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天使と悪魔
俺は頭に何人か人間を飼っている。
ガキが二匹と大人が二人。兄が二人に特殊ケースが二匹。
全員名前が付いていて、俺の人生に口を出す。
ただ普通に生きてるだけなのに。いちいち口を出してくるから。
人生やり辛くてしょうがない、ゲーム実況のコメントが脳内にながれてくるみたいな。
本当にやり辛い。
ある日___
普通に駄弁ってた昼下がり。股の間に伝うもの。
またかと思えば気分は下がる。
まーちゃん「男の話をしてたからだろ?」
しーちゃん「女の子としゃべってたからよね?」
そんなことじゃない。そんな意味じゃない。
生理現象に変わりないのに、天使と悪魔がささやいてくる。
天使は俺の思考を読んで。俺の理想に沿ってナイフでえぐる。
悪魔も俺の思考を読んで、俺の理想を掻き消してぶんなぐる。
天使も悪魔も味方じゃないし。天使も悪魔も容赦がない。
人と会っては思うこと。苦手な相手に思うこと。
(また会った、何でここに居んねん)
Ray「お前みたいな人間がそんなこと言う権利あんの?」
啓ちゃん「あんなやつ。つきとばしちまえ。」
そんなこと思ってない。そんなこと思いたくない。
俺は健全な人間なのに、社交担当は当たりが強い。
Ray兄はすぐに自己(?)他己(?)否定する。
啓ちゃんはすぐに暴力行為。
世間体、見栄はいいけれど。中身は真っ黒でわからない。
少し失敗したりする。一寸こけるとか、何か落とすとか。
甘噛みしても、勘が外れても。ささいなことで、怒鳴り声。
兄貴「お前何やってんだよwそんなこともできねぇの?最低のカス野郎だなw」
兄さん「大丈夫。そんなこと気にしないで。僕は頑張ってるの知ってるよ。」
そんなん頼んでない。言ってほしくない。
ご丁寧すぎる飴と鞭。二人で一人なワンセット。
兄貴は全力DV男。心に刺せる言葉をわかってる。
兄さんは謝罪と慰めまみれ。相手の心を壊せる天才。
二人は俺の為に生きてないし、自分のために人を殺せる。
文書くときだけでてくる唯斗はまともにかいわもできないし。
六歳のユゥ君は「おなかすいた」「ママ」「眠い」「疲れた」
六歳児の話なんて聞いてられんし。
ママとか言われても俺乳でないし。
何ならおれが母親欲しいくらいに切羽詰ってんのに。
餓鬼の子守なんざさせてんなよ。。。
せかいはすさんでる。
八人の声がひっきりなしに響く脳内が。
俺の世界をくすませる。
まともに一人称視点で生きていきたかった。
三人称のゲーム画面から早く抜け出したい。
しーちゃん、まーちゃんが俺の思考を笑って。
Ray兄と啓ちゃんが現実の裏側を見せてきて。
兄貴と兄さんが人間の本質を見せてくれて。
唯斗とユゥ君が俺の素のキャラを奪ってく。
俺は誰としていればいい?俺はそもそも何処に居る??俺は何なんだ???
ゲームを操る実況者なら、そっちの世界につれていけ。
此処でこの視点でいる限り。俺の地獄は変わらない。
いつか誰かが分かってくれる。そんな期待もあったけど。
外側の外側に立ってしまえば誰とも話はかみ合わない。
俺をけなし続ける俺は、俺をかばい続ける俺は。誰なんだ。。。
途中