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気掛かり1
始業式の日ー
私、|暮崖沙子《くれがけさこ》。自分でもまぁまぁ頭はいい方じゃないかなぁ、と思ってる。5年生の時も委員長だったから、今年もなりたいな。
ドキドキ。ドキドキ。もうすぐ立候補タイム!
「えー、それでは、6年b組の委員長に立候補したい人はいますか。」
私は、地面と垂直になるくらいピーンと手を挙げた。
そしてチラチラ周りを見る。他にいないかな…いて欲しくないな…。
「暮崖さんだけか?ならみんな、それで決定でいいな。」
半数は頷いてくれた。また半数はどうでも良さそうにペン回しをしたり外を眺めたりしてる。
「じゃあ、暮崖さん、挨拶して。」
あー、いつものね。
「こんにちは。初めましての人は少ないと思いますが、はじめまして。暮崖沙子です。このクラスをまとめる代表として日々努めていきますのでよろしくお願いします。」
クラスメイトに敬語って、やっぱ慣れないなぁ。
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3週間後。4月も末になってきました〜。私はいつも目に入る男子がいる。友達が1人もいなくて、よく学校を休む男子。メガネをかけていて制服のブレザーも一番上までボタンを閉じている。一見頭が良さそうに見えるけど…そうでもなさそう。
そう、|柴谷清介《しばやせいすけ》だ。噂によると、たしか去年の春に転校すてきたんだっけ。大丈夫かな?去年からこの様子なんだろうか。
毎日、私は柴谷の様子を見ていた。
どうやら、給食がパンの日に休むらしい。でもやっぱり友達となにかあるのかな…
もうすぐ遠足だっていうのに。誰とグループ組むんだろう。
先生に頼みに行こうかな。
それで職員室に行って担任の三浦先生を呼び出した。
「なんだ?急に呼び出して。昼休みくらいみんなと遊べばどうd…」
「先生。遠足のグループは私に決めさせてください。」
(そそそ、そっちーー?(全読者))
はい、1話はこれで終わりでーす!
リクエストありがとうございますっ!
代表作になるかは、もう少しリクエストを待ってみるので
後で決めさせていただきます。
読んでくれて、ありがとう。