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宝ハン 〜後日談その1〜
<「隼人くん、今日予定ある?」
あれから、沙織ちゃんと仲良くなった僕は、家で一緒に遊ぶほどの仲になった。
もちろん、一緒にプールで練習させてもらっている。
海に行くのはまだ怖いから、まずは水に慣れようと思う。
「いや、特にないよ。今日も練習する?」>
普段は週に2回の練習だけど、練習予定日に用事があるのかも知れない。
<「いや、今日クリスマスだから、一緒にどこか行きたいなって。」
ドキン
<「おー、お前もクリボッチ回避か。いいなぁ。」
僕と仲良くしてもらっている友達に声をかけられる。
<「_告白するのか?」
―――っ、気づかれてたのか。
「やっぱり、お前には敵わないよ。」>
<「ずっと親友してるからな。」
そう、僕は沙織ちゃんと仲良くさせてもらった結果。
沙織ちゃんをずっと目で追っていることに気づいた。
いわゆる**好き**というやつだ。
だけど、このままでいい。
宝石の沙織ちゃんを僕が砕きさえしなければ。
沙織ちゃんが傷つきさえしなければ。
次回をお楽しみに!