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甘い毒。それは生きる意味だったー1話完結長編ー
ホストの話で、一応R18つけておきます。
1,生きている意味とはなんだろう。
私はなんのために生きているのだろうか。恋人なんて、、いない。家族は、私に暴力を振る父親だけ。
そんな私はただ毎日、会社に行って電話を取って、取引先で頭を下げるだけ。私に生きる意味なんてあるのかな。
2,唯に連れられて。
私、早絵は38歳OL。今日は、大学時代の唯に「息抜きしよう。」って言われた。てっきり、温泉とかサウナとか映画とか?そんなんだと思っていた。でも、実際はそれよりももっとひどいところに連れてこられた。**ホスト**だ。
唯はるんるんとその扉を開ける。
「タイガってきょういるー?」奥から、「いるよー。ちょっと待ってね。」と声が聞こえてくる。
ー数分後ー
「あ、来たんだー。今日もシクヨロー」チャラい見た目の彼がタイガか。若いな。30ぐらい。
唯は私の腕をつかんでいった。「このひと、大学時代の友達。誰か、つけてあげて!」
タイガは不思議そうに言った。「へぇー。こことか来る絵柄じゃないじゃん。」
そう言って、奥に案内された。嫌な予感しかしない。
3,裏方
なんなのよ。ここは、唯はタイガが担当らしい。タイガと唯はもう店を出た。私は結局取り残された。
(面倒くさいなあ。)そんなふうに思っていると。
「邪魔んだよ!くそが!」と怒声が飛んでくる。酔っ払った客だろうか。
スーツに酒がかかる。(これ、濃度高いじゃん。匂い残ったら嫌だなあ。)
そう思って、水をぶっかける。すると、横から、すっと何かが差し出された。
ーお金?ー
彼はネームプレートに「裏方ーレン」と描かれていた。
達筆のその文字は彼自身の文字なのだろうか。
40代前半に見える。しかし、ルックスはよく、今でも客を取れるんじゃないかと思う。
「クリーニング代です。」彼がお金をおいた瞬間思わず息を呑んだ。
**火傷の跡。**
彼の頬から右目にかけて出来ている。ああ。これが原因なのか。だから、裏方なのか。
でも、今日はもうそのまま帰ったのだった。
4.ホームレス
会社で怒鳴られた。というか、罪をなすりつけられた。
「お前は、今日を持って、、、クビだ!社員寮ももう荷物まとめさせたからな!」
会社が首になる分にはべつにいいんだけど。
家がないのは困るなあ。どうしようか。
ああ、あそこかな。
最終章 ぬくもり
気づいたら、あの店の前にいた。ドアを開ける。
すると、またあのいやらしい光景が写っていた。
でも、その端にはレンもいた。
安心してしまったのか。足に力が入らなくなる。
彼は駆け寄ってくれた。
「外の空気吸ったほうがいいんじゃないですか。」
そして、彼は私を外の裏道を抜けて、住宅街まで連れてきてくれた。
ーああ。彼がいるから、生きる意味になっているんだ。たった数日で彼がかけがえのないものになっているんだー
短編だよ。長くてごめんね。一応、自主企画用。