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曲パロ / ビビデバ ①
初めての曲パロです!!
**①**
「は、つまんないわ」
"完璧王妃"アメルダ・リリアーはつぶやいた。
彼女は、|多才天才《たさいてんさい》の完璧な王妃だった。
絵を描けば、賞をとり。
歌を歌えば、歌手がうなだれ。
誰もが見破れないマジック。
そのトリックを一発で見破り。
学問は、ピカイチ。
大臣を唸らせる、的確な政策を提案した。
誰も文句を言わない、非の打ちどころのない王妃だった。
「奇蹟なんて起きないでしょうが、こればっかりは願うしかないのよね」
自由になりたい、なんて言うけれど。
自由になって何になるの?
私はいつも自由だけれど、とても退屈よ?
|巷《ちまた》では、貧しい娘が輝かしい王妃になるような物語が流行っているけれど。
王妃になって何をするの?
秒針は、音を立てて私の資料作りを急かす魔物のようよ?
人生なんて一瞬というけれど。
私には退屈で退屈で仕方がない。
「はあ━━━━、魔法でも起きないかしら」
カチ、カチ、カチ、カチ。
突然、時計の音が鳴り響く。
やけに大きな音だった。
目の前にやけにまぶしい光が見えて、思わず目をつぶった。
---
「は、ここはどこ?」
周囲が光っていた。
私よりも遥かに背の高い建物に囲まれていた。
いろいろなところでカラフルな色が弾けていた。
建物はどれも四角く、縦長で、私の国とは何もかもが違った。
「ねえ、あなた。もしかして異世界人?」
突然、後ろから声をかけられた。
「え、"イセカイジン"?」
「そう、異世界から来た人のこと。えっと、初めて異世界人と会ったときは何て言うんだっけな」
その人物は考え込む仕草をしてから、パチンと指を鳴らした。
「そう、思い出した!」
**「ようこそ、光の街"トウキョウ"へ。あなたの願いはこの街が叶えてくれます」**
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声をかけてきた彼女━━━リノとともに"イセカイジントウロクセンター"なるものにやって来た。
私に関する手続きを済ませ、リノは「はあ?!ほとんど私のこと聞いてるじゃん!」と文句を言いながら彼女の手続きを頑張っていた。
彼女の手続きの方が、何かと面倒なのかもしれない。
「あ、外で待っててもいいよ。どうせここにいても、難しいだろうしつまんないだろうし。すぐそこにベンチがあるからそこで待ってて!」
そう言って、リノに"たぴおか"なるものを、「まだ、口つけてないから!」と渡された。
改めて見ると、さきほどリノが言っていた通り、"光の街"だ。
カラフルな色と、光が弾けている。
…そして、リノに渡されたこの"たぴおか"。
…これは、何だろう。
飲み物であるのは分かるが。
揺らすとところどころ見えるこの黒い物体は一体…?
私は、恐る恐る細長い筒…?に口をつけ、吸ってみる。
………な!!!
なんて!!!
「おいしいの!!?」
これは、ミルクティーだったのね?!
そして、この黒い物体は?!!
なんなのこの絶妙な食感!!!?
生まれて初めてこんなに美味しい飲み物に出会ったわ!!!
"おしゃまな馬車 飛び乗ってdrivin'
あたしは大変身 メイクアップ!"
突然、縦長な建物の黒い大きな板から音楽と映像が流れ始めた。
"我儘のまにまに 煌めきに注意
洒落な街でdancin' "
分からない言葉がところどころにあったが、
"左様なら グッバイ劣等感
何時かは 喝采クラップオウデエンス
皆皆 御唱和あれ!"
私は、とにかくそれに、引き込まれていた。
初めての曲パロ…
短編で終わるはずが…………!!!
また、長くなってしまった…!!!
最近、書きたいシリーズも増えてるし、本文も増えてるし…やばいです。
アイデアが止まんねぇ…
次回で終わる…予定。
ここまで読んでいただきありがとうございました!よければファンレターなど送っていただけると嬉しいです!
やってほしい曲パロあったら、曲名送ってください!!