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公開中

学園物語 別End

はい!目が合ったそこの君!「シリーズは一話完結なのに一話完結じゃないジャマイ力」って思っただろ!?ふふ…YouTuberと同じだよ…バズるネタは摩擦でなくなるまで擦るのだよ…
暗い部屋の中。 窓には分厚いカーテンが掛けられ、時計の音すら響かない。 ただ、わらびの荒い息と、茂の震える声だけが満ちていた。 「愛してる、愛してる、愛してる……」 茂はわらびの手を両手で握りしめ、爪が食い込むほど強く抱き寄せる。 そのオッドアイは涙で濡れながらも、狂おしい光を宿していた。 「俺を見て……俺だけを見て……! わらびが笑うのも、泣くのも、全部俺のためだけでいい。 だから、他の誰かに向けないで。俺にだけ、愛してるって言って」 わらびは必死に「やめて、離して」と言うが、茂は首を振り、さらに強く抱きしめる。 「ダメだよ……俺、もう止まらない。 わらびが俺を置いていったあの時から、俺の中は“愛してる”でいっぱいになって…… もう壊れそうなんだ」 そして、わらびの耳元で何度も何度も囁く。 「愛してる、愛してる、愛してる……」 声が震えて、涙と嗚咽が混ざり、もはや呪いのように繰り返される。 最後には、わらびも抗う気力をなくし、ただその言葉の渦に飲み込まれていった。 ――“愛してる”という鎖で、二人は永遠に結ばれたのだった。