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走馬灯
みゃあ
いつもこうだ
いつも間にか身体が動かなくなる
「.........ぁ
ハッ......ハッ...ハッッッッッ......」
息......苦し......ッ
誰か助け......
「ヴッケホッケホッッ.......はぁ...はぁ...まただ...
またこの息苦しさ......」
**バンッッッ**
ドアが強く開く
お母さん「ちょっと尚汰!!!!何よのの点数!!!!92点数とかいう点数取ってきて!!!なんで100点取れないの?!、!お母さんがお勉強全部教えてきたの無駄だったっていうの?!?!
あなたが頑張らなかったせいじゃないの?!?!?!全部お母さんのせいになるの????貴方のせいで私はまたあぁぁぁあもう!!!──────!!!!!」
僕の名前は 縄奥 尚汰(なおき しょうた)
ヒステリックで、精神の病気を持ってる
お母さんが育ててきた操り人形の名前だよ
お母さんの言う事と、思いどうりにならないといつもこうなる...いつもだ
「ごめんなさい、お母さん......僕、次は頑張るから......」
ガシッ
お母さんが僕の髪を引っ張る
「痛いっっ!!!痛いよお母さん!」
お母さん「うるさい!!!!次なんてないのよ!!!!!今100点取れないと全部無意味なの!!!!!あんたはお母さんの代わりに良い人生を歩まなきゃいけないの!!!!あんたが偉そうな口聞いてるからいけないのよ?!?!?!!そのせいで点数にも影響が出て!!!!いつも!!!いつもいつもそう!!!!!!あんたはいっつもわがままばかり!!!!!黙った私の言う事聞いとけばいいのよ!!!」
ドンッッ
お母さんはいい終わると、強く僕を床に投げるんだ、多分痛みで理解させているのだろう、私には逆らうな、逆らうとこうする
という感じで
「......はい」
僕は機嫌を逆撫でしないために慎重に発言する、何回も投げられるのは勘弁だからね
お母さん「はぁ......はぁ...ッ...ふん、よく言えたじゃない、早く勉強するわよ、お母さんは時間が無いから黙って自学してなさい?あんたが頑張れば全部上手く行くの」
「......分かりました」
そうして僕はリビングを出て、階段を上がって言った
〜自分の部屋
「ゔぇ......吐きそ"ぅぅ......心臓苦し......
お腹痛い"...........」
吐き気を催しながらも、すぐさま勉強へ取り掛かる
ツーーーーーン......
勉強へと集中が向いた瞬間、耳鳴りがした
頭が耳から突き刺されたような感覚だった
「...............?!」
声が出せなくなり耳は耳鳴り以外聞こえなくなってしまった、次の瞬間
僕は倒れた
ピーポーピーポーピーポー
〜病院
「ぁ......ここ、は...?」
僕は目を覚ますと病院にいた、時計があったため時間を確認すると、
丸1日眠っていたようだった
お母さん「───!────...」
僕はお母さんの言ってる事を聞き取れ無かった、それでも僕の心には
無視されたと思われるだろうな...髪を引っ張られるのかな...
と思っているうちに、僕はさっき起きたばっかりなのに
いつの間にか深い深い眠りに着いてしまう
〜夢
「あれ...歩ける......?」
カツン......カツン...
「こっち、くる...誰だろう」
彼女は僕の真横で止まり、こう囁く
───おいで
〜病院
「また、寝てた...?」
目が覚めると、今度はお母さんがいなかった
...あれ、また苦しい
縛られている感じがした
一体誰に......?
なんでだろう......?
そんな時、彼女が囁いてきた
?「君のお母さんのせいでしょう?
本当は君もわかってる、わからないフリを
してるだけ、お母さんを殺せば──」
彼女は消えてしまった、恐らくもう現れないだろう...そう感じた
ツゥゥゥゥゥウン,...
耳鳴りと同時に流れてくる風景
これは...走馬灯......?
〜見ている走馬灯
「あんたが頑張れば、全部上手くいくの」
じゃあ、僕は頑張ってなかったの...?
「早く勉強するわよ」
僕は勉強しかしてはいけないの...?
「貴方のせいで私はまたぁぁ!!」
そっか、全部僕のせいなんだ
僕が居るから
あれ...まあ苦しいや......でも、さっきより、楽.......かも────
僕はさらに眠った
二度と起きれない呪縛で眠った