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現代から鬼滅の刃の世界に飛ばされた紫音!最終章 参
最終章 参
最終章 参
早く、早く!急がなきゃっ…
「ハァ…ハァ…ハァ…」
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「ーというもの…」
月の呼吸 壱ノ型…
!! あの呼吸はっ…
「黒死牟っ!!」
「ビクッ」
「!!」 (時透
ダダンッ (後方に下がる(時透が
「フウウウウ…」 (呼吸音です。公式です。
(上弦が…二人…それも壱と零…)
霞の呼吸 肆ノ型 |移流斬り《いりゅうぎり》
「紫音か…なぜここに…」
「分かるでしょ」
フッ (二人が消え時透の技をかわす
「!」 (時透
「そうか…|あの方《・ ・ ・》の命令にそむくのか…。格上ともなると…殺すのは…たやすくないが…命令にそむくなら…殺すしか道はない…」
「僕に敵うとでも?それと…もう|二人《・ ・》居るのお忘れ?」
霞の呼吸 弐ノ型 |八重霞《やえがすみ》
ドンドンッ
「!」
ト トッ
「ち・ど・り・あ・しになってるよ?」 (耳元
「…」
神の呼吸 玖ノ型 百円満麓
「…」
トトトッ フッ
「不死川さ」
「!」 (玄弥
「命令をそむく…」
ド クン
「すなわち…」
ズッ
「死に至るという事…」
ゴトン
「玄弥ーーっ‼︎」
「不死川さんーーーっ」
「っ」 (玄弥が刀を抜く
「ぐぁっ…‼︎」
「? そうか…鬼喰いをしていたのはお前だったか…」
ドン (胴を斬られる
ドシャ
「玄弥っ!」
脚の呼吸 壱ノ型 瞬足
「…ほう。まだ絶命しない…胴を両断されても尚…」
間に合わないっ…‼︎
ヒュォ
風の呼吸 肆ノ型 |昇上砂塵嵐《しょうじょうさじんらん》
ズザザ
「風柱か…」
「その通りだぜ。テメェの頸をォ、捻じ斬る風だァ」
「兄貴…」
「不死川…実弥さん…?」
「……テメェは本当に、どうしようもねぇ|弟《・》だぜぇ。何の為に俺がァ、母親を殺してまでお前を、守ったと思ってやがる。テメェはどっかで所帯持って、家族増やして爺になるまで生きてりゃあ良かったんだよ。お袋にしてやれなかった分も、弟や妹してやれなかった分もギリギリ お前が、お前の女房や子供を幸せにすりゃあ良かっただろうが。そこには絶対に俺が、鬼なんて来させねぇから……」
「ごめん兄ちゃん…ごめん……」
「…」
「ほぅ…兄弟で…鬼狩りとは……|懐かしや《・ ・ ・ ・》…」
「よくも俺の弟を刻みやがったなァ糞目玉野郎ォオ。許さねェ、許さねェ。許さねェェ‼︎」
ヒュカッ
「!」
壱ノ型 |塵旋風《じんせんぷう》・削ぎ‼︎
ガギィ
「はァア、こりゃまた…気色の悪ィ刀だぜェ」
ギョロォ
「なァオイ‼︎」
キィィィィ
月の呼吸 伍ノ型 |月魄災渦《げっぱくさいか》
ドザザ
「はッはアッ。振り無しで斬撃を繰り出しやがる」
風の呼吸 参ノ型 |晴嵐風樹《せいらんふうじゅ》
「やりおる…肉体的にも技の…全盛と見た…」
「…」 (実弥
戦いに参戦できない…ほんの数日で技を上げてる…私と戦って同格って言ってもいい…。もう何年とあったら完全に私は零から壱に下げられていた…。
「ホオオオ」 ⚠︎呼吸、公式。
「おもしれぇ…‼︎おもしれぇぜ‼︎殺し甲斐のある鬼だ‼︎!」
風の呼吸 弐ノ型 |爪々・科戸風《そうそう しなとかぜ》
ギャゴ
ガキュ グッ ブワッ
「!」 (不死川
ギャリン ガギギギ
「…」 (黒死牟
ヒュガガガ
「ッ…」 (鼻から血が出てしまう🩸
「不死川さん…」
「古くは…戦国の…世だった…私は…このように…そうだ…風の柱とも…剣技を…高め合った…」
「ゾク」 (紫音
「不死川実弥さんっ!」
立ち位置が悪いっ…
ダンッ (地面を蹴って二人(実弥・黒死牟)の間に立つ
月の呼吸 陸ノ型 |常夜孤月・無間《とこよこげつ むけん》
「ッ…」
「おまっ」
数発は不死川実弥さんの所に行っちゃった…
「フゥ…フゥ…」
ギュルギュル
「ありがてぇ…まさか鬼に助けられようとはなァ…」
「ドクン」 (黒死牟
「猫に|木天蓼《またたび》、鬼には稀血…」
ガキュイン
「…」
トトッ
「オイオイどうしたァ?千鳥足になってるぜぇ。上弦にも効くみてェだなァこの血は‼︎俺の血の匂いで鬼は酩酊する。稀血の中でもさらに稀少な血だぜ!存分に味わえ‼︎」
「ん…僕も鬼だからね…」
酩酊するや…なんか変な感じ…。
風の呼吸 陸ノ型 |黒風烟嵐《こくふうえんらん》
「どちらにせよ人間にできて良い芸当ではない…初見なり…面白い…」
ぐらり トトッ…。ガガガガ
「微酔う感覚も何時振りか…愉快…さらには稀血…」
ヒュカッ
ぐん ドン。。。
「フゥ…フゥ…」
