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魔界王子にお帰り頂く、1個の方法。
*machida.
私は兼山 カネヤ。伊村学園の生徒。
そして今__急いで通学路を通り抜けてる。
兼山「はぁッ…あと20分でHR始まっちゃう…ょ…」
高校に入学した日から、今日まで無遅刻無欠席だった。
別に皆勤賞を狙う優等生気取りしてる訳じゃない。
でも、ここまで来て遅刻は…許されない。
兼山(人生に一度は…取ってみたい!賞を!)
私はそう心の中で叫ぶ。
そして急いで走っていたらイチョウ杉並に差し掛かった。
兼山「うわっ…!」
私は急いでたせいで落ち葉に滑ってつんのめり、そのままビタンと転んでしまった。
兼山「痛ッ…、うわー、最悪ッ…」
派手に転んだから、皮が剥けてる。怖い。
下を見ていて、気付いた。なにか地面に書かれている、と言う事を。
私はその地面に書かれている物を見た。それは…
『幻の魔法陣』だった。
私はその幻の魔法陣に手を伸ばした。そしたら手先から血が下垂れた。
兼山「うわぁッ!」
手から血が下垂れた瞬間、とてつもない光を放った。
そして、目を開けるとそこにはツノが生えた悪魔っぽい人が現れた。
兼山(何か…召喚…しちゃった…?)
⁇「貴様か?俺を読んだのは」
兼山(やっちゃった〜、)
⁇「おい、聞いてるか?貴様」
兼山「は、はい…、」
兼山「でも…」
⁇「よっしゃ。久しぶりに命貰える〜」
兼山「へ?」
兼山「も、もう遅刻するので失礼します!」
私は逃げるように急いで走った。
走ったら後ろに気配が感じて、後ろを振り向いたら…
⁇「待て」
兼山「え…」
⁇「貴様の名前はなんだ」
兼山「えっと…兼山、カネヤです…」
⁇「へー」
⁇「ちなみに俺はカナキ・レッドだ。」
兼山「カナキさん…ですか?」
カナキ「あぁ、そう読んでくれ」
兼山「は、はい…分かりました…」
兼山「では!」
ダッダッダッダッ
〜カナキ・レッド視点〜
兼山、というヤツが俺を召喚したのか。
面白そうなヤツだな。
コホン、では、追いかけるとしよう。
〜兼山視点〜
あの人のせいで遅刻した…!
もー!大っ嫌い!
ん…?後ろに気配が…、そんな訳ないか。
カナキ「おい」
兼山「あ」
カナキ「お前、魂をくれるんだよな?」
兼山「ヾ(@⌒ー⌒@)ノ」(バイバイ)
ダッダッダッダッ
はぁ…はぁ…あ?!
いっけない!学校の方じゃなくて家の方いっちゃった!!
もう今日は仕方ない。諦めよう。
そして、兼山ちゃんは寝れなくなったのでした!w