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【GAME5 アイストップ】
ちえ「さあ次のゲームに行くよー!」
🐑「…」
もう誰も何も言わなかった
言えなかったんだ
仲間がどんどんいなくなって、
死んでいくのを目の前で見て、
苦しさとつらさと悲しみが襲ってきて、
何度も吐き気がして、
ちえ「次のゲームは『アイストップ』だよー!」
ちえ「このゲームは1番ルールが単純な気がするな…」
ちえ「簡単に言えばだるまさんがころんだだよ!」
⚡「だるま…」
あの記憶が蘇る
苦しくて痛い記憶
👓「…もう、いいよお前は…、何も喋るな…」
ちえ「ええー!?どうしてー!?」
ちえ「皆んなに絶望してる表情を見せなきゃ!それが私のお仕事だもーん!w」
🎸「…チッ」
空気が重く痛い
これが地獄の空間か
ちえ「皆んなはここからスタート!」
ちえ「ゴールはあの奥だよ!」
指を指された方を見ると、100mほど離れたところに旗が立っていた
ちえ「ゴールの所にはラインが引いてあるからそこを超えればクリア!」
ちえ「でも、もし見られてるのに動いちゃったり、最後までラインを越えれなかったら、」
ちえ「鬼の持ってる銃で撃たれちゃいまーす!」
❄️「……そうですか」
🦊「死ぬ…か、そっか…」
もう笑い声なんて聞こえない
静寂、ただそれだけだった
---
⚡「…もう、敵やからな」
🌷「え…っ、」
🎸「…当たり前だろ、こんな状況で守ったりとか出来るわけ、」
そうか、
もう誰も味方じゃないんだ
自分が死んでも悲しんでくれる人なんて、
もういないのか
🐑「……そうだね」
俺は頷いた
それでさえ苦しかった
ちえ「それじゃー!用意…スタートー!」
--- `だーるまさんがこーろんだ` ---
🐸「…」
鬼らしき者が後ろを向いている隙に全員が走り出す
誰も何も喋らなかった
ちえ「あ、ちなみに瞬きとか喋るのとかはOKだよ!」
👓「…分かった」
--- `だーるまさんがころんーだ` ---
❄️「っ…危ない」
⚡「気をつけ…っ、……何でもない」
後ろを向く度進む、
後ろを向く度進む、
という工程が何回も繰り返された
俺達は今までの精神的疲労や肉体的疲労が蓄積されていて
50mを超えた辺りから走るのでさえしんどくなってきた
まだ半分もあるのに
足が動かない
⚡「はぁ…はぁ…っ、」
周りのメンバーも息切れをしていた
❄️「嘘…皆んな早い…っ、」
現時点で先頭はたっつん、
1番後ろだったのはるなだった
🐸「…」
るながそう呟いても誰も何も言わなかった
自分が生き残ることで精一杯で、
心配してる暇なんて無かったからだ
--- `だるまさんがー…ころんだ` ---
⚡「あと…もう少し」
🦊「落ち着け…落ち着け…っ」
---
それから十数分経った
🐸「いける…!」
--- `だーるまさんがーこーろんだ` ---
⚡「おし、ゴール…っ!」
たっつんがゴールして、
後に続くようにシヴァさん、もふくんがゴールした
どうしよう
攻めるのが怖くて少しずつ進んでいたせいで
るなに追いつかれてしまった
このままじゃ俺が…
--- `だるまさんがころんだ` ---
早口で言われた
焦っていたこともあった
怖くて身体が思うように動かなかった
だから、
🐑「うわ…っ、!?」
バランスを崩してしまった
転ぶ、死ぬ、怖い
その3つしか出てこなくて頭が真っ白になった
その時だった
腕を掴まれ、転ばずに済んだのは
でも仲間との距離はだいぶ空いている
てことは、
誰かが自分を犠牲に俺を助けた、?
なんで?
一体誰が…
🐑「え…っ、」
🎸「……大丈夫?」
🐑「うり…っ、?」
うりは俺の手首を掴んでいた
おかげで俺はぎりぎり動かずに済んだ
でも、うりは…
🎸「…俺動いちまったわ、w」
呆れたような笑顔
その笑顔を見ただけで
俺の胸は苦しくなった
🐑「なんで…っ、なんで俺なんか助けて…っ!!」
🎸「…なんでだろな」
🎸「ヒロくんの声が聞こえた時、」
🎸「行かなきゃ、って思って」
🎸「気付いたら、足が動いてた…w」
あぁ、そうか
🐸「…うり、」
⚡「嘘…やろ、」
❄️「っ…」
皆んな口ではああ言ってたけど、
結局、見捨てられないんだ
皆んな優しいから
どんなにしんどくてもつらくても
大切な人が死んだら悲しい顔をする
🐑「俺…やだ…っ、やだよ…」
🎸「…ごめんな」
ちえ「ということで〜?うりくんが動いちゃったので殺されるのはうりくんでーす!!」
🎸「…死ぬのか、俺」
🐑「やだ…っ!やだよ…!!」
🎸「…運命には逆らえない」
🎸「皆んな頑張れよな、w」
うりは優しい顔で笑った
視界が滲んでいく
🎸「…ヒロくん」
🎸「俺、ヒロくんのこと守って後悔してないよ」
🎸『…当たり前だろ、こんな状況で守ったりとか出来るわけ、』
🎸「…あんなこと言ったけど、あれは本心じゃないんだ」
🎸「本当は、守りたかった」
🎸「誰かが殺されそうになったら、俺が守って死のうと思った」
🎸「…俺はからぴちの用心棒だからさ、w」
うりは俺の頬に手を当てて笑った
🎸「今までありがとな」(ニコッ
「`ターゲットロックオン`」
🐑「ぁ…っ、あぁ…」
🎸「…来いよ」
うりは笑顔を消して正面を向いた
🎸「撃つなら撃てよ、殺せよっ!!!」
ちえ「それじゃあ…w」
🎸「じゃぱさん、のあさん、ゆあんくん、えとさん…、」
🎸「今…逢いに行くからな…、ポロッ」
うりは涙を零しながら目を閉じた
🐑「やだ…、や…っ」
ちえ「ばんっ!」
バンッッ
ちえの声と同時に銃声が鳴り響いた
🎸「……」(バタッ
うりは何も言わずに倒れた
見たくなかったけど、
でも見てしまった
うりは、
頭を撃ち抜かれて死んでいた
🐑「…う、り、、」
恐る恐る手に触れる
その手はまだ暖かくて、
うりの匂いがうっすらとした
🐑「ぁ…っ、ああぁっ…」
🐑「うり…っ、うりぃ…っ!ポロッ」
🐑「ああぁあ…っ、あぁ…っ、ポロッ」
声をあげて泣くのはあまり慣れない
でも声が零れてしまう
苦しい時間がずっと続く
こんなことなら、
俺も、早く……
ゲームクリア、おめでとうございます。
次のステージに移ります。
おつなこ!!!