サバサバJKは王子様系が地雷 1

平凡な、平凡な高校生活。 それが2年目に突入した歳。 ​ 「はーぁ、」 早く帰りたい。帰らせて先生。 ​ そんなことをぼーっと考えていると、人混みに入ってしまった。 ​ なんだよ邪魔だな…( ​ かき分けて進むと、高身長の男子の頭が見えた。 あ、これやばいかも。 ​ 興味が無いフリをして、その場から立ち去ろうとした瞬間。 ​ 物珍しかったのか、そいつは私に…… ​ 「君、可愛いね。もしかしてクラス同じ？」 ​ ​ ​ 「え、キモ……」 あ、言っちゃった。 割と即答で。 マジ何言ってんだこいつ。 スン顔で見ていると、横から友人の声が。 「おー、鈴木がイケメンに絡まれてるー」 「おい棒読みやめい」 「地雷と一緒にいるとか面白すぎて笑う」 「それは言うな」 そのまま私たちは、そのイケメンと取り巻きを置いてクラスへ向かった。 「今年も同クラとかやばいな」 「それなーーー5年連続？？」 「笑」 そのまま流れ作業の様に、教室の扉を開けた。