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女子生徒A 第八話
林沢レオ
死んだように過ごすうち、11月になった。
本当に死んだよう、意識がない、何をしていても何も感じない。
銃も手に入れられていない。
もう自殺を諦めようか。
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家のチャイムが鳴り私は対応のため家のドアを開けた。
夏に会った二人がいた。笑っていた。
よく考えれば銃を欲しがる女子高生は見たことがないと笑いながら紙箱を渡してきた。
久しぶりにありがたいと思った。また殴らせてあげたくなった。
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メリーゴーランドを模した箱を開けると私が憧れた拳銃そのものが入っていた。
綺麗。
ここ最近感じていなかったことが一気に押し寄せる。気付くと涙が出てきた。
箱の中にはその他にも弾丸、拳銃を拭くための布、そしてあの日に撮られた写真十数枚が入っていた。
痛々しい痣がついた私の腕や腹が鮮明に写っていた。
私はこれほどまでポジティブな気持ちになったことは本当に久しぶりだと思った。
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私は何かあの二人に恩返しがしたいと考えた。
彼らは私がどのように拳銃を使うか知りたいらしい。
私はそのビデオを彼らに渡すことにした。
しかし、私が死んでしまったからにはどうすうこともできない。協力してくれる人間を見つける必要がある。
私はあの、乾という男子に目をつけた。