再生が遅い…いつもならもっともっと早いのに…
「ゲホッ…」
ガギィ クッ…ドンドン
「チッ」
月の呼吸 参ノ型 |厭忌月・銷り《えんきづき つがり》
ジャリリン…
「次々と…降って湧く…」
「我ら鬼殺隊は|百世不磨《ひゃくせいふま》。鬼をこの世から屠り去るまで…」
「不死川。そこに居るもう一人の鬼の傷の具合を少しの間見てやってくれ。その間は私が引き受ける」
「‼︎」
「はい、分かりました」
タタタッ (鬼になった紫音の元に実弥が来る
「ゲホッ…ダメ…悲鳴嶼さんと…た、たかって!」
「悲鳴嶼さんは今大きな傷を与えちゃダメ…!無惨さま、は…」
「もう喋るんじゃねェ“紫音”」
「! な、まえ…ゲホッ」
「気づくだろォ」
「けど…あの時しか会って、ない…のに」
「…別に、どうでもいいだろ…というかお前、傷が全然治ってねぇじゃねぇか」
「…無惨、さまに多分だけど。人間に戻る薬を飲まされたんだと思うの…ゲホッ…だから…一番無惨さまの…血が濃い鬼に影響が出てる…」
「てことはオメ」
「うん、“人間に戻りかけてる”」
「なら…」
「けど…無惨さまは…とても強いから…ゲホッ。薬の効果は薄いと思う。戻りかけてるとしても、無惨さまがあの繭から出てくれば…僕はまた鬼になる」
「…」
「だから、無惨が死んだら、僕は消滅する。しなかったとしても、僕は自ら死を選ぶ。自分の日輪刀で頸を斬る」
「なっ」
「これは、僕がこの世に産まれた時からの宿命だ」
「不死川さんは悲鳴嶼さんと戦って。僕は玄弥の所に行ってから一緒に戦うから」
「…分かったァ」
タッ (二人が駆け出す音
タタタタタ
「玄弥さん!」
「⁉︎」
「平気だから!体をくっつける」
「…」
「お前…誰なんだよ」
「…紫音。上弦の零。って言ったらいいかな?」
「なんで俺たちを助けるんだ…」
「誰にも死んでほしくないから…って言っても無惨さまとの戦いで沢山の人達が死んでしまう。だから…だから僕がみんなに放たれる攻撃をこの体で防いで守るんだ。この鬼の体で」
「…」
「驚くよね。鬼なのに人間の味方って、けど僕は、人間の味方になりたいんだ」
「人間が大好きだから、人間っていい人が沢山いる。だから大好き!けど、私達鬼のせいでたくさんの人たちが死んでしまう。それが悪人ならよしとしよう。けど、それが善人なら容赦しない。この戦いにいる全員がそうだ」
「…」
「あ、そろそろくっつくね」
「紫音さん、あそこに落ちてる上弦の髪とってきてくれねぇか」
「ダメだよ?」
「けどっ」
「食べるつもりでしょ」
「ッ…」
「あれ黒死牟の髪だよ?黒死牟が死んだら玄弥さんも消滅するよ?」
「…いいんだ。兄貴の役に立てたらそれで」
「何言ってるの?それが不死川さんが望んでる事?お兄さんが望んでる事?玄弥さんさ、そもそも不死川さんに鬼殺隊辞めろってずっーと言われてたでしょ?」
「ドキッ」
「はい当たった〜。それを無視してまでここにきたんだったら生きて、生きて、生きながらえて不死川さんと“家族”と幸せになるんだよ」
「!」
「ニコッ ね?けど…確かに呼吸が使えない玄弥さんじゃ力になれないね…」
「…」 (玄弥が顔を顰める
「あーあ、そう言う顔しないで!これ、飲んで」
「え…」
「あー、えっとね?これ胡蝶さんのところからもらった(本当は自分で作った)薬!鬼の血を飲んでも鬼にはならないけど身体能力とか全部上がるの!鬼みたいに」
「それ飲めって?」
「あったりー!ほいほい飲んで飲んで〜!」
「…」
「そんな全力拒否の顔しないでよ」
「力になりたいんでしょ?」
「…」
「ほい」 (玄弥の口元に薬の開け口(?)を当てる
「ゴクッ…」
ドクンドクンドクンドクン
「んで次僕の血ね」
チャプン (瓶に入った血の音
「う…」
「ま、そうなるわなあー(w)大丈夫無惨さまの細胞だけは取り除いてあるから」
「…ゴクン」
「スゲェ…一瞬で胴がしっかり繋がった…」
「けど鬼にはなってないっしょ?」
「コクコク」 (頷く
可愛いなオイ。僕の弟にしようかな?
「ニコニコ んじゃ行ってこい‼︎」
「…」
タッタッタッタッ…
「僕も行かなきゃね!」
ダンッ
風の呼吸 漆ノ型 岩の呼吸 壱ノ型
|勁風・天狗風《けいふう てんぐかぜ》 |蛇紋岩・双極《じゃもんがん そうきょく》
ビリビリビリビリ
「まだだっ‼︎畳み掛けろ‼︎頸を、頸を斬るまでは」
「頸を‼︎」
「そうだその通りだ」
!
ヒュオ
「着物を裂かれた程度では…赤子も死なぬ……貴様ら二人を討ち果たしてしまえば…残りは容易く済みそうだ…」
そんなっ!ま…
終わり。
如何でしたか?無惨復活まで後なん時間とありません!!果たして紫音は黒死牟を倒し玄弥・無一郎を生き残らせることはできるのでしょうか?次回お楽しみにー!おつ桜🌸