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感情を、胸を、張り裂ける思いを
「この薬は、地中に深くおさまっているものなんだ…」
「そ、そんな!まさか!」
「薬は作るのに数年かかる、君たちではクラスメイトが死ぬのを」
「や、やめろ、それ以上は!」
「…みすみす見てなきゃならねぇんだよぉ!
早口、動き、何もかもが絶望的なこの舞台。
有名漫画のパクリ台本、どこかで見たような話。
私は、こんなゴミのような舞台に立っている…
主人公として。
何よりも自分がやりたかった、やらないといけなかった。
私は、今日は一日限りの「僕」を演じなければならない。
台本は終わりになる。
今日一番の、動きのある場所。
ここで、観客の目を覚まさせる。
私は、つまらない劇を面白く帰るのが夢なのだから!
「…僕に、やらせて。」
「な、渚!」
ラスボスとも言える緊張感。
この演技をするために、元のアニメもいっぱい見てきた。
手の鳴らし方も、たくさん練習してきた。
今日こそが結末なのだったら…
「…」
『パチンッ』
我ながらいい音がした。
これに動転した相手は倒れ込んだため、素早く動きを捉えて…
後ろからガッチリ固める。
演技はうまくいったようだった。
こんな結末も、いいものなのだろう。
何が書きたかったかわからないけど
とりあえず暗殺教室再熱〜