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エレクロ 本編 第3話「エレメンターとは」
前回に続き大変お待たせしました!!
多分ここから文字の量がキモいことになると思います......
書き方とかが前回とだいぶ違うんじゃないかな?
考察要素は少し入ってると思います!!
ですので、ぜひ考察して読んでみてください!!
あぁ〜もっといい表現ができるようになりたいっっ!!
**本編 第3話「エレメンターとは」**
____主な登場人物たち____
レッド・フレイア
レイラ・アクランド
_________________
レッドは、突如動きを止めた。そして、しばらく画面を眺めている。
レッド「まさかとは思ったが、本当にそのまさかだったとは........」
俺は驚きを隠すことができなかった。予想外のことだ。だって、あの___。
レイラ「ねぇ、本当にどうしたの?顔色悪いよ?」
レッド「あぁ....そうだな.....一旦落ち着こうか」
レイラはまだ何も知らないようだ。自分の興味本位で調べていたものが.......
だが、きっとこれは間違いじゃない。まるで、おとぎ話のようだが、そうだ。
きちんとレイラにも説明しなきゃいけない。
レッド「レイラ、お前本当にエレメンターって知らないのか?」
レイラ「そうだけど......?」
レッド「まぁそうだよな。じゃぁ、左手のマーク見てみろ」
レイラ「うん?」
レイラは純粋で天然すぎる。普通だったら、異常だというこの出来事に、
まぁいっか!のノリで過ごしている。まぁそれも、あいつのいいところなのかもな。
そして、俺は、レイラにパソコンの画面を見せる。
レッド「ほら、この写真、俺達のやつと似ていないか?」
レイラ「そうかなぁ?何かのアザじゃない?」
レッド「こんな形が整ったアザがあるか」
レイラ「ないとは限らない.....!」
レッド「まぁ、過去のエレメンターと呼ばれる人たちもこのマークがあったらしい」
レイラ「へぇ〜面白いじゃん。それより、おやつ食べたい〜」
レイラはあまり興味がないのか、おやつ食べたいとまで言い出した。
これじゃ、幼い子供に読み聞かせしてるみたいじゃないか。けど、しょうがない......
レッド「__で、そのエレメンターっていうのは、この世に起こる異変?
みたいなのを解決する人たちのことらしいんだが.......詳しいことは.....」
レイラ「あぁ〜秘密警察みたいな?その隠語なんじゃない?__((モグモグ__」
もはやレイラは持ってきた自作のクッキーを食べながらそう言った。
え?俺がおかしいのか?何か最近、おかしいことがあるなと感じていたんだが.....
急に建物が爆発したりとか、急にものが凍ったりとか、などなど。
普通じゃ絶対にありえないが起きている。今までは、そんなの.......なかったのに.....
正直、ただの偶然だと思いたいのが山々だ。でも、やっぱりおかしいって...........
レッド「......レイラはいつも通りだな......悪い、俺がおかしかったのかも.....」
レイラ「えっ、そーなの?そういえば、調べたいことは見つかった?」
レッド「いや、思ってたのと違うものだった......じゃ、また明日.....」
---
--- **「本当に、そう感じているのか? そこの少年よ__ 」** ---
---
レッド「えっ、誰........?」
なんだ......これは。聞いたことのない、不思議な声だった。
そして、レッドはその謎の声が聞こえた方向へと振り向く。
そこに視線を向けると、目の前は突然、何か見覚えのある光に包まれていた。
レッド「.....なっ!ま、眩しい!!」
レイラ「えっ!?えっ!?急に驚かせないでよ、レッド......!!」
レッド「お、俺なわけないだろ!!」
__しばらくして、やっと光が収まり、視界が開けると、
そこには、`〝あの狐〟`が2匹、宙に浮いていた。そして、こちらをじっと見ている。
よく見ると、片方は炎を纏っており、もう片方は水と氷を纏っている。
どちらもそれで間違いないだろうが、とても普通の炎と水、氷だとは思えない。
何か.......不思議な何かを感じさせるものだった。
??「.......っふ、どちらも不思議そうな顔をしているな。まぁ、無理もない」
??「私たちが授けたうちの2人は、この子たちで間違いないようね」
??「そうだな。それでは、ごきげんよう。レッド、レイラ」
口を開いたかと思えば、不思議な狐のうちの1匹が、レッドとレイラの名を口にした。
やっぱり、普通じゃない。まるで夢のようだ。一体、この生き物たちは.......
レッド「いや待て待て待て。なぜ、俺たちの名前を知ってる?」
レイラ「喋る狐さんって........あっ!!あのときピカピカ野郎!?」
??「ピカピカ野郎とは失礼ね....私たちは__ 」
??「まぁまぁ、そう焦るな。まずは自己紹介だろ?」
??「そうね.....自己紹介ね。じゃぁ、先よろしく」
フレイ「全く.....俺は**『フレイ』**単刀直入にいおう、**炎の神獣**だ」
ミズリー「私は**『ミズリー』**フレイと同じく、**水と氷の神獣**よ」
フレイ「__ってことで、これからよろしくな」
レッド「......」
レイラ「......」
ミズリー「うん?どうしたの?急に黙り込んで.....」
あっさりその神獣とやらにそう言われるが、
レッドとレイラにとってはあっさりじゃすまない出来事だ。
故に、2人ともしばらく黙り込んでしまった。
レッド「し、神獣!?は?え?そんなわけ......」
レイラ「神獣......?何か聞いたことあるよね?」
レッド「なんでお前はそんなあっさり受け止めてんだよ((」
レイラ「だってフレ.....なんとかと、ミズ....なんとかがそう言ってるじゃん」
レッド「全く覚えてないのか........」
フレイ「突然の出来事で申し訳ないな。だが、俺たちはあの神獣だ」
ミズリー「知ってくれてるなんて、**`さすがエレメンター`**ね」
フレイ「選んだかいがあったかな?ふっ....やっぱり、あのときの子と少し似てるな」
ミズリー「今後が楽しみになるわね」
レッド「いや、勝手に話が進んでるんだが.....
