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#1(前編)
みなさんこんにちは!うりゅです!色々あって前に書いていた小説を削除して、新しい物語(解釈創作)を書こうと思います。第三話を待っていた方は、本当に申し訳ありませんでした。誤字や分かりづらいこと等があると思いますが、「《ボカロ曲解釈創作》モニタリング」を最後まで読んでいただけると幸いです。では、本編どうぞ⇓
最後に学校に行ったのはいつだろう。なんで俺はこんなことに手をつけてしてしまったのだろう。もう俺には生きている価値など到底ない。頭の中でそのような言葉がぐるぐる回っている。
スマホ:「ピコン」
スマホが光って通知がなる。ゲームかなんかの通知だと思ったが違った。幼馴染であり、俺の好きな人の「ミク」からのメールの通知だった。
ミク:「もしもーし。ねぇ…大丈夫?…」
ミク:「んー、心配だから今からそっち行くね」
ミクからメールが来たことに驚いたが、心配してくれているのは勿論嬉しい。
数分後、家のチャイムが鳴る。いつもなら居留守にするが、俺は玄関へ向かう。ドアスコープを覗くとそこにはミクが居る。
俺はただ無言でドアスコープを覗いてる。体が動かない。声が出ない。
ミク:「私知ってるよ、君が一人✗✗してんの。どうせバレてるんだし言っちゃえば?効いてんの〜?w」
罵倒気味にそう言ってミクはこっちを見る。
ミク:「ねえ一緒に話そうよ。泣いていいよ。もう何も我慢しなくていいからさ。いっぱい出してね。」
ニコッと笑いながらドアスコープに顔を近づけて言う。
ミク:「私、君が欲しいの愛の才能で慰めさせて。ねえ、いいでしょう?君のこと、飲み干したい。」
ミク:「私のこと、頼り散らしてね。最高なんだから。君の〝痛い〟感じていたい。吸い取って救いたい。」
俺はもう、心がだいぶ打たれていた。
ミク:「見たい、君の中。分かってあげたい、君のこと」
俺は引き込まれるようにずっとドアスコープを覗いていた。
ミク:「君、悔しいでしょ。知ってるよ。私は君を推すことをやめないから。だって君は、できる子でしょ。私、知ってるよ。辛いときは弱いくらいが丁度いいよ。私それでも好きだよ。」
俺は胸がもうはち切れそうだった。ニヤけが止まらなかった。
それと同時に急に視界が歪んできて、頭の中でミクの動きが走馬灯のように流れてくる。心配そうにこっちを見つめたり、しゃがみ込みながらこっちを見たり、ベランダから外を見つめたり。様々なミクが頭の中で行ったり来たりしている。
ミク:「君が欲しいの!名前を呼んでよ、いつでも会いに行くから!〝君は一人なんかじゃない〟私が居るから!ソロプレイはもうお仕舞いなんだよ!」
ミク:「君がどんな時も、私そばにいるね。ずっと見守ってるから。怖くないよ。」
ひまわりの花束を持ってミクは言う。俺のために持ってきてくれていることを考えるとさらに胸の高鳴りが収まらなくなってくる。
ミク:「私、君が欲しいの愛の才能で慰めさせて。ねえ、いいでしょう?君のこと、飲み干したい。」
ミク:「私のこと、頼り散らしてね。最高なんだから。君の〝痛い〟感じていたい。覗いていたい。吸い取って救いたい。」
ミク:「私、知ってるよ。君が一人泣いてるの。凹んで弱音吐いてんの。君のこと何度だって、絶対受け止めるから。もう我慢しないで、いっぱい出してね。」
ミクが俺のことを慰めてくれている。心がかなり救われる。だって認めてくれるのはミクしか居ないのだから。ミクに会いたい、顔を見たい。俺はもうドアを開けていた。
ミクはさっきとは違って何故か少しびっくりした様子でこっちを見ていた。
ー終わりー
最後まで読んでいただきありがとうございました。この物語は、DECO*27様作曲の「モニタリング」と、「モニタリングBest Friend Remix」を元に創作しています。良ければ次の物語も見ていただけると幸いです。次は「モニタリングBest Friend Remix」を元にして書こうと思います。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。