ!」と先生が激昂(感動)。
五条のコメント: 「えー、先生泣かないでよ。僕、最強だからさ、たまには見えないものも見たいなーって思って」と、目隠しをずらしてウィンク。
3. オチ:収録後の廊下にて
「傑、僕の勝ちだね」
「……ああ。君の感性には、プロデューサーの私でも勝てないようだ。だが、次回の『消しゴムはんこ』では負けないよ」
二人が並んで歩く後ろ姿を、番組ADたちが「本物の特級スターは歩くだけで画になる……」と溜息をつきながら見送るのでした。