俺たちはそのエレメンターってのが、どんなのかは詳しく知らないぞ?」
ミズリー「まぁ、知らなくて当然よね。それを今から説明する」
フレイ「分からないことは俺たちに聞けばいい、それじゃ、いくぞ?」
レッド&レイラ「えーー!?!?!」
---
**◇神獣たちによる説明の要約◇**
まず、炎、水(氷)、風、雷をそれぞれ司った4匹の神獣が、
この世の4人にそれぞれ1つのエレメントを授けた。
今回の場合は、レッドが炎、レイラが水(氷)のエレメントを授けられた。
この2人がこの世の4人に授けられた人たちのうちの2人にあたる。
そして、神獣にエレメントを授けられた人たちを『エレメンター』と呼ぶ。
そのエレメンターたちは、この世に起こる〝異変〟を解決していく役目がある。
簡単にいうと、エレメンターでの任務だと思ってくれればいい。
異変を解決しているというこの現状は、あまり世間には知られていないが、
今までそうしてこれたのは、過去のエレメンターが抑えてくれたおかげだという。
その異変というのは、自然現象でも、人がただ起こした事件でもない、
**〝ある組織〟**が主に起こしている異常事態のことを指す。
最近までは、神獣たちだけでその〝異変〟をなんとか抑えることができたが、
そのある組織の活動や勢力が最近になって急に活発になり、
神獣たちだけでは様々なリスクがあることからも完全には抑えられず、
エレメンターの力が必要となった今、4人のうちのレッドとレイラが選ばれた。
だが、残念ながらその組織についての情報などは全て把握しきれていないため、
組織の完全な撲滅や特定とまでは今まで1度も達成できていない。
つまり、まとめると、2人には我々の任務をこなしてもらう、ということだ。
---
フレイ「.......長くなったが、まぁこんな感じだ。
色々難しいことを言ったが、そこはあまり気にするな」
ミズリー「簡単にいう、任務をこなしてもらえれば大丈夫だから」
フレイ「始めはそんなもんだな。いきなり難しいことをしたって、しょうがない」
レッド「......は、はぁ.........そう........なのか.......」
レイラ「えっ....えっ.....私、そんなこと.....」
レッドとレイラはやはり驚きを隠せない。それは神獣たちもよく分かっている。
なぜなら、どんな人だって、生きている限り不安という感情は感じるものだから。
フレイ「確かに最初は不安だよな......あの頃の子も、こんな感じだった」
ミズリー「安心して、裏方ながらに私たちもついてるんだから」
フレイ「そう。最初からじゃんじゃんこなせる|者《やつ》はいないからな」
神獣たちは2人を落ち着かせるために優しく声をかけた。
そして段々と、2人も落ち着きを取り戻し、レッドが先に口を開く。
レッド「........改めて、まさかとは思ったが、そのまさかだったとはな」
レイラ「......ふぅ、私たち、エレメンターなんだ......」
レッド「よし。まずは受け止めない限り話は始まらない」
フレイ「さすがだな。もう落ち着いたか?」
レッド「俺たち....これから、どうすれば.......」
フレイ「そう焦るな。いつも通り学校へ行ったりして、日常を過ごしてくれ。
その中で、所々任務をこなしてもらう」
レッド「そうなのか。でも、どうやって任務を伝える?」
フレイ「君たちの左手に、刻印があるだろう。それが使える」
レッド「これ、ただの刻印じゃないんだ.......」
レイラ「ほぉ〜.......!しゅごい.....」
フレイ「エレメンターである証だ。それに、君たちは念話ができるはずだ」
レッド「念話.......?」
フレイ「我々が直接君たちの脳に話しかけることだ」
レッド「それじゃ、俺たちからはどうやって.....」
フレイ「簡単だ。考え事のように話しかけると、繋がる」
レッド「ほ、ほう......」
フレイ「まぁ、その他のことはそのときになってからだ」
ミズリー「早速、近頃で嫌な予感がするの。もしかしたら出番かもね」
レイラ「.......ごくり.........」
フレイ「まぁ、今日はもう遅いし、続きは明日だな」
レッド「分かった。また会おう」
......こうして、突如現れた神獣たちとの会話は終わった。
それと同時に、自分たちがエレメンターとしての日が始まる。
2人は、エレメンターの任務をこなすことができるのか。
いや......エレメンターとして、この世界の______。
**『レッド・フレイア』**
**『レイラ・アクランド』**
今、2人のエレメンターの幕が開く。
**本編 第3話「エレメンターとは」 終わり**
展開急すぎるかな.......?
もし説明とかがよく分からなかったらどんどん質問してください!!
(リクエスト箱へゴー!!)