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交換…出来ます?これ…
最近、双黒と条鐵以外のcpにもはまっています。(でも書けない…練習します!)
いつか、名探偵コナンの方でも出したい…。
条野side.
「…交換、本当に出来ます?」
思わず零れた一言。事の発端は、10分程前まで遡ります。
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「条野、隊服を交換してみないか?」
「…はい?」
「俺とお前は背恰好も似ているし、着られると思ったのだが…」
「ええ、着られないことはないでしょうが…
急にどうしたのですか?変な物でも見ました?」
「恋人同士で服装を交換する、というのが流行っていると聞いてな。」
…情報源は十中八九、燁子さんでしょうね。
ん?恋人…?、よくそんな事軽々と言えますね…
「…私達は恋人同士、なんでしたっけ…?」
「?そうではないのか?」
「そう、でしたね…」
「じゃあ…!」
「分かりましたよ、暇ですしやってみましょう。」
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とりあえず袖を通してみたはいいものの…
「条野、以外と細いんだな…」
「貴方が筋肉質なのですよ。」
「だと、しても…これはきつくないか?」
「…交換、本当に出来ます?」
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「鐵腸さんのくせに、ずるい…」
服には無頓着なのに、何でも似合ってしまう…
一体どうやったら隊服をここまで着こなせるんですかね。
「このまま任務に行ってみないか?」
「馬鹿なんですか?私の隊服千切れます。」
釦が留められず、|襯衣《シャツ》(これは流石に自分のを着てもらっています)の上に上着をただ羽織っているだけという姿の鐵腸さん。その上に、普段より微妙に小さい外套をいつも通りかけているだけなのに、妙に色っぽくて。
こんな姿、他人に見せられない…!
「…そう、だよな…済まなかった、忘れてくれ…」
「…もう、帽子だけならいいですよ…」
「!!よし、行くぞ!」
犬ですか、貴方。
「…ちょっと小動物みたい…可愛い。ずるい。」
「条野も可愛いぞ?」
「っ!
…そういう事を気軽に言わないでください!」
私の心臓が破裂します!
「…そうは言っても、事実なんだから仕方ないだろう。」
「っ!」
この人は私を口説いているのだろうか…?
もしそうなら、そんなの無駄です。
何故なら私は、もうとっくに落とされていますから…