公開中
恋も秋も深まる日。
昨日投稿出来なくてすみませんでした🙇♀
今日もう一つ投稿します!
双黒、学生です!
この距離は付き合ってると言うのでしょうか…
ご意見いただけると幸いです。
中也side.
今朝は冷え込んだ。ドアを開けるだけで思わず震える程に。こんな日に限って掃除当番だなんて…
---
中間休み、水道の前を通りかかると太宰がいた。
「あ、中也!とおっ!」
「ちょ、おい、太宰…!」
「あ…」
「何やってんだよ!制服びしょ濡れじゃねえか!」
「ごめんごめん、まさかここまでとは思わなくて。」
「これ、乾くのか…?」
「じゃ、ブレザーだけでも脱いどけば?」
「確かに…」
と、脱いではみたものの…
「へっくし!寒い…」
悪寒がする。やっぱ着てたほうが良かったのだろうか…
バサッ…
「中也、さっきはごめんね?」
言葉と共に抱きついてきた太宰。先程までの悪寒はどこへやら、今は太宰の温もりに包まれて暑いくらいだった。
「太宰……でも、暖かい…」
---
※ここから少し太宰side.
暖かいと言ってふにゃっと笑った中也。その顔を見た途端、顔が真っ赤になった事が分かった。
---
※中也side.に戻ります
思わず零れた一言に気付いた時には、太宰の顔は真っ赤に染まった後だった。少しむっとしながらこちらを見つめる太宰。恐らく俺の顔も同じ、なんだろうな…
---
寒さが加速していく今、恋心も少しずつ加速中…。