公開中
【怪物カフェ】 ~ 箸休め[鈍いのか鋭いのか]
[本日のメニュー]
1.世界と世界の繋がり
2.鈍感
[お食事の際の注意事項]
・この物語に登場する人物、場所などの大部分はフィクションです。
ただし、道中で出ている「〇〇の作り方」のレシピ等はノンフィクションであり、実在しているものが殆どです(もしかしたら稀に、異界の料理があるかもしれません)
・ファンレターは常時受付しています。
誤字脱字、レシピの間違いの発見、お食事の感想/質問/リクエスト、など…沢山のファンレターをお待ちしております。
ただし、お食事/人物などのクレームは一切受け付けていませんので、礼儀正しくコチラをお楽しみ頂けるよう、送られたものがそういった部類の文だと判断した場合は一度忠告し、その上で繰り返された場合は入店拒否といった処置をさせていただきます。
・元の「怪物カフェ」とは全くの別物ですので、知っている人物の名が出ても、それは別人です。並行世界のようなものだとでも思い、気にせずお楽しみ下さい。
・募集した店の従業員や、お客様のご要望等に沿えず、どこかを勝手に調整するかもしれませんが、「どうしても」という場合を除き、出来る限りその件に関しての連絡はしないで下さい。
こちらもあまり変更等はせず、行う場合は元の要望から変わらないよう善処致します。
【オープン】
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[世界と世界の繋がり]
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--- 昔、昔 ---
--- 遥か昔… ---
--- この森の奥には、一つの“大木”がありました。 ---
--- それはそれは大きくて ---
--- 木のてっぺんは、雲まで届くほど。 ---
--- 一つの種族を除き…生物は皆、その木を世界の支柱__ ---
--- **世界樹** ---
--- と名付けました。 ---
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time{|PM《午後》5:42}
place{怪物カフェ in 1階}
--- しかし、その世界樹は*長く持ちませんでした。* ---
--- 世界樹は、人間の欲によって多くの枝を切られ…生命力が低下してしまったのです。 ---
--- 人間たちは、世界樹の上質な木材を求め、そんなことは知らんぷり。 ---
--- 世界樹を傷つけ続け、切れるところがなくなったと分かると、人間は世界樹に火を放ちました_ ---
朧「_世界樹を守り続け、人間と争っていた我々|怪物《人外》は、世界樹が燃えているのを見つめるしかできません」
「えーっ、そんなのあんまりだーっ!!」
朧「はは。そうかもなーぁ?でも、このお話にはまだ続きがあるんだ。
…唯一救いだったのは、世界樹の周りの木に火はうつらず、世界樹だけが燃えたこと。山火事にならず、被害は最小限に留められました」
「じゃあ、せかいじゅさんはどうなっちゃったの…?」
朧「それが今から話すお話だ。静かに聞くんだぞ?」
--- 世界樹を守り続けていた|怪物《人外》たちは、驚くべきものを目撃しました。 ---
--- なんと、世界樹が忽然と姿を消してしまったのです。 ---
--- 怪物たちは慌てふためき、人間たちも驚いて口をあんぐりと開けました。 ---
--- _世界樹は、どこかに姿を消してしまいました…。 ---
--- もしかしたら、世界樹は…《《神様》》に祈り、《《どこか離れたところ》》にいなくなってしまったのかもしれない… ---
朧「…そう思った怪物たちは、いつでも世界樹が戻ってきてくれるよう、この森を守り抜くことを誓いましたとさ…めでたし、めでたし‥」
「……?
おわりー?」
「つづきはぁ?」
朧「終わり〜!俺がクソあn お、兄‥ちゃんから聞いた話は、ここまでなんだ。ク‥お兄ちゃんなら、続きを知ってるかもだけどなぁ…__‥アイツには会いたくもねぇのよ。__」
「えー、お話きになるよー!おぼろぉ」
朧「きっと、このお話の続きは、世界樹さんと神様だけの秘密なんだよ」
「‥せかいじゅさんと、かみしゃまだけの、ひみちゅ?」
朧「そ。
だって。全部のお話を知っちゃったら、面白くないだろ?」
「うーん…たしかに!!」
「おはなしわかんないから、つづき、いっぱいきになる!」
朧「はは、俺も〜!!」
「わーっ」
「くるしーよぉ!」
朧「くっくっく…みんなみんな食べちゃうぞー!ガオー!」
「きゃーっ!!」
「わぁーっ」
「おにさんだぁ!」
朧「こわーい角の生えた鬼だぞー。みんなのことなんて一口だ〜!」
「にげろーっ」
「おにごっこぉ!」
朧「待て〜!!」
憐想「……__ん__もー父さんじゃんあんなの」
箋華「あはは、確かに。
でも、いっつもあんな感じだよ。子供たちが来た時は。__仕事の都合で預ける人、結構いるんだよね__」
憐想「マジィ?じゃあもうただの良い奴じゃん、嫉妬するわァ〜。
アイツが嫁作って嫁と( して子供出来たら、あんなんになるの?」
箋華「えぇ?朧のことだし、自分の子供はもうちょっとちゃんとするんじゃないかなぁ‥」
憐想「ん〜…俺、気持ち悪いぐらいにデレッデレになって甘やかすに100円!!!!」
箋華「んぇっ?
