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人がいない世界に取り残された兵器ー1ー
「世界」それは人が作り人が壊したモノである。
世界の夜は美しい、言葉に言い表せない魅力がある。
基地の窓腰からでも惹かれる美しさはいつ見ても飽きないものだ。
「神埼ちゃん」
「ライ?どうしたの?」
「これを見て」
「あぁ、機械歩兵の奴らの追跡できたの?見せて」
空中に3Dのホログラムを映し出し敵の動向を探る。
機械歩兵は「兵器人」を攻撃対象としている、なぜかはしらない。
だが敵となるものは皆破壊するしかないそうしないとこっちが全滅する。
実際に4部隊ほど先週全滅した。
そうなりたくないからみんな必死で撃破している。
和解を求める声も多く上がったが、機械に和解なんて無理だということで
撃破するしかなくなった。
「無咲!」
「.............?」
「3時間後私と一緒にここ潰しに行くよ!準備して!」
「............!」
コクッと頷き自分の部屋へ向かった。
「ライ、ランページ隊に連絡しといて、もしやばかったら援護してって」
「わかった!がんばってねぇ!」
「私を誰だと?」
司令室のドアを閉めて自分の部屋へ向かう
戦闘服に着替えてミサイルをバックに詰める。
武装を整えている間に出撃時間がきた。
「........?」
申し訳無さそうにドアを開ける無咲が「もういけますか?」と目で訴えてくる
神埼はもう準備できていた。
「大丈夫、行くよ!」
屋上のヘリポートで墓相を確認していざ出撃。
「展開」
すると神埼は浮かび上がり無咲は風で吹き飛ばされそうになった。
「無咲!下からお願いね!」
「.........!」
無咲は頷きヘリポートから飛び降りた。
高所30mはある基地のヘリポートから軽々と着地し目的地へ走り出した。
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「無咲、ついたよ、そっちは?」
「...........」
応答がない......と思ってたとき通知音。
「3:40:33:到着しました、攻撃合図を待ちます。」
「あい変わらず硬苦しいな......」
いつもカタ苦しい人は一緒にいると少し気分が悪い....無咲は除く
「いやいや、攻撃準備!武装展開!」
するとミサイルポッドが開かれ背中のLMGも出してきた。
敵は見えるだけで地対空兵器、地上兵器、近接航空兵器。
どれも地上からでは難しい、だから航空戦力を使うと撃ち落とされる。
だけど航空で破壊する、異論は認めない
「無咲、近接航空支援スタンバイ!」
「.........!」
「4:12:31:了解です。」
向こうも配置についたようだ。じゃあショウタイムだ。
「攻撃開始」
ー空転術式~爆~ー
ミサイルは赤い煙とともに吹き出し。
地上に吸われていく、そして爆発が怒った瞬間に地上で赤い光が舞い踊っている。
無咲の長斧だ、赤く光があるってことは無咲も「術式」を使ってるのか。
神埼の術式は「空転術式」空中での動作や攻撃を"極端"に底上げする。
無酒の術式は「円転術式」地対空の攻撃を爆発的に加速させる。
そんな術式だが欠点もある。それは発動時間が短い。
空転術式は34.31秒、円転術式は21.41秒だ
驚くほど短いためその間にケリがつくことはまずない。
だから術式発動中はみんな死にものぐるいで一撃でも多く当てる。
そうしないと「リバウンド」するからだ、
リバウンドは術式発動中に攻撃が殆ど当たらないと起こって、
術式発動中の移動、攻撃、味方の術式攻撃等の負荷がすべてのしかかる。
動けなくなり格好の的である。
そのため戦闘中は死にものぐるいで攻撃するのだ。
「無咲!フォローするよ!」
「....!」
LMGが全弾命中して機械歩兵たちは倒れていく。
それでも数が多いので、術式も時間切れとなってしまった。
「まっずいなぁ.......」
そのとき
「ちょいちょい!あぶないよ!」
すると機械歩兵のうえにフラスコが落ちていって。
割れた。
たちまち機械歩兵は倒れていった。
「小薬!?到着早すぎだろ!」
「梢ちゃんから位置を聞いたんだよ〜!間に合ってよかった〜!」
「わたしらはリチャージしてる!援護して!」
「おっけおっけ〜」
ー薬転術式~血吐病~ー
すると機械歩兵たちはオイル?を砲塔からだし爆発していく。
「ごくりさん!あんまり前出ないでください!」
「わかってるよEveちゃーん!」
「本当にわかってるのだか.......」
ー弾転術式~トロイド~ー
マスケット銃を片手に機械歩兵へ前進しマスケット銃を撃つ。
リロードしてまた撃つ。
「小薬!」
「うぇえ!?」
機械歩兵が小薬の目の前に、近接戦が苦手な小薬にはもうだめかと思われたが。
ドォオン!!という音で機械歩兵が吹き飛んだ。
「小薬、前に出るなといっただろ。」
「私だって戦いたいの!」
100mほど離れた位置にスナイパーライフルを構えた子がいた。
「雪野」だ。
「べつに術式使うまででもないか........」
「ぎょええええ!!!しにたくないですうう!」
と機関銃を連射する女の子。
「エルリカ、援護する!」
「わわわ!ありがとう!神埼ちゃん!」
「今のうちに術式を!」
「わわわわわわかったぁ!」
ー空転術式~時雨~ー
「うおおおおおお!!死んでたまるかぁ!」
機関銃を連射し戦線から離脱した。
「嘉穂、戦域に入ります。」
「今かよ!もう制圧するぜ!?」
「なら援護する。」
「やめてくれ、お前の術式味方も死ぬ。」
「あっそう」
ー爆転術式~核~ー
「ちょっ......!」
青白い光とともに兵器人たちと機械歩兵はトンでいく。
「あら、無事だった?」
「無事じゃねえよ!ってかおまえまた威力上げたな!」
「ぶじならいいじゃない、ナユタ隊もきてたことだし。」
「何だもう終わったのか」
「惨目.......!」
「あっ神埼さーん、」
「ニナまで!」
「まぁ、無事ならいいでしょ?それで」
「無事じゃねえっての!!!」
「なんかわたしたち出る幕なかったですね」
「別にいいんじゃないかぁ?」