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幻獣バトル#1 仲間
今回は5人まとめて1話です。
大変遅くなり申し訳ありません。
あと、色々あり有栖と篠のペアを交代させてもらってます。(一応0話も直しておきました。)
〜燈守莉愛〜
「私の名前は|林水 音子美《りんすい ねこみ》!好きな風に呼んで!」
彼女・・・音子美はそう言って笑った。
「じゃあ、音子美ちゃんね。」
「うん!」
・・・見たところ強いオーラは感じられない・・・それとも強さを隠せるほど強いのか?
「あ、そうそう莉愛ちゃんはさ、昼の方と夜の方どっちに出たいの?」
幻獣バトルは昼と夜に分かれていて、受付の時にどちらに出たいか決められるのだ。
(あ、初対面で莉愛ですか。まあいいけど。)
「昼だよ。」
「え~!!!私も一緒!!よかった~昼の方が明るいもんね!」
「音子美ちゃんは夜でもよかったの?」
「そうだよ!まあ昼の方がいいけどね。」
ちなみに、私が昼を選んだのは私の能力で作り出す草が光合成できるからだ。
すると、いきなり突風が吹いた。
「うわぁ!」
音子美の赤い髪がふわっと動く。
「そういえば音子美ちゃん、髪長いけど結ばないの?」
私も髪は長い・・・が結んでいる。
「まあね!それより開会式まで時間があることだし、なんかしようよ!」
「・・・うん。そうだね。」
~毛睨もい~
「私は|三谷 白《さんたに びゃく》。」
三谷さんはまるで雪女のように白い髪がとてもきれいな人だった。
「?どうかした?」
「あ、いや・・・三谷さんの・・・髪がきれいだな、と・・・。」
「白でいいわよ。ありがとう。あなたもとってもきれいよ。」
「あ、ありがとうございますっ・・・!」
「三t・・・白ちゃんって・・・昼か夜どっちですか?」
「夜だけど・・・。」
「え・・・」
「もしかして昼だった?ごめんね。」
「あ、いえいえ。ただ見やすいからってだけなので・・・。」
もしペアの相手の選択が違う場合、ランダムに決まる。
(まあいいけど・・・。)
「開会式までまだ時間があるわね・・・。さっきあったクレープでも食べる?私がおごるから。」
「いやいやおごるなんてそんな・・・自分で出します。」
「そう?」
~神崎冬華~
「俺は|稲田 雷《いなだ らい》。」
「稲田の稲は稲妻か?」
「そんなん知らねえよ・・・。先祖がつけたんだろ。先祖に聞け。」
「ふん、ノリが悪いな。」
「悪かったな。」
雷は青い目を細くして機嫌が悪そうだ。
「まあいい。お前は夜か?」
「そうだ。・・・こういう質問をしたってことはお前も夜か?」
「当たりだ。」
「・・・暇だしなんか食べるか?」
「我はスイカを食べたい。」
「は?スイカ・・・?お前・・・はあ?」
よほど我の答えが意外だったのだろうか。
「スイカ・・・人間界にしか生えてないぞ。」
「何!?」
「知らなかったのか・・・。」
~早乙女有栖~
「そうか。俺は|風吹 爽《かざぶき そう》。」
「おお~風吹きそうって?」
「知らねえよ親がつけた名前だからな!!」
「まあまあ落ち着いて爽く~ん。」
「・・・・・・・・・。」
「あれ~もしかして怒ってる~?真面目くん?」
「っ・・・・このまま色々突っ込んでたらお前とは絶っっっっ対にやっていけなさそうだから見逃してやる。」
「ピュ~やっさし~い!」
「で?お前は昼か?夜か?」
爽くんは怒りを抑えた顔で言っている。けど怒ってるのすぐ分かるけどね~。
「夜だよ。」
「俺は昼だ。」
「じゃ、ランダムだね。・・・開会式まで一緒にゲームする?」
「は?なんで俺が?」
「あれ~負けたくないのかな~???」
「ア゛?望むところだよ!!!」
~姫野篠~
「僕は|硬岩 守《かたいわ まもる》です。」
「ふ~ん?」
守は左の方に前髪を垂らしているため、左目がよく見えない。
「・・・あなたは昼にしましたか?夜にしましたか?」
「夜だよ~なんとなくね。」
「そうですか・・・僕は昼です。まあどちらでもいいですけどね。」
「敬語じゃなくていいんだよ?」
「あ、これ癖のようなもで・・・ごめんなさい。」
「いや・・・まあいいけど。」
ちょっとペース崩れるなあ・・・。
「まあ、開会式までなんか一緒に遊ぼっか?何か得意なものある?」
「ああ・・・ゲーム、というかクレーンゲームは得意ですかね。」
「え。すご。さっき僕欲しいのあったんだよね!!とってくれない?」
「ええもちろん。」
~??~
「っと・・・まさかあなたが相手とはね。」
「そうだね・・・。ちょっとびっくり。」
「ま、いいんじゃない?よく知ってるし。」
「うん。頑張ろう。」
「当たり前。能力の相性もいいし。」
「優勝したいね・・・。」
やっとかけました・・・これであと開会式挟んで、戦闘ですね。
お待たせしてすいません。
読んでくださりありがとうございました!