__え、えと…__じゃあ|妾《わらわ》は、もう少しちゃんとお世話する‥に、100円っ!」
憐想「ふっふっふっ…将来どっちが100円を手にすっかなァ〜」
箋華「絶対妾だよ!」
憐想「ウッソだぁ〜。絶対俺だって!」
朧「なァ~にやってんのお前ら」
憐想/箋華「「|お前《朧さんの》の将来予想で賭けして|た《るの》!」」
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[鈍感]
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「バイバイおぼろーっ!」
「ばいばーい」
「またおにごっこしよ〜!」
「またね〜!」
朧「はぁーい。じゃあな〜」
憐想「…」
「また子供たち見てもらっちゃってすみません…助かりました…!
あ、これ、お礼にどうぞ…」
朧「お、マジスか!__わー、美味しそうなクッキィ!__
ありがたくちょーだいしますっ!」
「ありがとうございました…!」
朧「いいっスよぉ。子供たち見れて俺も楽しいですからァ」
「あ、待って夢ちゃん…!!
すみません、失礼します…!」
朧「はーい。ぜひ、また来て下さいね〜」
憐想「……」
朧「…なんだよ。俺に恋でもしたか??」
憐想「__全ッ然違う。__
改めて、お前いい父ちゃんになりそうだなって思ってさ」
朧「またそれか?俺は一生、独身だろうよ」
憐想「いやァそれはないだろ。
絶対いる!!!!絶対に**朧のこと好きな奴**はいる!!!__恋愛感情で!__」
箋華「……」
朧「いや、ないって。馬鹿なこと言うなよ」
憐想「逆にこんな良い奴が好きじゃない奴いンの???」
朧「その言い方するってことはお前は俺好きってことじゃん」
憐想「好きだが?__友達として__」
朧「えー、こんな奴に好かれたくないんですけどォ〜。
そもそも、良い奴はあーゆーことしねぇの」
憐想「いやいや、あれは仕事だろー?」
朧「ともかく。
俺が好きな人なんているわけないから」
箋華「__うぐ…!__」
憐想「ヤダァ朧さんったら謙虚ぉ〜!」
朧「はいはい…」
箋華「__うぅ…__」
憐想「んじゃあ逆に好きな奴いねぇの?」
箋華「__ハッ__」
朧「?…箋華じゃん。どうしたんだよ?__体調悪いのか?__」
憐想「ホントだ。箋華ちゃんこっちおいでよー。
え、ダイジョーブ?」
箋華「だ、大丈夫…。ちょっと、|こっち《1階》のトイレに忘れ物しちゃったから取りに来ただけだよ…」
朧「そーぉ?なら良いんだけど‥」
憐想「……__へぇ‥?__」
箋華「うん、平気。忘れ物も見つかったし、妾は戻ってるね〜‥!」
憐想「箋華ちゃん箋華ちゃん」
箋華「、はい…?」
憐想「連絡先交換しよ〜♡」
箋華「エッ」
朧「ハ゛」
憐想「…あ、変な意味じゃなくて単純に。そう言えば貰ってなかったな〜って思ってさ!」
箋華「そ、そう…?別に良いけど…」
憐想「マジ?やった!!ありがと〜」
朧「…」
憐想「…なんだよ、嫉妬か?お ぼ ろ ちゃん♪?」
箋華「__えっ__」
朧「…、……殺すぞ」
憐想「アーッよくないんだぁ〜!!!__一回我慢したのに言いやがったコイツ!!__」
朧「アーッもう うるせーうるせー!!__だまらっしゃアい!!!__」
箋華「あ、あはは…」
憐想「_っと。センキュー箋華ちゃん!__あ、アイコンかわいー!__
《《相談》》ならこの憐想おにーさんが乗ってやるから、いつでも連絡してな♪」
箋華「は、はい…?」
憐想「そんじゃ俺、このあと仕事だからバイビー!」
朧「はあ…頑張れよ〜。
………………ってアイツお代払ってねェじゃんかッ!!!!?__またツケにさせられたコンチクショウッッ__」
箋華「…__“相談”‥っと、もしかして、バレてる…?いやでも、そんなわけ…__」
朧「もォ゛〜〜〜〜…!!
…箋華ァ?大丈夫か?」
箋華「エッ、アッ、うん!!!大丈夫!
妾、部屋に戻ってるね」
朧「そっか…なんかあったら言うんだぞ」
箋華「もっちろん!!」
朧「ん。今日はもう休めよ」
箋華「はーい!」
[カロリー量]
3325kcal(文字)
[裏メニュー]
今回は番外編みたいな感じです!タイトルの通り「箸休め」……とは言いつつ、ちゃっかり3000文字越え書いてるって言うね!!(。-∀-)
んま、中央機能で稼いでしまっている箇所はありますし、内容はワイのド好み(?)の手癖ですしお寿司。ちゃんと休憩になってるからいいんっスよ。
………しばらく投稿が空いても「前回いっぱい書いてたんで」って言い訳できますし…?((((殴
投稿までにちょっと間が空いてしまいましたね…宿題うらめしや…((
皆さんはこのお話の意味、理解できたでしょうか!?キーワードを集めて考えてみるとわかってくるかも…。
わかったらぜひ、ファンレターで教えて下さいね!