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チョコレートはあなた
登場人物一覧!
美和→恋する☆乙女、洸のことが好き・・・?
洸→イケメン☆ 美和のことが好き。
楓→イケメンその2☆
三人とも仲がいいよ、いうならば親友!
[洸視点]
俺は、|洸《ひかる》。
美和、俺、楓で一緒に下校しているところだ。
単刀直入に言うと、俺は美和が好きだ。それは楓しか知らない。
今日は2月14日。
今日は・・・バレンタインデーだ。
今日チョコを貰えるかどうかで、俺の告白のタイミングが変わる。
成功するとは思っている。
だって、俺以外の男子と話しているのを見たことがないから。
楓はないだろう、俺が好きなのを知っているから。
<「なぁ、一緒に雪遊びしないか?」
美和だ、彼女は女子にしてはぶっきらぼうな話し方をする。
そんなところも可愛い。
いいね、と言おうとしたとき。
<「いいな、一緒にやろうぜ。洸もやるか?」
・・・まただ、また。
そうやって俺の邪魔をする。
・・・・・だめだ、親友を疑うなんて。
誘ってくれたんだ、感謝しないと。
「ああ、楽しそうだな!」>
---
<「ごめん、洸の家に来ちゃって。」
あのあと、遊ぶことが出来ないほどの大雪になってしまった。
楓は家が近いから、自宅に帰った。
美和はだいぶ家が遠いので、俺の家に避難してもらうことにした。
「大丈夫だよ、雪が降ったなら仕方ないし。」>
・・・チャンスだ。
俺は、ここで告白する。
今しないなら、いつするんだ。
俺、覚悟しろ!
<「あのさ。」
「あの。」>
おぉ、見事に被った。
「先にいいよ。」>
告白するかは、内容にもよるからな。
<「チョコ、今日バレンタインデーだから。ちゃんと甘さ控えめにしたんだ。」
そう、俺は甘いものが苦手。
美和は気を使ってくれる、そこも好きだ。
「ほかは誰に渡した?」>
これが重要だ。
<「洸と楓だけ。」
・・・勝った。
「ありがとう、俺も言いたいことがあるんだ。」>
やっぱり緊張する・・・けど。
「俺、美和のことずっと好きなんだ、付き合ってください。」>
大丈夫、失敗するはずない。
<「ごめん、付き合えない。」
・・・・・・・は?
<「好きな人がいるんだ、ごめん。」
誰だよっ!?・・・俺から美和を奪ったのは!
「そいつの名前は?」>
<「・・・楓。」
ごめん、と言いながら帰ってしまった。
俺は本命にはなれなかったってことかよ・・・!
その日に食べたチョコは、いつもより苦かった気がする。
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